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諸外国が羨む?「日本の医療」が優れている4つの特徴

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どこか体の不調を覚え、医療機関にかかるとき、私たちは健康保険証をもって、総合病院や個人医院に向かいます。これを私たち日本人はごく普通のこととして感じていますが、世界から見ると、日本の医療制度はいろんな面で優れていると評価されるようです。

今回は、日本の医療の優れた面について、医師に詳しい話を聞いてきました。

その1:健康保険制度
日本の医療制度が、海外と比較して優れているのは、まず健康保険制度ではないでしょうか。

収入によって健康保険の月々の掛け金に差はあるものの、諸外国と比較すると家計にそれほど負担にならない額に設定されています。

また、かかる金額にも、保険外医療を除けば、上限が設けられていて、大きな病気にかかっても破産するような心配はしなくて済む場合がほとんどでしょう。


その2:専門医の受診
もう一つ、日本の医療制度の優れているところとしてよく言われるのが、専門医に会うまでの時間の短さです。

私たちは、目に痛みが出れば眼科、湿疹が出たら皮膚科を受診するのが当たり前のようになっていますが、アメリカやヨーロッパの多くの国々では、まず、PCP(Primary Care Physician)と呼ばれるプライマリーケア医に予約をとり、そこから必要性を認められれば紹介状を書いてもらって、初めて専門医の予約がとれるようになる、という仕組みです。

そもそもPCPに予約をとる時点で数週間を要することも多く、日本のシステムに慣れた私たちから見ると、非常に複雑で時間のかかる仕組みではないでしょうか。

その3:わかりやすい会計
日本であれば、外来の場合も入院の場合も、病院を出る前に会計が済み、支払いを終わらせて帰るというのが一般的です。

しかし、アメリカなどでは、数カ月たってから自宅に請求書が送られてくる、というパターンが多いようです。また、健康保険によって請求額が異なることも当然のことなので、健康保険の会社を変えたら、同じ内容の受診であってもずいぶん請求額が異なった、ということも、よくあるようです。

一般にアメリカなどでは、日本よりは金額自体高いことが多いので、しばらくの間ドキドキしながら待つことになりますね。実際に医療費が原因で破産してしまうという問題もアメリカには蔓延しているそうです。

その4:医療機器や技術
医療機器や技術が優れているものも、日本の医療の特徴です。

内視鏡など、日本の医療機器は国際的にもハイレベルであることが知られており、特にアジア方面からは医療ツーリズムなどで、日本の優れた技術を導入している人間ドックを受けるために来日される方も増えているようです。


日本の医療制度がいかに国民に優しいかということがお分かりいただけたかと思います。

医療や医療費は、私たちの生活に深くかかわる問題でありながら、日本に生まれ育った私たちは、あまり意識しないのではないかと思います。
これは大きな病気にかかると、本人の命だけではなく、家族ともども経済的破たんの恐怖を味わうことになる国のかたにとっては、非常にうらやましいことでしょう。

もちろん医療のシステムや地方の医師不足など、日本でもまだ、さまざまな問題点は残されていますが、平均的に見れば、世界の中で、比較的恵まれた環境に置かれているということがいえそうです。




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