2018年07月05日
頻繁に発生するつらい片頭痛...痛くなる原因とすぐにできる治療方法
ズキズキと痛む頭痛はかなりつらい病気です。
種類により対処法が色々あるのですが、その中でも症状がひどいものが片頭痛です、あの激しい痛みは耐え難いと思っている人もいるのではないでしょうか?
今回は片頭痛の原因や対処法についてご紹介します。
要チェック項目
□片頭痛はひどい場合は動くことができない
□片頭痛には前兆を伴うことがある
□片頭痛の治療には血管を収縮させる
片頭痛とは?
片頭痛というのは、日常的に発生してしまう慢性頭痛です。目の裏側やこめかみに血流に合わせて激しく感じる痛みが発生します。
多くの場合は左右どちらかのこめかみや目の裏が痛いのですが、症状によっては頭全体が痛くなることがあります。
症状がひどくなると、ほんの少し頭を動かすだけでも激痛が走り、体を動かすことができなくなってしまい、健康的な日常生活を送ることができなくなってしまうこともあります。
また、人によっては、普段は気にしないような音や臭いに敏感になってしまい、胸のむかつきを併発してしまうこともあります。
ただ、片頭痛は命にかかわるものではなく、片頭痛が発症しても痛みが治まってしまえば、いつも通りの生活を送ることができるのも特徴です。
前兆を伴うものがある
人によって感じる人と感じない人がいるのですが、片頭痛には発症する前に前兆が起こることがあります。主に次のような前兆です。
めまい
片頭痛が起こる前兆として、めまいのような症状が起こる場合があります。目の前が白くチカチカと白い粒が広がるような感じになり、頭がふらつきます。
ないものが見える
めまいではないですが、視界の一部に白い歯車のようなギザギザの丸いものが見えます。頭はふらつきませんが、視界の一部にまとわりつきます。
視野が狭まる
いつも見えているはずの視野の周囲が黒くなり、見えている範囲が狭まってしまいます。こちらもめまい症状は感じません。
これらの前兆は、短いと5分ほど、長いと1時間ほど継続して前兆が終了してから片頭痛が発症します。
片頭痛の原因
片頭痛というのは、頭の中の血管が拡張して炎症を起こすことで発生します。片頭痛の原因としてはいくつかの説がありますが、特に可能性が高いのが次の二つといわれています。
頭部血管の拡張
最も多いのが、頭部にある血管の拡張によって頭痛が起こるという原因です。脳内で多量のセロトニンが分泌され、セロトニンの作用により血管が収縮します。
収縮した血管は、時間とともに減少していき、その時の血管の拡張により片頭痛が起こります。
三叉神経血管の拡張
三叉神経というのは、顔の感覚をつかさどる神経であり、この神経にある血管が片頭痛の原因となることがあります。
解明はいまだされておらず研究中ですが、何らかの原因により三叉神経が刺激され、三叉神経の末端から血管を拡張させる神経伝達物質が放出されます。
それにより、血管が拡張して片頭痛が起こります。
片頭痛の治し方
片頭痛が発症した場合は、次のような処置によって痛みを抑制させることができます。
薬による治療
最も手っ取り早い方法は、薬を飲むことです。最近では、薬の種類もたくさん出ています。その中でも、トリプタン製剤が含まれている片頭痛役を服用してください。
トリプタン製剤委は、脳の血管の拡張を抑える効果があります。
冷やす
手元に薬がない場合には、冷やして血管の拡張を抑えましょう。痛みが発症している幹部や、大きな血管が通る首の後ろなどを冷やすことで、血管の拡張を抑え痛みをやわらげてくれます。
カフェインの摂取
カフェインといえばコーヒーですが、カフェインには血管を収縮させる作用があります。一時的に血管の拡張を抑えることができますが、服用しすぎると逆に頭痛を引き起こしてしまうので注意してください。
片頭痛を予防するために
片頭痛というのは、正確な原因や解決方法が解明されておりませんが、次のことを心がけることで、片頭痛解消に比較的効果があるといわれています。
ストレスを排除する
日頃のストレスがたまると、片頭痛の原因となる血管の拡張が起こりやすくなるといわれています。普段の悩みを忘れられるような趣味に没頭したり、気分転換に散歩をする等で片頭痛を改善させる効果があります。
生活習慣を改善する
現代人は生活習慣が乱れ気味で、寝不足・寝すぎ、過剰なダイエットにより、片頭痛が起こりやすくなります。規則正しい生活を心がけていくことで、徐々に片頭痛が起こる頻度を抑えることができるといわれています。
片頭痛のない生活を
今回は、片頭痛の症状や原因、そして解消方法についてご紹介させていただきました。
片頭痛は、血管が拡張することにより発症します。
適切に対処をすることで、可能な限り片頭痛を和らげたりすることができます。
また、ストレスの除去や生活習慣の改善により、予防ができるともいわれています。ぜひ皆さんも、片頭痛のない生活を取り戻してください。