2014年09月13日
蚊から身を守るアロマスプレーの自作法
夏の風物詩、蚊。晩夏の今もなお生息しており、美肌を赤らめるやっかいな昆虫です。蚊の産卵は、夏から秋にかけて盛んに行われるため、蚊対策はまだまだ必要。しかし、市販の虫よけスプレーは臭いがきつい上、小さなお子さんに使用するのは、気が引ける方も少なくないのでは?
そこで、植物から抽出した天然のアロマを使用して、蚊よけスプレーを作りませんか? アロマテラピーインストラクターでもある筆者が、昆虫忌避作用のあるアロマと活用方法をご紹介します。
■昆虫忌避作用のある成分とアロマ
(1)シトラール(成分)・・・レモングラス、シトロネラ
アルデヒド類の成分で非常に酸化しやすく皮膚刺激があるので、濃度には気を付ける必要があります。忌避作用の他に、抗菌作用や鎮静作用があります。
(2)シトロネラール(成分)・・・レモンユーカリ、メリッサ
同じくアルデヒド類の成分です。抗ウイルス作用や抗炎症作用もあります。
(3)カンファー(成分)・・・ローズマリー
ケトン類の成分です。筋肉弛緩作用に優れるため、運動後の肌にも良いでしょう。集中力を増す作用もあるため、試験や仕事中に用いることもおすすめします。
(4)シトロネロール(成分)・・・ローズオットー、ローズアブソリュート、ゼラニウム
モノテルペンアルコール類の成分です。皮膚刺激がなく比較的穏やかな作用のため、他の忌避効果のある精油と混ぜて使用することをおすすめします。
それでは、さっそく蚊よけアロマスプレーを作ってみましょう。
■蚊よけアロマスプレーの作り方
【材料】
・お好きな精油・・・6滴
(例)レモングラス3滴、レモンユーカリ2滴、ゼラニウム1滴
・無水エタノール・・・10ml
・精製水・・・20ml(市販の軟水で代用可)
・ビーカー、マドラー、スプレータイプの遮光瓶
【作り方】
ビーカーに無水エタノールと精油を入れ、マドラーで混ぜます。精製水を加えてさらに混ぜましょう。瓶に入れ替えて完成です。
【使用方法と注意点】
目や口に入らないよう気を付けながら、全身に吹きかけます。汗で流されることもあるため、こまめに使用しましょう。お子様へは上記濃度の半分で作ってください。長袖長ズボンを着用するなど、スプレー以外の対策も怠らないようにしてください。
直射日光、高温多湿を避け、冷暗所で保管しましょう。使用前にはパッチテストを行い、使用中肌に炎症が生じたときはすぐに流水で洗い流してください。
蚊対策になるだけでなく、心がすっと心地良くなる香りばかりなので、香水代わりに使用するのも良いでしょう。ぜひ作ってみてくださいね。
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