2014年05月24日
子どもに食べさせたい、成長を支える“スーパーフード”
健康のためにはバランスのとれた食事が欠かせない。特に成長期にある子どもには、心身の発達を支える栄養価の高い食事を摂らせたいものだ。
そこで、米国の健康カウンセラーJacqueline Banks女史が勧める「子どものためのスーパーフード」をFoxNewsから一部紹介する。
1. 卵黄
神経伝達物質の材料となる水溶性の栄養素コリンや、アミノ酸、ビタミンAを豊富に含み、脳や神経システムの発達を支える。白身より卵黄の方が栄養価は高く、実際、卵のビタミンやミネラルのほとんどは卵黄に含まれる。卵を選ぶ時にはできるだけ放し飼いのニワトリのものを選びたい。
2. レバー
細胞分裂にかかわるビタミンAの含有量が突出して多い。子どもの成長に不可欠な栄養の宝庫で、鉄、ビタミンB 12、コリン、コレステロールなどを含む。独特の味やにおいが気になるなら、細かく切ってミートローフやミートボールに混ぜるのも手だろう。冷凍すると刻みやすくなる。ただし、料理時にはしっかり加熱すること。
3. イクラ
オメガ3脂肪酸をたっぷり含み、その量はサーモンの3.5倍。オメガ3というと生活習慣病対策に効果があることが知られているが、子どもの神経や脳の発達にも必要不可欠な栄養素だ。そのほかにも抗酸化物質、脂溶性ビタミン、亜鉛、ヨウ素などを含む。
4. 鳥や豚、牛の骨からとっただし
家庭で鳥や豚の骨をゆっくり煮込んでとるだしは栄養が詰まっている。骨から出るミネラルやゼラチン、そして子どもの骨の成長を助けるグリコサミノグリカンなどがたっぷりだ。こうしただしでスープやソースを作りたい。一度にたくさん煮出して、冷凍保存するのがオススメ。
5. ココナッツ製品
オイルやクリーム、ミルク、細かく切って乾燥させた果肉など。ココナッツは90%以上が飽和脂肪酸だが、その多くが中鎖脂肪酸。脂肪として体内に蓄積されず、エネルギーに変わる。また、母乳の成分のひとつであるラウリン酸が含まれ、ウイルスやバクテリアに対する免疫力を高めてくれる。
毎日の食事を準備するのは大変な労力だが、上記のような食材を上手く使って子どもの成長を支えたいものだ。