2013年05月01日
氷河期到来?30年以内に地球は次の寒冷期を迎えると発表:ロシア
温暖化が危ぶまれる一方で、地球はまもなく250年の寒冷期に突入すると唱える科学者がいる。サンクトペテルブルクにあるプルコヴォ天文台の専門家Yuri Nagovitsyn氏は、すでに太陽活動が減少傾向にあると語る。
地球は太陽活動の影響を受け、定期的に寒冷期を迎えてきた。前回の低太陽活動期は“小氷河期”と呼ばれ、1650年から約200年間続き、かなり過酷なものであったらしい。当時の絵画には、凍りついたテムズ川をスケートで渡る市民の姿が描かれている。
次の寒冷期の到来は2030年から2040年の間と予測されているが、前回ほど大々的なものではないだろうと専門家は述べた。寒冷期がくるのなら、一方の温暖化はどうなるのか。ロシア科学アカデミー所属のVladimir Kotlyakov氏は、「人間の活動や産業が排出する要因は環境に大きな影響を及ぼすが、自然の力はそれをはるかに凌ぐ強力なものである」と語る。しかしCO2による温室ガス効果の方がより影響が大きいとする意見もあり、判断は難しい。
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