2014年12月08日
カラダを鍛えすぎると、風邪をひきやすくなってしまう その訳は?
運動をするのは体にいいと思い込みすぎていませんか? 実は適度な運動は体の免疫力を高めてくれるのですが、過度に運動をしすぎると免疫力が下がってしまい、風邪をひきやすくなってしまうのです。その理由についてご紹介します。
■オーバートレーニング症候群とは?
過度な運動は免疫力を下げてしまい、風邪をひきやすくなってしまいます。これに深く関わっているのがオーバートレーニング症候群。運動で体に大きな負荷をかけた場合は、それと同じくらいに回復に必要な栄養と休養をたっぷりとらなければ、この症候群にかかってしまうことがあるのです。
栄養と休養をとらずに負荷をかけ続けてしまうと、体が回復しないままどんどんと負荷がかけ続けられてしまうため、常に疲労感や倦怠感、体調不良に悩まされ続けることになってしまいます。これがオーバートレーニング症候群といわれる症状です。
体がしっかりと元の状態に回復しないまま、過度な運動を続けてしまうと基本的な体調維持ができなくなるため、自然と免疫力も下がってしまいます。そのため激しい運動が習慣化している人ほど風邪をひきやすくなってしまいます。
体を健康的に保つには、適度な運動と休養のバランスをしっかり考えて運動しましょう。
■運動は適度に、もし激しい運動をするなら栄養と休養もたっぷりと
体にいい運動は、翌日に疲労が残らない程度の運動です。もしも疲労が残っているようなら、それが抜けてから行うのが大事。またスポーツの試合が近くて、追い込みでどうしても激しいトレーニングが必要だというときには、体をいじめるのと同じくらいにしっかりといたわってあげるのが大事です。
激しい運動をした後はしっかりと睡眠をとり、バランスのよい食事を心がけ、体をこれでもかというくらい、いたわってあげましょう。
また激しい運動後の入浴は、疲労回復のために集中して筋肉に送られてきた血液が、血行が良くなることで他の部分に分散してしまうのであまりお勧めできません。疲労が回復してから入浴をとるとよいでしょう。
適度な運動は体調維持のためにも欠かせませんが、それが行き過ぎるとかえって健康に悪影響が。なんでもやりすぎは禁物。激しい運動が必要なく、毎日の健康維持のために運動をしているという方なら、翌日に疲れを持ち込まない程度の軽い運動にとどめましょう。