2014年11月22日
皮下脂肪を落とすための方法
年を重ねるとともに付いてくる脂肪。しかも、昔に比べその脂肪を落とすことが年々難しくなってきます。今回は太ももにセルライトができてしまい、皮下脂肪を落とす方法で悩んでいる男性からの相談です。
40代男性からの相談:「皮下脂肪を落とす良い方法を教えて下さい」
『毎日歩いたり、週に何日かは走ったりもしているのですが、一向に痩せません。体重も変わらなければ見た目も変わった気がしません。そして、私は男性ですが、太ももの部分に女性のようなセルライトが見えることがあります。この皮下脂肪を落とす方法はなにかありませんか? 』
有酸素運動をメインに筋トレを取り入れ、基礎代謝のアップを。
皮下脂肪は脂肪でも落ちにくい脂肪です。有酸素運動と筋トレを行い、代謝をあげることで脂肪が燃焼されやすく、付きにくい身体を作ることが重要です。
『皮下脂肪は落ちにくく、運動したからといって、すぐに脂肪が燃焼されるわけではありません。脂肪が燃焼するまでに20〜30分かかると言われています。ジョギングやウォーキングの前に軽いストレッチを行ってから始めるといいでしょう。また、太ももが気になるのでしたら、部分的に筋トレを行ったり、マッサージで血行をよくしてください。(看護師)』
『最初は中々効果が現れにくいかと思いますが、有酸素運動を継続することで、基礎代謝が上がり脂肪の燃焼率が上がります。体重計に体脂肪測定機能はついていますか。身体の内から効果が現れますので諦めずに続けて下さい。(看護師)』
食事においては高タンパク、繊維質がキーワード。
食事にも気をつけるようにしましょう。特に高タンパクと繊維質が重要になります。また、血行の低下を起こさないように気をつける必要もあります。
『運動をしていても、摂取カロリーが消費カロリーを上回っていては、効果はありません。甘い物や高脂肪のものは控え、野菜や豆類、海藻類、果物、乳製品などバランスよく摂るようにしましょう。また、夜は控えめ、1回の食事量も腹八分でゆっくり噛んで食べましょう。繊維質を含む海藻類、キノコ類、緑黄色野菜、こんにゃくは糖質や脂肪を便として排泄させ、腸内環境を整えてくれます。 (看護師)』
『牛肉・鶏のむね肉・魚全般、無脂肪乳・無脂肪ヨーグルトなどのタンパク質を摂ることで筋肉が効果的に付きやすくなります。また、冷たいもの、甘いものは血行が低下するので常温・温かいものを。甘いものの食べ過ぎは注意です。(看護師)』
運動と食生活という生活習慣を見直す必要があります。とはいうものの、あまりにも摂生しすぎるのも身体に毒です。運動も食事も楽しみながら生活の中に取り入れていくなどの工夫が重要になりそうです。
<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>