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実はただの突然変異だった! 意外と知られていないブロッコリーとカリフラワーの違い

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人間にとって欠かせない栄養源である「野菜」。誰もがフツウに食べている野菜にも、意外な一面があるのはご存じでしょうか?

独特の食感でファンの多いカリフラワーは、もとをたどればブロッコリーの突然変異。鮮やかな色合いから料理に使われる機会が多いのに、栄養面ではブロッコリーに完敗と、ちょっと残念な野菜です。ポテトチップやフライドポテトでおなじみのジャガイモが食用になったのは18世紀の話で、それまでは毒があると信じられていたため「観賞用」として育てられていました。日本で食用として定着したのは明治時代と、ポピュラーなのに歴史の浅い植物なのです。

■ブロッコリーもカリフラワーも、白菜の仲間

ブロッコリーとカリフラワーって何が違うの? と思ったことがありませんか? アスパラガスのように日に当てないと白いカリフラワーになる、キャベツとレタスのように全くの別モノなど、いろいろな話を耳にしますが、じつは「基本的」に同じ野菜。ブロッコリーが突然変異したものがカリフラワーなのです。

原種にあたるブロッコリーはアブラナ科で、「マズい! もう一杯!」で知られる「ケール」という植物が祖先。見ためからは想像しがたいかも知れませんが、キャベツや白菜と親戚関係の野菜なのです。カリフラワーはブロッコリーが突然変異したもので、品種改良を重ねて現在のカリフラワーになりました。名前からは連想できませんが、ほぼ同じ植物なのです。

色以外、なにが違うのでしょうか? 最大の違いは栄養価で、元祖であるブロッコリーのほうが圧倒的に豊富なのです。生のブロッコリーとカリフラワー100グラムに含まれる、主要な栄養素を比較すると、

 ・ベータ−カロテン … 800 / 18マイクログラム

 ・ビタミンK … 160 / 17マイクログラム

 ・葉酸 … 210 / 94マイクログラム

と、誰もが知っている成分だけでも2〜40倍もの差があります。見ための美しさで人気のカリフラワーは、栄養面でもぜひガンバってもらいたいところです。

どちらも食べているのは花蕾(からい)と呼ばれる「つぼみ」の部分で、これが独特の食感を生み出しているのですが、茎にはさらに多くの栄養があると言われていますので、まるごと食べないともったいないですね。

■ジャガイモで食中毒?

ファストフードやお菓子で定番のジャガイモは、さらに「もったいない」使われ方をしていました。せっかくの「芋」を食べず、観賞用にされていたのです。

ジャガイモの起源はインカ帝国で、16世紀ごろにヨーロッパへ広まったとされています。インカ帝国では重要な食料だったのに、カラフルな花を咲かせ、トマトのようなかわいい実をつけるため、ヨーロッパでは観賞用として育てられていました。また、当時は「ジャガイモを食べると食中毒になる」が定説で、そんなわけないだろ! と突っ込みたくなりますが、これは芋ではなく「実」の話。トマトのような実はアルカロイドを含むため食用には不向き、食中毒を起こして当たり前なのです。知らなかったとはいえ、芋ではなく実を食べていたのですから、なんとももったいない話です。

食用として広めたのはドイツのフリードリヒ2世で、食料不足の解消が目的だったとされています。ジャーマンポテトなんて料理もあるのに、食料になったのはおよそ300年前と、意外と短い歴史しかありません。日本にやって来たのは1598年と言われ、本格的に栽培されるようになったのは1700年代、フツウに食べるようになったのは明治30年(1897年)頃と推測されていますので、ジャガイモが市民権を得るのに300年もかかったことになります。

「肉じゃが」は和食の定番メニューのように言われていますが、誕生したのはさらにあと。キング・オブ・スナックと呼べるジャガイモは、日本では100年ほどの歴史しかない「新参者」だったのです。


 ・ブロッコリーとカリフラワーは「ほぼ」同じ植物

 ・多くの栄養成分は、ブロッコリーのほうが圧倒的に豊富

 ・ヨーロッパでは、ジャガイモを観賞用として育てていた

 ・日本でジャガイモを食べるようになったのは、およそ100年前の話





夫婦の暗黒期!? 夫婦仲に危機をもたらす産後の「ガルガル期」の心構えとは。

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この頃、たまに耳にすることがある言葉「ガルガル期」。あまり耳なじみがないかたも多いかもしれませんね。これは、出産後の女性が主に精神的にイライラしたり、攻撃的になったりする状態や、その時期を指す言葉です。

今回はこのガルガル期について、医師に聞いてきた話をお伝えします。

ガルガル期ってどんなもの?
子供をもつということは本当に大変なことです。妊娠中のつわりから始まり、普段より身体が重かったり、むくんだりと体調がすぐれないことが多く、出産が近づくと、不安も強まり、頻尿やお腹の重さなどで不眠に悩まされる女性も数多くいます。もちろん出産はとても身体にも精神的にも大きな負担のかかる一大事です。

そして、無事に出産を終えたら、赤ちゃんのお世話で寝不足の日々が始まります。さらに体内のホルモンバランスの急激な変化により、攻撃性や抑うつ気分、イライラ感などが高まります。か弱い生まれたばかりの子供を命がけで守らなければ、という動物的な本能も関連していると考えられています。そしてそのイライラや攻撃性の矛先は周囲の、身近な人に向けられることが多くなります。この状態や、その時期を指すのが「ガルガル期」なのです。

ガルガル期を乗り越えるために必要なこと
ガルガル期、本人が自分の精神的な変化を認識している場合も多くありますが、どうしたらいいかわからない、と悩むこともよくあります。夫もイライラした妻の状態に戸惑って、この時期をきっかけに夫婦が後々まで続く冷戦状態に突入してしまう、ということも珍しいことではないようです。せっかく待望の赤ちゃんが生まれて楽しいはずなのに夫婦生活の暗黒期を迎えてしまうことも多いこの時期、どうしたらできるだけダメージを少なく乗り切れるのでしょうか。

【本人の心構え】
・ホルモンの影響や産後の疲労、赤ちゃんを大切に思うあまりいつもとは違う状態であることを自覚する
・自分の子育てに完璧を求めず、周囲の手を借りることをいとわないこと

例えば、赤ちゃんの授乳は自分でしても、夜のおむつ替えはご主人の担当にしたり、大人の食事はお総菜や出前を利用するということでもよいと思います。赤ちゃんに夜も三時間おきに授乳しなくてはいけないような時期は長くは続きませんから、茶碗洗いが面倒であれば時に使い捨ての皿などを使うということでもよいでしょう。

【周りの人の心構え】
周囲のかた、特にご主人に「子育ては母親がするもの」というような思い込みがあれば、出産前に捨てること

母乳を授乳すること以外は、基本的に父親にできないことはなく、また、自分の子供なのですからするのが当然。仕事をしていても、より体力のある男性が積極的に子育ての大変な部分、例えば夜泣きの対応などを担うことで、ガルガル期に夫婦関係を壊すことなく乗り切れるでしょう。

ガルガル期を夫婦の暗黒期にせず、新しい命を迎えたことで明るい毎日にできるよう、夫婦で協力して行きましょう。





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