2014年10月23日
靴底がすり減らない歩き方
スーツや髪型、化粧などには気を使うけど、意外と見落としがちなのが靴のこと。会社訪問や面接へ行くに「履き慣れている物がいい」と靴底がすり減った手持ちの靴を履いて済ませてしまう人も多いのでは? でも、以外と足下見られてます! すり減ってくたびれた靴では印象ダウン。
歩き方にも影響するので全体の印象も左右します。そんな靴底と歩き方の関係をポスチュアウォーキング協会認定ポスチュアスタイリストの貴島弓雅さんに話をうかがいました。
■まず大切なのはワイズを知ること
靴底がすり減らない歩き方をするためには、まず、サイズの合った靴選びをすることが大切です。みなさんが靴を選ぶときに最初に合わせるのはサイズですね。23?p、25cmなど、通常は足の「サイズ=長さ」を基準に選んでいると思います。しかし、それだけではフィットした靴は選べないのです。
ここで重要になってくるのが「ワイズ=足囲」です。EE、EEEという表記をみたことがあると思います。最近では靴屋さんで測ってくれるところも多いので、一度自分のワイズを知るということから始めてみてください。
まずは、サイズもワイズもちょうどぴったりな靴を履くことが、歩き方にも大きく影響してきます。
■お店ではここをチェック!
店頭で選んだ靴が自分に合っているかどうか。特に女性のパンプスは歩いていると前へ滑り出す傾向があるので、必ず試着時には歩いてみてください。加えて簡単なチェック方法があります。まずはつま先立ちした時にかかとがスポっとぬげないこと。そしてまっすぐきれいな姿勢で片足立ちができるか確認してみてください。
合わない靴を履いていると、脱げないように無意識に足を引きずってしまいます。そうすると靴のかかとのすり減り方が早かったり、内側や外側だけがすり減ってしまいます。
■歩くポイントは「かかと全体」を使うこと
自分に合う靴が見つかったら、次は歩き方に気をつけてみましょう。かかと・背中・頭、この3点を意識して耳・腰・くるぶしがまっすぐに1本の線でつながっているのが良い姿勢です。良い姿勢まま、かかとから着地して指の付け根で蹴り出す。かかと全体を使って歩くイメージですね。かかと全面がしっかりと地面に着くと、そのあとの足先の蹴り出しへ自然と結びつきます。ひざの裏を伸ばして歩くのもポイント。颯爽と見えて、面接でも好印象になります。このような、きちんとしたきれいな姿勢で歩けば、靴底が減ることはありません。
■こまめなメンテナンスが有効
靴がすり減ってしまったら、すぐに新しいものを買わなくてはいけないということではなく、靴修理店でメンテナンスしてもらいましょう。すり減ったままの靴底で歩き続けると、下がった部分を体が補いながら歩くので、バランスが悪くなり、体が歪んできます。履きやすいお気に入りの靴を履き続けるにはこまめなお手入れが有効です。
就職活動は、これまでやってきたことを認めてもらう大切な場です。自信を持っていつもより2cm、目線を上げてみてくだい。快活なイメージで歩くことができます。
就職活動中は、落ち込むこともあるかもしれませんが、目線を上げるだけで、ポジティブな気持ちになれます。心と体はつながっているのです。上を向いて、颯爽と、就職活動を乗り切ってください。