2014年11月09日
「どうしても緊張してしまう瞬間」を乗り越えるポイント
ひどく緊張している時というのは、なかなかそこから抜け出すことができません。事前に計画を立てたり予行練習をしたりしていても、心理的に慣れない状況に身を置くと、体が勝手に反応して緊張してしまいます。
急にアドレナリンが出てきて、胃がひっくり返ったような気分になります。体中から汗が吹き出したり、顔が赤くなったり、膝がガクガク震えたりする人も。このようなストレスに対する反応があるのは、とても恥ずかしいかもしれませんが、ごく普通のことです。
どんなに緊張する場面でも、自分を落ち着かせられたら、うまく乗り切ることができそうです。今回は、緊張を上手に誤魔化す方法をいくつかご紹介します。これで、どんなに緊張する場面に出くわしても大丈夫です。
1. 深呼吸する
緊張していると普段の呼吸ができなくなり、浅く不規則な呼吸になります。緊張すると気が遠くなりそうになるのはなぜなのでしょう？ 深呼吸をして、いつもの呼吸を取り戻しましょう。リラックスできるようになります。
2. 緊張していると思わない
自分が緊張していると思うのは最悪です。緊張しているのを認めてしまうと、自分自身と自分の体に起こっている緊張による恐ろしい症状ばかりに、意識を向けてしまうことになります。
3. ゆっくり話す
緊張している時は、早口になることがかなり多くあります。自分が早口だと気付いたら、意識的にゆっくり話すようにしましょう。ゆっくり話し過ぎている気がしても、聞いている人は普通だと感じていることは多くあります。相手に「この人何を言ってるんだろう？」と思われるよりも、言いたいことがハッキリと伝わる方がはるかに良いでしょう。
4. 体をリラックスさせる
自分の体を簡単にチェックしてみて、緊張に対する反応が出ていたら、意識的にリラックスして落ち着くようにしましょう。気の焦りを和らげ、固くなった筋肉をほぐします。背筋を伸ばして座りつつ、肩の力は抜いて、ガチガチに固くならないようにします。脚や手の力を抜き、落ち着きなく動かしたり、何かを叩いたり、ギュッと結んだりせず、リラックスしましょう。顔の筋肉をゆるめると、しかめっ面や不安げな表情にならなくなります。
5. アイコンタクトをする
緊張してその場にいる誰とも目を合わせないでいると、「私は緊張してるんです！」と叫び出しそうになります。ぎこちなく目を動かすのではなく、自然に人と目を合わせて、アイコンタクトを取るようにしましょう。自分の考えをまとめるために、たまには目を離してもOKです。
6. 質問をする
緊張して考えがまとまらなくなっている時には、質問をしましょう。その瞬間、すべての注目はあなたではなく質問された相手に向きます。この間に、深呼吸をして落ち着き、考えをまとめる時間稼ぎができるので、自分の言いたいことがハッキリ言えるようになります。
7. 自分を見失わない
いつものやり方で大丈夫だと自分に言い聞かせ、すべてを完ぺきにしようと思わないようにしましょう。失敗してしまいそうな状況になっても大丈夫です。あなたも、この世のすべての人と同じ人間。無理に笑顔を作ったり、冗談を言ったりする必要はありません。ただ自然に会話をしましょう。状況に応じて、微笑んだり、冗談を言ったりしてもいいでしょう。
8. それでもダメな時は？
何をやっても緊張を隠せそうにない時はどうすればいいのでしょう？ ハーバードビジネススクールのAlison Wood Brooksさんは、緊張を興奮と取り換えるのがオススメと言っています。緊張していると思うのではなく、ワクワクして興奮しているのだと自分に言い聞かせるのです。
Brooksさんは、緊張している人たちに「自分はワクワクしている」と言うようにしてもらうと、どんなことが起こるのかを観察しました。すると、自分は緊張していると思ったままのグループよりも良いパフォーマンスが出せることがわかりました。緊張を感じる神経を、興奮を感じる神経につなぐことで、緊張している時に感じる不安をポジティブに変え、集中できるようになるのだとか。これは試してみるだけの価値がありそうです。
Nervous? 8 Highly Effective Ways to Hide It｜Inc.
