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“良い癖”をつけることでストレスも上手に対処できるようになるとの調査結果



ストレスを溜めると、過食の原因になったり、浪費してしまったり、周りの人に八つ当たりしてしまったりとろくなことはない。しかし、こういった制御不可能な状態にあるときでも、“良い癖”を身につけておくことで、無意識のうちに自分自身をコントロールすることができるようになるという。

学術誌Journal of Personality and Social Psychologyに掲載された調査によると、人は、ストレスを感じた時に暴飲暴食や喫煙などの“悪い癖”に走りがちだが、それと同じくらい“良い癖”をおこなう確率も高いそう。例えば、シャワーを浴びたり早朝の散歩に行ったりなど、毎日おこなっている習慣はなんの苦もなくこなせるのと同じように、エクササイズなどの“良い癖”を日頃からつけておくことで、ストレス下でも自暴自棄にならずに済むのだとか。

実験では、試験期間中でストレスの溜まった学生たちの生活習慣を観察したところ、日頃からジャンクフードばかりを食べている学生は、ストレスを感じるとよりジャンクフードの消費量が増えることがわかったそう。一方で、普段から健康的な食生活をしている学生は、ストレスを感じてもジャンクフードに走らず、普段通りの食事をしていたとか。また、新聞を読むことを毎日の日課にしている学生は、試験期間中の時間がないときでもこの日課を欠かさなかったほか、定期的にジムで運動している学生も、普段通りジム通いを続けていたという。

調査を主導したウェンディ・ウッズ氏によれば、「人は精神的に疲れているときほど新たなことを試す気力がないので、体に染みついた昔からの癖を実行するもの」とか。そのため、意志が弱い人ほど、良い癖をつけておくことが重要なのだそうだ。






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