2013年07月20日
夏のエアコン、つけっ放しとマメに切る場合とではどっちがお得?
夏のエアコン、つけっ放しとマメに切る場合とではどっちがお得なのか?
電力中央研究所が行った比較実験を紹介。
この実験では、一つはエアコンをつけっぱなしにした場合、もう一つは
「30分間運転→5分停止」という間欠運転を行った場合について、室内の
温度変化とエアコンの消費電力の推移を比較。
テストは一般的な戸建住宅を使用して行われ、エアコンも平均的な
家庭用製品を使用しています。
テストの結果をまとめたグラフが、以下の図です。
これを見ると、つけっぱなしの状態では消費電力が比較的低い位置を
推移していますが、こま目に消した場合では、再始動時に消費電力が
大きく跳ね上がっているということが見てとれます。
このデータを基に、テスト時間内の消費電力量をそれぞれの場合について
計算したところ、なんとこま目に消したほうが消費電力が30%も多くなるという
結果になったとのことです。
もちろん、部屋の間取りや家具の置かれ方、エアコンの取り付け位置、設定温度など
様々な要素によって消費電力は変動しうるため、一概に
「つけっぱなしの方が良いんだ!」とは言い切れないのですが、どうやら
こま目に電源を切ることが必ずしも節電につながるかというと、そうとも限らない
ようですね。
なお、参照元のデータは2011年に測定されたものですが、(前職時代の経験からも)
エアコンの性能は2年という期間で大きくジャンプアップするようなものではないため、
現時点でも十分に実用的なデータであると考えます。