ウルトラQ dark fantasy 第15話「光る舟」 いきなり飛びます。全話観る体力無いので。原田昌樹・太田愛コンビによる最後の傑作。寺島進と山崎裕太の芝居合戦も見もの。二家本辰巳も警備員役で出てるよ。寺島進は会社が倒産して以来、職にあぶれている。喧嘩っ早いため、決まりそうな話も決まらず。愛想を尽かした妻は娘を連れて実家へ帰ってしまう。挙句にしょっちゅう転ぶため、けがをしたり、小銭を落としたり。ある日の夜、寺島進は川辺で模型の船を浮かばせようとしている山崎裕太と会う。見知らぬじいさんから小舟をもらった山崎裕太は「小舟が川に浮いて海までたどり着けたら生まれ変わることができる」と信じている。寺島進もその気になり、一緒に手伝うことを申し出る。そして朝が来て舟が消えるところまで見届けたいと思う。そんなこんなで舟は完成し、川の流れに沿って進み始めた。「やったー」「ばんざーい」「これで生まれ変わることができるぞー」。しかし、舟は川辺に沈んでいたバイクにぶつかり、あえなく沈没。舟は光になって空へ消えていった。二人が光を追って空を見上げると大きな虹がかかっていた。「やっぱ生まれ変わらなくてよかったな。なんだかそんな気がすんなー」と寺島進は山崎裕太に語りかけるが「あれ?」周りには誰もいない。「ハッ!」と目が覚める山崎裕太。そこは病室。バイクで事故を起こし生死をさまよっていたらしい。その日はなぜか死んでもいいと思い、ブレーキを掛けず自暴自棄で川へ突っ込んだことを思い出した。「そういえば・・・川に沈んでいたバイクは俺のバイクだったのか・・・。あれ?俺めっちゃリアルな臨死体験したよー!」と大騒ぎするが医師に一喝される。その後、寺島進は仕事が決まり、妻と娘と一緒に生活している。山崎裕太も配達の仕事に就いている。転んだはずみに見つけた500円玉に大喜び。「人は一生のうちで何度か人生をやり直しているぞと感じることがあります。そんな時にはほんのちょっとした偶然も心を幸福にすることがあるのです。生きてさえいれば・・・」お・わ・り