2019年07月01日
ひび割れかかとを治す薬剤師おすすめの薬と改善の3ステップとは
かかとのひび割れで歩くのも辛い。今回の相談者さんはそんな悩みを抱えています。マラソンをする時にはかかとをかばって走るために、膝に負担がかかってしまうとのこと。かかとのひび割れにいい薬はないのか、どのように改善すべきなのか薬剤師の方にお聞きしました。
40代男性からの相談：「かかとのひび割れを治す薬などはありますか？」
『 今年になって、かかとのひび割れがでてきてショックです。
今までは、わりと脂性だと思っていて、乾燥になやむことはなかったのですが、今年になって何かかかとが痛いなと思ったらぱっくりとひび割れそしていました。普段、歩く時もそうですが、私はマラソンをするのでその時に困ります。
無理な体制で走った結果、膝や腰にも負担がくるようになりました。暑がりなので靴下はすぐに脱いでしまいます。かかとのひび割れを治すのにいい方法はないでしょうか。 』
ひび割れたかかとにいい薬と改善の3ステップとは？
薬剤師の方にひび割れたかかとへの対処法をお聞きしました。市販の薬とかかとのひび割れを治すための3つの手順について解説していただきました。
『 かかとのひび割れ用の市販薬として、メンソレータムのヒビプロKTαやムヒのヒビケアFT軟膏などもあります。保湿効果の他に、血行をよくしたり、皮膚の新陳代謝を高める効果も期待できます。(薬剤師) 』
『 ひび割れたかかとのケア方法ですが、古い角質を削る、保水、コーティングの3つのステップが有効です。(薬剤師) 』
『 まず、古い角質を削ることですが、自宅でできる軽石ややすりもありますが、削りすぎには要注意です。フットケアの専門施設がありますので、そちらで正しい削り方を教えてもらうことをおすすめします。(薬剤師) 』
『 次に保水ですが、こちらは、特に入浴後にたっぷりと化粧水をぬりたくってください。(薬剤師) 』
『 かかとのひび割れには、保湿を心がけてかかとを乾燥から守ることが大切です。(薬剤師) 』
『 そして、最後にクリームでコーティングしてあげます。クリームは皮膚を柔らかくする尿素入りのものや、血行を促進するビタミンE配合のものがおすすめです。(薬剤師) 』
『 お風呂上りのかかとが柔らかくなっているときに保湿クリームをたっぷり塗りましょう。さらに、その上から靴下を履くと効果的です。(薬剤師) 』
『 クリームを足裏に塗るとベタベタすると思いますが、靴下を履くのが嫌でしたら、スリッパで保護してあげるといいです。(薬剤師) 』
かかとのひび割れの原因を知ることも大切
専門家によれば、かかとばひび割れてしまう原因はいくつかあり、場合によっては皮膚科を受診する必要もあるといいます。
『 かかとのひび割れは、乾燥はもちろんですが、足底への過度の刺激も原因の1つと考えられています。日常生活時やマラソンの際、底の薄い靴を履いているようでしたら、靴を見直してみることも試してみてください。(薬剤師) 』
『 かかとのひび割れの主な原因は、皮膚の乾燥で、角質が厚く硬くなり、体重や歩く刺激によってひび割れを生じやすくなります。さらに、血行不良や新陳代謝の低下も原因となります。(薬剤師) 』
『 保湿を心がけてもなかなか改善が見られない場合は、水虫が原因である可能性もありますので、早めに皮膚科を受診することをおすすめします。(薬剤師) 』
かかとの耐えがたい痛み、時には出血することもあり、辛い症状です。しかし、しっかりとケアをしてあげることで改善させることもできるかもしれません。また、なかなか改善しないようであれば、かかとのひび割れの原因も含めて皮膚科を受診するのが望ましいでしょう。
