2013年05月14日
キャッチボール禁止へ 来季から試合中ベンチ前で「世界基準に準ずるべき」
12球団の実行委員会が13日、都内で行われ、試合中のベンチ前でのキャッチボールなどを来季から全面禁止する方針を固めた。
野球規則ではプレー中の選手以外はネクストバッターズサークルと一、三塁のコーチスボックスに出ている者を除いてベンチ内に入ることを定めている。
これまで登板中の投手が自軍の攻撃中にグラウンドでキャッチボールなどウオームアップすることが許容されてきたが、WBCに派遣されたNPBの審判員らから「世界基準に準ずるべき」とルールの順守を求める声が上がっていた。
イニング間のインターバル中に1分45秒を目安に5球以内と定められている練習投球を8球に増やすなど、柔軟に対応する構えだが、実行委員会では「故障明けの投手は不安」「試合短縮の流れに逆らう」などの意見も出た。
日本野球機構(NPB)の下田邦夫事務局長は「上(1軍)の試合ですぐというわけにはいかない」と話し、まずは球宴明けの7月23日の2軍戦から試験的に導入。問題がなければ来季からの運用を目指す。