2019年11月21日
四十肩や五十肩になりやすいのはどんな人?
歳をとって、肩が動かなくなる四十肩・五十肩。なりたくないという人がほとんどではありますが、では、どのような人がこの症状に陥ってしまうのでしょうか。専門家のご意見を伺いました。
30代男性からの相談:「どういう人が四十肩や五十肩になるのですか?」
『 40歳がそろそろ近づいてきて、少し心配なのは「四十肩」です。実際会社の先輩が毎日肩がかなり辛そうだったので、自分もパソコンを使った仕事をしているのでそうならないかが少し心配です。
そこで質問なのは四十肩もしくは五十肩というものは実際にはどういうものでこういう運動や生活習慣をするとなりやすい、なりにくいとか実際になってしまったらどういうストレッチや運動をすると治りやすいのかとかそのあたりの情報を教えて欲しいです。 』
四十肩・五十肩になりやすいのは、こんなタイプ
どのような要素で四十肩や五十肩になってしまうのでしょうか。専門家の回答をまとめました。もし、将来四十肩や五十肩になりたくないという人は、注意してみてはいかがでしょうか。
『 40歳になったから、50歳になったからといって、四十肩や五十肩になるわけではありません。それよりも若い年代でも同じような症状になることはあります。(看護師) 』
『 四十肩や五十肩の病名は肩関節周辺炎といいます。このような状態になってしまうのは、病気やケガなどを経験したり重いカバンなどを同じ肩にかけていたリ姿勢が悪かったりという外傷や肩に負担をかけるような激しい運動、睡眠不足や偏った食事などの生活習慣だったりストレスだったりが長期的に負担がかかることによって起こります。(看護師) 』
『 四十肩、五十肩は俗称で、正式な病名は肩関節周囲炎といいます。関節そのものではなく、その周囲の筋肉の炎症を起こすことにより、関節可動域が狭くなるのです。(看護師) 』
『 確かにストレッチなど日ごろから運動している人には少ないかもしれませんね。しかし、正直なところ、この疾患になるかどうかは体質的なものが大きいと思います。(看護師) 』
『 肩関節周囲炎で典型的なのは、上肢の挙上、上肢を後ろに回した時に痛みが出ます。日常生活では高いところのものがとりにくい、悪化すれば更衣が難しくなるなどがあります。(看護師) 』
『 周囲にそうした病気の人がいると、気に病んでしまうのもわかりますが、気にしすぎず、ほどほどの運動を続けていればよいのではないでしょうか。実際運動していなくてもならない人もいますしね。(看護師) 』
『 肩関節周囲炎は誰にでもなる可能性はあります。予防やなってしまった場合には、正しい姿勢や生活習慣に直すようにしましょう。運動をするにしても、正しいフォームで行うことが大切です。(看護師) 』
実際のところ、四十肩や五十肩の原因は様々にあり、特定が難しいようです。だからこそ、不安を抱え続けるよりは、あまり考えないようにすることでストレスも軽減されていくでしょう。