ウルトラQ dark fantasy 第17話「小町」 企画当初、上原正三が一人で26本分のプロットを執筆。そのうち唯一映像化されたのが今回のお話。面白いけど、このラストはどうなんだろう?皮肉を効かせているつもりなのか。今回レギュラーは登場せず。主役は今をときめく堺雅人。ちなみに渡来教授役は草刈正雄だったりするんだが・・・。冴えないサラリーマン・若林は行きつけの中華料理屋のアルバイト店員・小町に片思い。小町は気立てが良く、誰に対しても優しく接する。出前のついでに注文した客の介護までしてこなしてしまう。そんな小町の人柄に若林は益々魅かれていく。しかし中華料理屋のじっちゃんは「あんまり本気になるなよ」と釘を刺す。夏祭りの夜、残業でクタクタの若林は浴衣姿の小町を見かける。小町も若林に気づき、二人で夜店巡りをする。そこへチンピラ集団登場。若林をボコボコにする。小町は若林を助けようとチンピラ集団をあっという間に返り討ちにしてしまう。気がつくと自分のアパートの布団の中。小町が徹夜で看病してくれたのだ。若林は感激し、小町にプロポーズをするが、小町には若林の言動が理解できない。後日、若林は会社を退職。24時間働き続け、貯まったお金で結婚指輪を購入する。小町をデートに誘うと改めて「結婚してほしい。妻になって下さい」とプロポーズをするが、小町には「結婚」「妻」の意味を理解することができずに暴走。道路へ飛び出しトラックに轢かれてしまう。バラバラに四散する小町の身体。その身体の断面には機械が埋め込まれていた。呆然とする若林。そこへ空から救急車のような物体が飛来し小町を回収していく。小町はロボットだったのだ。若林は何もかも諦め、実家のある北海道に引き上げ、稼業の牧場を手伝うことを決め、じっちゃんに別れを告げる。じっちゃんは小町が精巧に作られたロボットであることを知っていた。若林に釘を刺したのはそのことだったのだ。そこへ小町が現れる。回収先で新しいことを学習してきたのか、小町は若林のプロポーズを受け入れる。その後、二人は北海道の牧場で仲良く暮らしたとさ。お・わ・り