2016年05月09日
納豆、クロレラ、青汁も!?薬の危険な【飲み合わせ&食べ合わせ】
「薬を飲む時に何か注意していますか?」と聞かれたときに、「お水で飲むことです」と答えられる方は多いのではないでしょうか。
では、前後に食べる食べ物、また、他のお薬との相性は注意されていますか?意外に知られていないことですが、食べ物やお薬にも相性があるのです。
今回は薬と飲み合わせ、食べ合わせがよくないものについて、薬剤師に解説していただきました。
■ 同時摂取すると効果を弱めてしまうものは?
・納豆、クロレラ、青汁
ビタミンKを多く含んでる物は、血をサラサラにする薬を飲んでいる場合効果が弱めてしまう場合があります。ただし、これに関しては病院や薬局でも初めてその薬を出す場合にはしっかりと注意を伝えることが多いです。
しかし、もしもそのような話を聞いたことがなく心配であれば、一度かかりつけ医やかかりつけの薬局にご相談をお勧めします。
・牛乳
これは食べ物ではありませんが、日常的に飲まれる方も多いので、お薬を貰うときには注意して確認が必要です。薬の中には、牛乳と飲むと効果が出にくくなってしまう物があります。同時にではなくともできれば30分位は薬と間隔を開けた方がよい場合もあります。
■ 薬の効果が出過ぎて倒れることもある!?
・グレープフルーツジュース
中には知らずに毎日沢山飲んでしまう方もいるので注意が必要です。具体的には血圧を下げるお薬や心臓の薬を飲まれている場合には効果が出すぎてしまうことがあります。極端な場合、血圧が下がりすぎて倒れてしまうこともあるので注意が必要です。
■ 処方前に薬を使用している場合は必ず伝える!
・風邪薬と痛み止め
これは違う病院でもらわれている場合や、片方が市販薬であった場合などに重なりがちな組み合わせです。
膝や腰の痛みでもらう薬が実は風邪薬と同じようなものが入っている、といった場合も少なくありません。違う病院でもらわれる場合も、両方病院だから安心と思わずに、病院も、あなたが自分の飲んでいる薬を伝えない限りは他の病院の情報はわかりません。診察時には必ず、自分の飲んでいる薬の名前を正確に伝えて、相性の悪い薬は避けてもらうようにしましょう。
最近はお薬手帳が便利ですので、ぜひ活用してください。
薬はつらい症状を緩和してくれるものですが、飲み方によっては効果が薄れたり、危険な場合もあるものだということを理解していただけたでしょうか?心配なことは我慢せず早めに専門家に確認するようにしましょう。