2015年05月27日
睡眠不足の時に効果的な眠気ちらし法
強力な眠気はあらゆる努力や工夫をもってしても抑えることができないのでしょうか?
確かに3日くらい完徹が続いていれば、もう何をしても無駄。倒れるように失神してしまうしかないでしょう。でも、ちょっとした睡眠不足からくる眠気なら、いくつかの刺激的な方法や現実的な対処でちらしてしまうことができます。
与えられた仕事にタイムリミットが迫っている時、居眠りしていると必ずあてる教師の授業中、ゆっくりと休憩を取っている余裕がない運転中など、「この眠気、なんとかしたい!」という瞬間に使える眠気対策を5つご紹介します。
寝る時間がない時は効率よく睡眠をとるしかない/Photo by Lies Thru a Lens □
1.おしゃべりする
状況が許さない時もありますが、数分でもその場を離れられるなら、だれかとおしゃべりしてみましょう。電話でもいいですね。相手にはパワーあふれるタイプを選ぶのがコツ。運転中なら大熱唱してみるという行動がおしゃべりのかわりになります。授業中の場合には、思い切って先生に質問してみるといいかもしれませんね。
2.硬いものをガリゴリ食べる
顎をしっかりと動かすと眠気を散らすことができます。硬くて厚いおせんべいをバリンバリンと音を立てて食べる、大きなナッツを奥歯で噛みしめる、硬いガムを噛むなど、いろいろなものを試してみましょう。
3.辛いものを口に含む
音のする食べ物は会議中や授業中には口に入れることができません。そこでおすすめなのが辛いものを口の中に含むこと。例えばワサビやカラシなど、チューブタイプか小さな小袋で用意しておいて、眠くなったらチュッとひと吸い、ひと舐めします。ただ、量を加減しないと眠気は去っても涙や鼻水が止まらなくなるので注意しましょう。
4.一瞬だけ寝落ちする
ほんの一瞬記憶が飛んだように寝てしまい、ビックリした経験がありませんか?「あ、まずい!」と飛び起きたら実は数分、短い時には30秒程度しかたっていないこともあります。でも眠気はスッキリ。急に襲ってくる睡魔は、一瞬だけ身を任せてやるとすぐに立ち去ってくれることも多いのです。携帯電話などで許される範囲の時間のバイブアラームをかけ、頭や肩をマッサージしているポーズで一瞬夢の中へと落ちてみましょう。
慣れないと、バイブにびっくりして飛び上がり、周囲をびっくりさせてしまうことがありますが、そこはご愛嬌。慣れるとコントロールできるようになります。また運転中の場合には必ず安全な場所に一時停車か駐車してから試してくださいね。
5.立ち上がる、歩き回る、冷やす
多くの場合、睡魔に襲われるのは座っている時です。よほどの睡眠不足でないかぎり、立ったままや歩きながら眠ることはまずありません。そこで、まずは立ちましょう。その場で伸びをしたり体を動かしてみたり、それが無理ならば、トイレ休憩かお茶を入れながら少し歩いてみましょう。それでもダメなら首筋を冷やすか手の肘を冷水につけます。タオルなどを濡らして首筋に乗せるだけでブルっと体に冷えが入り込んで眠気が飛びます。
また袖をめくり上げて、肘を洗面所のボールに溜めた冷水につけるのも効果的です。授業中に居眠りをして怒られるくらいなら、最初から「すいません、どうしても眠気が去らないので、顔を洗ってきていいですか」と言えばたいていの先生は許してくれます。許してくれなくても、その発言と行動が目覚ましとなるでしょう。
たかが眠気ですが、その場面によっては絶体絶命に感じられることもありますね。大切な会議中やテスト中、就職の説明会や面接などでも不思議と睡魔が襲ってきます。
そんな時、我慢に我慢を重ねた挙句に居眠りをしてしまうよりも、臨機応変な対処をしたほうが周囲に認められることもあります。一刻も早く眠気を払うことこそが重要なポイントですね。