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糖尿病の原因は「肥満」ではなく「マグネシウム不足」だった?

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「生活習慣病」の一つとして日本人に蔓延している「糖尿病」。厚生労働省の2007年のデータによれば、糖尿病を患う人は全国に2,210万人いると推定されている。その合併症には失明やえそなどがあり、時には死に至ることもある深刻な病だ。

糖尿病の原因はこれまで、「食べすぎ」や「飲みすぎ」、「運動不足」などによる「肥満」とされてきたが、実は「肥満でないのに糖尿病の人」は多い。そこで東京慈恵医科大学教授の横田邦信氏が「定説」と「現実」のギャップに疑問を感じ調査を重ねたところ、新たな原因にたどりついたという。それは、「マグネシウム」の不足なのだとか。

同氏の著書「糖尿病ならすぐに『これ』を食べなさい!」によると、日本では1960年代ころから日本人の食生活が欧米型に変化し、それと同時に、マグネシウムを多分に含んだ「大麦やあわ、ひえなどの雑穀類」の摂取量が激減。さらに、1972年に法律で全国の塩田が廃止され、機械化された「イオン交換膜製塩法」が登場したことで、それまで食塩10グラムにつき50ミリグラムあったマグネシウムが、3ミリグラムにまで激減してしまったという。以下のグラフでは、ちょうど1970年辺りから、「平均エネルギー摂取量」や「脂肪摂取量」は増えていないのに、糖尿病有病率がぐんぐんあがっているのがわかる。

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さらに、こちらの表をご覧いただけば、2005年から、いかに日本人が「マグネシウム」不足になっているかがわかる。
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マグネシウムは、骨や歯の重要な構成成分である他、インスリンの働きにも大きく関わっている。糖尿病の症状を改善・予防するためには、ナッツ類、海藻類、魚介類、野菜類、豆類、玄米など、マグネシウムをたっぷり含んだ食材を積極的に毎日のメニューに取り入れることが大切だ。







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