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睡眠に満足している人も要注意!「睡眠不足症候群」とは

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あなたは自分の睡眠に満足しているだろうか?睡眠に大体満足している人でも、毎日の少しの睡眠不足が重なって、なんとなく体が不調になることがある。

今回は睡眠に満足している人もなりやすい「睡眠不足症候群」について紹介しよう。

□睡眠の自己評価 大学で調査
奈良女子大学で睡眠と日中の活動に関する調査が女子大学生321名を対象に行われた。

調査の結果、睡眠が規則正しいほど睡眠の自己評価が良くなるという結果がでた。また、比較的規則正しい睡眠を取っている9名の学生を対象にデータを取ったところ、平均の就寝時刻は0時半〜2時半、起床時刻は7時〜9時半で、毎日の就寝と起床時間が不規則であるほど、日中の居眠りが多くなったという。

毎日の睡眠が規則的で睡眠の自己評価が高い人でも、意識をしなければ毎日の就寝と起床時間を一定にするのは難しいだろう。たとえ毎日の睡眠不足が少しでも、それがたまれば体に不調が現われる。

□睡眠を意識していない人が注意したい!「睡眠不足症候群」とは
慢性的な睡眠不足が続いているにもかかわらず、本人に自覚がないために、強い眠気を生じることを「睡眠不足症候群」と呼ぶ。

睡眠不足による症状が眠気だけなら分かりやすいが、そのほかにも疲労感、注意力の欠如、やる気の低下、イライラなどが症状として現れることがある。

そのため睡眠不足症候群は、本人が原因を自覚しにくいという特徴があり、普段の睡眠に満足している人も注意が必要だ。

睡眠不足症候群は、多忙な人や、夜更かしをする人、そして平均より長い睡眠時間が必要になる「ロングスリーパー」がなりやすいとされている。

□睡眠不足症候群の予防法は
睡眠不足症候群を防ぐには、まずは自分の睡眠不足に気づくことが第一歩となる。

東京医科大学の井上雄一教授は、睡眠不足かどうかを知る目安となるのが、休日の睡眠の長さが平日よりプラス2時間以内であるかどうかを知ることだと指摘している。休日にいつもより2時間以上多く寝てしまう人は、普段の睡眠時間が不足している可能性がある。

自分の睡眠不足に気付いたら、自分にとって適切な睡眠時間を知ることが大切だ。一般的に、睡眠は7〜8時間が良いとされているが、ロングスリーパーではこれでは睡眠不足となってしまう可能性がある。

自分にとって適切な睡眠時間を知って、生活習慣を整えて睡眠不足を解消すれば、日頃の心身の不調の解決に役立つだろう。




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