ご無沙汰いたしております。

日記を止められるとのことでしたので、リンクを外させていただきましたが、しばらくは復活される由、嬉しいことです。

再び、リンクさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

(January 17, 2004 09:05:33 AM)

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January 16, 2004
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カテゴリ: カテゴリ未分類
ある男が死んだ。
地下鉄の駅で、走り出した電車に飛び込んで。
いわゆる投身自殺で
顔もわからないくらい、頭を強く打ち
即死だった。

直接面識のある男ではないが
私の知っているある男。

よい噂を聞いたことはなかった。
芸術的才能があったのかなかったのか

知る術もない男だったが
とにかく、彼が自分の人生には満足しては
いないようだったことだけは知っていた。

彼の投身自殺により約8,000人の人間の予定が
狂っただけのことだった。

私が今まで出会ったことのある人間のうち
自殺によって命を落とした人間は2人いる。
そのうちの一人は私が勤めていた店のお客で
もう一人は母が勤めていた職場の彼女の同僚だ。

この人はいづれ自殺するだろうなんて
考えながら会話をする人間なんておおよそ

だってそんなことを考え出したら、その人とどのように
親交を深めたらいいのかわからなくなってしまう。
私が死のそばにいる時だって、私は考えないだろうと思う。

彼の死も、彼女の死も、私の耳に入って来たときには
だびに付され親族が帰ったあとの完全な死であり、

知ることになった。

彼の死は、昼間の仕事の忙しさから疲れがピークに達し
それに加え客の入らない暇な夜に考え事をしていたときに
ママから聞かされたものであり、彼女の死は、寝支度を済ませ
布団に入る前にぼんやりとたばこに火をつけたときに
母親からかかってきた電話によってもたらされた。

死から一番遠くにあると信じて疑わないようなときに
もしくは死そのものについて考える余裕などないような
ときにそれは運ばれてきたのである。

それはある誰かの死であり、遠い昔に呼んだ
童話の中で起こる出来事のように私には感じられたけれど
死のそばにいない人間なんてこの世にはどこにも存在
しないこともまた確かなことなのかもしれない。

こないだの嵐の中、私は暴風に身を縮め
へたをすると頭を打って死んでしまうことを何度も何度も
考えた。
私は自分の右手と左手を時々こすり合わせ
自分の足に神経が通っていることを確かめるように
地団太を踏むように前に進んだ。
私の肉体がこの世にまだ繋がっていることを確かめなく
ては、気が遠くなってしまうほど怖かったのだ。

地下鉄に飛び込んだ男はその時何を思ったのだろうかと
2日経った今も考えてしまう。
新聞に載った記事を何度も何度も読み返した。
そんなことをしている人間は社内で私ひとりだった。

みな、何事もなかったように業務に没頭しているけれど
人なんてなにかのきっかけでどうにでもなってしまう
もろい器しか持たされていないことに
気づいているのだろうか?

自殺は残された人間を深く傷つける最低の行為だと
私は思うから、自殺する人間に対して共感を持たないが
死についてまた改めて深く考えてしまう
ショッキングな出来事だった。

ベランダのガラス窓から今日は外の景色がよく見える。
街頭のオレンジに照らされた車道には、行く筋の線が
深く刻まれた、真っ白なアスファルトが暖かく見える。

私は今日も生きている。









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Last updated  January 16, 2004 11:42:17 PM
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Re:白い車道への賛歌(1/16)  
学者犬  さん

Re:白い車道への賛歌(1/16)  
総さん  さん
すごい雪でしたでしょう
影響あったでしょうね

連続の日記久しぶりですね
(January 17, 2004 01:23:51 PM)

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