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眠ることがない!? 衝撃的なマグロの真実

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食材として人気の高い「マグロ」。養殖も可能になり水族館でもみることができるようになりましたが、一生泳ぎ続けなければならない宿命の魚なのはご存じでしょうか?

マグロは「えら」を動かすことができず、口から入ってくる水を頼りに酸素を得ているので、止まってしまうと息がなくなるので、ひたすら泳ぎ続けなければなりません。泳ぐ速さは時速80km! もかなり盛られた話で、じつはペンギンよりも遅いことが判明……。昼夜を問わず働き続け、「アイツはスゴい」と勝手に期待されたりと、サラリーマンのように苦労の絶えない魚なのです。

■休んだら負けかなと思ってる

魚が「えら」で呼吸しているのは、いまさら説明不要でしょう。ほとんどの魚は、

 ・口を開け、えらを閉じる

 ・口を閉じ、えらを開く

を繰り返し、水に溶けている酸素をえらから取り込みます。コイや金魚がえらをパタパタと開閉させているのもこのためで、もしえらが閉じなければ「流れ」ができず、取り込める酸素はごくわずかになってしまいます。

ところがマグロのえらは開きっぱなしで、自分で閉じることができません。まさに「閉まりのない」話で、口をパクパクさせても水は出たり入ったりを繰り返すだけで、肝心のえらには充分な水が流れません。そのためマグロはつねに泳ぎ続け、口から水を取り入れないと生きていられないのです。

じゃあマグロはいつ寝るの? というご指摘はごもっとも。人間と同じような睡眠はまったくせず、あるとして省エネモードに切り替わるだけ。ぐっすり眠るなど論外で、生きるために休まない、矛盾に満ちた生活を送っているのです。

人間が眠る理由はおもに「脳」で、神経が参ってしまう、の言葉通り、長時間働かせ続けるのが難しい器官です。ところがマグロの脳はさほどフクザツな構造ではないので、休ませ方もユルく、ヒトに例えるならぼーっとしている程度で充分。岩場に隠れて横にならなくても大丈夫なようにできているので、泳ぎながら寝るのはさほど苦ではないようです。

養殖や飼育ができるようになったいま、ときどき「おぼれる」ような光景も目撃され、「寝ぼけてるンじゃね?」とおチャメな一面も報告されています。とはいえ「かわいそう!」と抱きしめると、それが理由で他界してしまいますので、そっとしておきましょう。

■期待し過ぎな「時速80km」

「マグロは時速80kmで泳ぐ」もかなりウソで、実際は7km/時程度。ペンギンよりも遅い!のが真相のようです。

「水」がらみの速度をあげると、

 ・競艇のボート … 時速80km

 ・ジェットフォイル(水中翼船) … 時速80km

 ・潜水艦 … 時速60km

ほどといわれ、海面に浮かぶ構造でも時速80kmは相当タイヘン、トップシークレットの頂点である潜水艦を「はなし8割」としても75km/hなので、「時速80kmで水中」を泳ぐのはとんでもない偉業といえるでしょう。

最近の研究により、泳ぐスピード記録はことごとく覆され、

 ・シャチ … 時速5km

 ・マグロ … 時速7km

 ・ペンギン … 時速6〜8km

と、マグロの「成績」は12分の1程度…。かなり「誤解されていた」どころか、鳥類であるペンギンにもかなわない残念な結果です。このデータがすべてではありませんが、時速80km説は眉唾(まゆつば)と言えるでしょう。

昼も夜もなく働き続け、勝手に期待しておいて「キミにはがっかりさせられたよ!」では立つ瀬もありません。働く日本のお父さんを「濃縮」したようなマグロには、これからも日本のお父さんを元気づけるためにガンバり続けて欲しいものです。

長寿と繁栄を。



 ・マグロは「えら」を閉じられないので、止まると窒息してしまう

 ・眠ることなく泳ぎ続けるのは生きるため、な、詩人のような魚

 ・時速80kmで泳ぐと言われているが、7km/hのデータもあり「期待値」が10倍以上








布団の表面にカビが見えたらもう手遅れ!? 秋冬こそ布団のカビに注意

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■夏だけじゃない 実は、冬も危ないカビ被害


カビというと梅雨や夏の間に発生し、冬は関係ないと思ってはいないだろうか? 実は、カビは冬も活発で危ないのだ。

現代の住宅は密封型なので、冬でもカビが生えやすい環境だ。屋外との温度差による結露、寒さを防ぐため締め切ったままのドア、加湿器の利用、洗濯物の部屋干し。そして、湯気の出る鍋料理など、冬の室内に湿気をもたらす要因は多い。

夏は汗で布団が湿っても、外に1日干せばカラッと乾く。ところが、冬は汗が少ないだろうと思っていて布団の湿っぽさに気づかずにいると何日も湿ったままのことが多い。また、干してもカラッとは乾きにくく、気がついたときには、布団がカビだらけ、ということもある。

■フローリングはカビやすいので注意


敷布団をフローリングに直接敷いて寝ている人は、特に要注意だ。一人暮らしだと、布団を敷きっ放しにしやすい。特にフローリングは寒い外気で床が冷たくなり、室内の暖かい空気との温度差で結露ができやすく、敷布団の裏面にカビが発生しやすい。これを防いで、不健康な生活習慣を改めるためにも、布団は毎日めくっておくなどしたい。

■カビの布団に寝ているとアレルギーや内臓疾患に!


布団の表面にカビが生えてしまったら、布団の中はカビ菌だらけだと考えるべきだ。カビの胞子は目に見えないので、見えるカビは十分に発達してしまったカビなのだ。カビが生えた布団に寝るということは、カビ菌の上に寝ているようなものだ。

カビの健康被害としては、アレルギー疾患、シックハウス症候群、皮膚炎などが知られているが、これらは健康被害のごく一部にすぎない。アレルギーによる過敏性肺炎、水虫、鼻炎、結膜炎など挙げるときりがないほど、カビによる病気や感染症が増えている。発がん性が「天然物の中で最強」と言われるのもカビ毒の一種だ。

■カビを予防するためにできること


カビの発生しやすい条件は温度が20〜30度で、湿度は65%以上だと言われる。予防としては、カビが好きな高湿度にしない、定着するための時間を与えないことがポイントになる。

●毎日布団を上げる。天気がいい日は天日干し。布団乾燥機を使う。
●シーツやカバーをこまめに洗濯する。
●すのこや布団用除湿シートを布団の下に敷く。
●定期的にクリーニングする。

カビが生えてしまった布団は、カビの除去をしてくれるクリーニング店に出せば除去できるようだ。だが、カビが目に見える段階にまでなっていたら手遅れだと考えた方がよいだろう。やはり、日ごろこまめにカビ予防をすることが、健康の秘訣(ひけつ)だ。










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