2017年02月21日
「アボカドの種を捨てる=70%の栄養を捨てている」って知ってた?
アボカドは「世界一栄養価の高い果物」として、ギネスブックに認定されている。
動脈硬化や老化防止に効果があるビタミンE、脂肪を分解するビタミンB2、美肌作りに効果があるビタミンB6などのビタミンB群、鉄や葉酸など、25種類以上の栄養素が豊富に含まれる。
「食べる美容液」や「森のバター」という別名もあるほどだ。それなのにアボカドの栄養の70%は、実は種にある。なんと種を捨てている人は、一番栄養がある部分を捨てていたことになる。
□アボガド効能はたくさん。ありすぎるほど!?
アボカドの種は、抗がん作用がある希少なフラバノールが含まれている。
また、水溶性の食物繊維を多く含んでいる。この食物繊維は、毎日適量摂取することで、腸の病気のリスクを減らすことができる。
抗酸化物質も多く含まれ、コレステロール値を下げ、心疾患や心臓発作を予防できる可能性がある。細胞の老化を防ぎ、疲労やストレスからからの回復を助けたり、病気に対する免疫機能を向上させたりする効能もある。
さらに脂肪燃焼効果もあるので、ダイエットしたいときにも役に立つ。
□アボガドの固い種、どうやって食べるの?
ニューヨークの栄養士エイミー・シャピロさんは、アボカドの種を、オーブンで焼いて粉末にすることができると話す。ヨーグルトやスムージーに混ぜて食べるのだ。アボカドの果実とミルクで作ったシェイクに混ぜれば、究極のアボカドシェイクができる。
まず、種を取り出して、きれいに洗う。120度のオーブンで、1時間半から2時間焼いて乾燥させる。冷めたら、外皮を外して半分に切ってから細かく刻み、ミキサーなどで粉末にする。密封容器に入れて冷蔵庫で保存する。
作り方は、下の動画を見てほしい。
http://www.dailymail.co.uk/video/health/video-1276359/How-cut-eat-avocado-seed.html
□アボカド種茶でダイエットも
ダイエット効果があるとブレーク中なのが、アボカド種茶だ。作り方は、種を1センチにスライスして、1リットルの水で30分煮出す。土っぽくて飲みにくいときは、レモンを入れると飲みやすくなる。
自然に快便になり、食欲も抑えられ楽に痩せられると人気があるようだ。
またアボカド種茶には、痛みを取り除く力があるようだ。沸騰した水に種を10分程度入れるか、お茶に粉末をティースプーン1杯ほど入れて飲むと胃の痛みが和らぐ。冷ましたお茶を肌に塗ると、かゆみを抑えられる。
□アボガドの種を食べたい! でも天然ゴムアレルギーの人は要注意
アボカドの種には、ペルシンが含まれている。天然ゴムアレルギーの人はアボカドでもアレルギー症状が出ることがあり、注意が必要だ。アレルギーがない人も、過剰摂取しすぎないようにしよう。
また、鳥やモルモット、マウス、ハムスターなどのペットは、中毒を起こすので食べさせてはいけない。イヌではかなり多量に食べた場合に中毒となる。ネコ、リスなども与えないほうが無難だ。
□アボガドの皮も捨てないで
最後に、アボカドの皮も捨てないで!
アボカドの皮は、器として使い勝手が良い。アボカドサラダの器はもちろんのこと、アボカドの皮を器にしてアボカドとチーズを載せて焼けばグラタンもできる。
また皮を肘やひざ、かかとなど、皮膚が硬くガサガサになりがちな場所に優しくこすりつけると、保湿にもなり、柔らかい皮膚になる。
アボカドは、どこも捨てるところがない。これからは、100%使いきりたい。