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今すぐ直したい体の歪

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人の体は立つ、椅子に座る、走る、しゃがむ、寝る、そんな様々な日常の動作によって、「筋膜」がねじれ、歪みを引き起こすといわれています。


「筋膜」とは、全身を覆っている膜のこと。筋肉・筋・内臓、皮膚などの全てにつながっているため、筋膜のねじれは、体のねじれや歪みを引き起こす原因になるのです。

◆頭の歪み

意外に思うかもしれませんが、頭蓋骨も歪みます。頭蓋骨は大切な脳を守るために、複数に骨がパズルのように組み合わさっています。骨は関節でつながっていますが、その関節がズレることで歪みが発生します。正しい位置からずれてしまった頭蓋骨は、周囲の血行が悪くなり、それによって顔や頭部全体の筋肉・皮膚の老化を早まり、シワやタルミなどのトラブルが発生しやすくなってしまいます。

◆顔の歪み

顔の歪みは、生まれつき以外に生活習慣が大きく関わってきます。例えば、食べ物を噛む時に片側ばかり使ったり、片手ばかりを激しく使ったりすることで、顎や頬など顔を構成する骨格に歪みが生じるのです。

◆背骨の歪み

背骨は元々微妙に湾曲していますが、立ち姿勢や座り姿勢など、日常的な動作によってさらに複雑な形に湾曲していきます。背骨には全身に指令を送るための重要な神経が集まっているため、背骨の歪みは思いがけない場所のしびれなどの原因になります。

◆骨盤の歪み

骨盤はお尻部分にある関節であり、下半身に影響を与えるイメージですが、実は、骨盤が正しい位置にあるかどうかは、体全体に影響を与えています。骨盤の歪みは体の巡りを滞らせるので、猫背や筋肉の硬直、むくみ、便秘などのトラブルを招いてしまいます。

◆内臓の歪み

内臓も歪むことがあります。骨格の歪みによって圧迫されて歪むこともありますが、それ以上に普段着ている下着や洋服による圧迫でも歪みを起こす可能性があります。ウエストをベルトで強く絞めたり、サイズの合わない下着をつけていると、無理やり押さえつけられた内臓が腫れたり、歪んだりするのです。



見えないところにある骨や筋肉、内臓ですが、その歪みは確実に外側にも影響を与えます。筋膜のねじれによって起きる体の歪みは、正しい姿勢を心がけることやストレッチなどで矯正可能です。まずは鏡の前で全身のバランスをチェックしてみましょう。





老け顔の原因にもなる「口呼吸」の対策法

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緊張がとまったり、ボーっとしたりすると、気づいたら口が開いているなんて方も多くいるようです。この状態になってしまうのは、口で呼吸をしているせいかもしれません。あなたも、まわりの友人などからよく「口が開いているよ」なんて言われたことはありませんか?

最近増えてきていると言われる“口呼吸”。でも、この呼吸法が身体にデメリットをもたらしているということを知っていましたか? 

今回は、リラックスのために呼吸法を大切にする“ヨガ”のインストラクターである筆者が、意外と知らない“2つの呼吸”についてご紹介します。

■あなたは口呼吸or鼻呼吸?

呼吸法については口呼吸と鼻呼吸の2つがあります。自分がどの呼吸法をしているのかわかりますか? おそらく呼吸は無意識に行っているものなので、意識的にどちらの呼吸法をしているかというのはわかりにくいと思います。

“無意識に口が半開きになっている”、“唇が渇きやすい”、“朝起きると、喉がヒリヒリ痛い”、“歯並びが悪い”これら1つでも当てはまると思ったものがある場合は口呼吸を行っている可能性があるのです。

■口呼吸があなたの身体に悪影響を与えている

口呼吸は身体に様々な影響を及ぼしてしまいます。口呼吸をしている、つまり口がずっと開いている状態でいると、通常口の中は唾液で潤っているはずの口の中が乾燥してしまうのです。

唾液には殺菌作用があります。そのため口の中が乾燥してしまうと、細菌が繁殖しやすい状態になり、口臭や炎症また虫歯をつくりやすくなってしまいます。

さらに口が常に開いているということは口周りの筋肉を使えていないということであり、お肌がたるみやすくなってしまうという美容面のデメリットもあります。

■なぜ口呼吸をしてしまうの?

慢性的な鼻炎を持っている方や、普段うつ伏せで寝る習慣がついてしまっていると、口呼吸しやすくなります。また、固いものを食べる習慣が減少傾向にあり、口周りの筋肉を使う機会が減ってしまったことも口呼吸が多くなっている原因の1つ。

筋肉は使わないと衰えてしまいます。知らないうちに口周りの筋肉が衰え、口が開きやすい状態になってしまうことで口呼吸をしてしまっているのかもしれません。

■鼻呼吸に切り替えるには舌を意識してみよう!

鼻呼吸が良いのはなぜでしょうか? まず鼻にはウイルスやホコリなどが身体に入るのを防ぐために鼻毛や粘膜などのフィルターがあります。また吸った空気を浄化してくれる働きもあります。口呼吸をしてしまう方は、舌の位置を意識すると鼻呼吸に切り替えやすくなります。

舌を上あごにつけることを意識すると自然と口を閉じることができるので、鼻呼吸をしやすくなります。しっかりと鼻から息を吸い込むことで、今までの不調が改善されるかもしれません。試してみてください。

以上、老け顔の原因にもなる“口呼吸”の対策法についてお伝えしましたが、いかがでしょうか?

ちなみにヨガは腹式呼吸、ピラティスは胸式呼吸という方法で、呼吸法を大切にした運動です。どちらも基本は鼻からの呼吸となります。リラックスしたいときは副交感神経を刺激する腹式呼吸で、体と頭をスッキリさせたいときは交換神経を刺激する胸式呼吸をして、呼吸から健康を手に入れたいですね。




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