母の日重みを感じた発言コラム編,母の日心の贈り物模索No.1,「親って有り難い。」

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心系,母の日心の贈り物模索No.1,「親って有り難い。」・・白髪の人の発言に重みを感じた時,与えて育て続けてくれた親は・・・悲しきかな、永久でない。駄文コラム,

2014/5/11_母の日_心の贈り物模索＿No.1

駄文抜きで、プレゼント商品ご提案編直行便＝次の頁_No.2

【実家の帰り】

仕方ないから、タクシー呼んだ。これじゃ、とっても駅迄歩けない。

あれも、これも、一杯、貰ったから。重くて、嵩張って、すごい格好！
こうなると、勿体なくても、タクシー！！

実家の前、タクシー到着。
白髪の運転手さん。（ご時世だなァ。偉いな。働いている・・）思う間もなく、ドキッ！とさせられた。
いきなり、言われて、思わず、ゲロッ！
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「実家でしょう？！親って、有り難いでしょう！親って、一杯くれるでしょう！」
▼

目玉が点！絶句も絶句！
七言絶句、詠んじゃうぞ！！

なんで、知ってるの？まさか、親の
知人かい？・・・一瞬、構えたが、
どうやら、そーゆーわけではないらしい。

多分、彼の人生経験。人間、ダテに、髪は、
白くならないようだ。
すんごい格好と、家の前、見送る母の姿で、
ピンときたのだろう。
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仕方ないから、言葉を返した。
「ええ、そーなんですよ。
凄い荷物で・・・滅入るわァ。」

すると、ここから先は、
運転手さん、喋る、喋る！！

母さん、お肩を叩きましょう。
ニャントン、ニャントン、
ニャントントン！

「親って、有り難いよ。なんでも、かんでも、くれるんだわ。そーゆーもんだ。
案外ね、要らんものまでくれるんだわァ。わっはっはっ！だけど、くれるんだわァ。
ちゃんと貰って帰りなさいよ！・・・テンテンテン！・・・（以下略）」
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喋る、喋る！！まだ、喋る・・・のだが、案外、的を突いている。確かに、そのとおり！！

彼が、あんまり楽しそうだから、ついついサービス。返答を。どっちが客？気にしても仕方ない。
（私の人生、どーやら、そーゆー悲劇？少なくない。）

「ええ、来た時より、荷物増えちゃった。
持ってきて、親にあげたモノ以上に、二倍も三倍も
くれるんだもの！なんだか、貰いに帰ったみたい
になっちゃって・・・。」
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「わっ、はっ！はっ！・・そうでしょう。増えるでしょ。
いっつも、そうなんだわ。親って有り難いさ。」

・・・ここで、声が一瞬、淀んだか？否か。
されど、ここで、ピタッと止まった。

★やれやれ！
赤の他人にまで、説教くらうのか？一瞬構えた
けれど、イヤな予感は、幸い、取り越し苦労で
終わってくれた。

「親を大事にしなさい。感謝しなさい。近頃の若い人は・・・テンテンテン！」
またしても、あのパターンが、おっ始まるのかと、ゲッソリしたのだが・・。

こっから先、運転手さんは、なんにも、喋らなかった。
そして、車は、いよいよ、駅に、到着。

「気～ッ、つけて、持って帰りなさいよ。落とさないようにね。
わっ、はっ！はっ！・・・おっとォ、今日は、どうも、どうも・・・それじゃあね。」

この運転手さんは、ウカッ！と、客に対する乗車礼言うのを、忘れそうになったようだ。
すんごい荷物見てられなくて、親心が優先して・・。 だが、この場合、全然、気にならなかった。

【駅の待合室】

駅の待合室。ふと、思った。白髪の運転手さん。不思議だな。言葉尻を反復してみた。
どう考えても、アレは、親が子に対する気持ち・・・じゃなくて、彼自身、子の立場で回想してる。
そんな気がしてならない。
あ～んなにお年を召されたお方だというのに・・・なぜか、子の立場の回想。
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「要らんものまでくれるんだわァ。」 ・・・とは、まさに、彼自身、与える親の立場じゃなくて、
親に貰って、しょって帰った経験から来た言葉だなぁ・・・。不思議だな。

つくづく思った。白髪の運転手さん。当然、彼自身、その親とは・・・？
お爺さんのそのまたお父さんや、お母さんが、今だ元気なわけは・・まず・・ない。

与えられて育てられた・・・それは過去かもしれないが、
与えて育て続けてくれた親は・・・悲しきかな・・・永久でない。
「親って有り難い。」・・白髪の人、その発言だから、尚さら、重みを感じた。