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眠れない夜 ベッドで寝ながら刺激できる3つの「快眠のツボ」

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快眠生活を送るための方法はたくさんある。体内時計に沿った生活、規則正しい食生活、ストレスをため込まない、適度な運動や入浴・・・それでも眠れない時には、ちょっとした裏技を利用してみるのもいいだろう。

今回は意外と効果のある「快眠のツボ」の紹介である。

□WHOも認めているツボとは?
ツボは専門用語では経穴(けいけつ)と言われ、気の流れる経絡(けいらく)という道の上にある重要な点のことである。

いうなれば鉄道の主要駅とでもいうべき場所だ。そんな場所であるため、気が流れるときに悪い気もたまってしまうのがツボなのだ。ツボを刺激するというのは、悪い気を出して気の流れをよくすると同時に、内臓を刺激するような作用もある 。

流派によってツボの数は異なるが、WHO(世界保健機構)は全身で361カ所のツボを認めている。ツボの効能はさまざまあるが、今日は寝つきを良くして睡眠の質を改善する「快眠のツボ」を3つ見てみよう。


□快眠のツボその1 頭頂部に位置するツボ、百会(ひゃくえ)

両耳を頭頂部に向かって結んだ中心に位置するツボが「百会」である。そのあたりに少し押すと柔らかい部分があり、それが百会にあたる。頭を手のひらで包むようにしながら、左右の中指を重ねて百会に当てて、1分ほど押し続けるようにして刺激すると快眠効果が出てくる。



□快眠のツボその2 耳の後ろのツボ、安眠(あんみん)

耳の後ろで、下に向かって出っ張っている骨の下にくぼみがある。その指1、2本分下にあるツボが「安眠」である。その名のとおり、安眠作用がある。

反対側の手を頭の後ろからまわして、「安眠」を中指で抑えて、手のひらは首を包むようにし圧力をかける。中指でツボをしっかり固定して、頭を左右にゆっくり動かして刺激するとよい。



□快眠のツボその3 足にも存在する快眠のツボ、失眠(しつみん)

最後は足のツボの「失眠」。足裏のかかとの中央から伸ばした線と、くるぶしの内外を結んだ線の交わる場所にあるツボである。

一般の人では、指のみだと力不足であることもあるので、ワインのコルクのような硬いものを失眠に当てて、踏み込むようにして刺激すると効果がしっかり出る。

以上の3つが安眠のツボだ。どれも眠れないな、と思った時にベッドの上で寝転びながら刺激できるツボばかりだ。

普段の生活から快眠のための習慣をつけていくのが一番ではあるが、暑くて寝苦しい、目がさえて困る、普段と違う布団や枕で寝つきが悪いなどという場合には、2,000年以上前の先人たちの知恵が生み出した方法を試してみてもいいだろう。





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