2014年01月08日
てんかんの薬で歌ヘタが改善できる可能性が明らかに
音痴が恥ずかしくてカラオケが楽しめない。音痴だから人前で歌うのがイヤだ。音痴だからモテない…などなど、音痴でお悩みの方に朗報だ。なんと、ハーバード大学の研究により、音痴はクスリで治せる可能性が明らかになったのだ。
バルプロ酸ナトリウム、またはバルプロエートと呼ばれるこのクスリ。抗けいれん薬や精神安定の効果があり、主にてんかんや双極性障害、うつなどの治療に用いられている。
実験では、新しい物事を学習しなくなった大人のマウスにバルプロ酸ナトリウムを摂取したところ、生まれたばかりの赤ちゃんのように再び脳が発達して学べるようになったとか。そこで、このクスリを音楽の経験のない若い男性24人に15日間与え、その間に絶対音感を習得する方法を説いたビデオを観てもらうという人体実験を実施。
すると、実験終了後に受けた絶対音感を測定するテストにおいて、すべての被験者のスコアがアップしていたという。(ただし、絶対音感を身につけられた被験者はいなかったそうだ。)
なお、バルプロ酸ナトリウムには眠気やふらつき、頭痛などといった副作用があるため長期に渡って継続的に摂取するには向かない。そのため、これらの副作用が改善されない限りは、音痴の特効薬として許可されることはないとのことだ。
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