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座頭市物語 第2話「子守歌に咲いた女郎花」
脚本 直居欽哉 監督 黒田義之
安定の黒田義之が第2話を担当。円谷プロに招聘されて東京で2年間『ミラーマン』『ジャンボーグA』に参加した後、京都に戻り勝プロの映画『子連れ狼』を経ての登板です。今回も過去の『座頭市』のほぼ焼き直し的なお話。冒険せず手堅くいきましょうということか。ゲストは中村玉緒と坂上忍。坂上忍は同時期に『傷だらけの天使』第1話にもゲスト出演。東京と京都を行ったり来たりで忙しいですな。当時7歳。前歯全部抜けてます。ゲバー署長(畠山麦)もゲスト出演。ただしセリフなし。僅かな出番のためにゲバー署長のメイクを落として京都行きか。。。舞台は上州草津。市は北関東辺りを旅しているようです。市は太郎吉(坂上忍)と仲良しになる。太郎吉は病気のじいちゃんを養うため、勝手に取った柿を女郎たちに売り歩いていた。母親のおひさは土地の親分・鬼辰の許で働いていたが去年風邪をこじらせて死んでしまった。按摩の客を探していた市は太郎吉に女郎を紹介され、おしの(中村玉緒)を揉むことになる。勝新と玉緒の芝居合戦。おしのは市が二、三十両ほど持っていると聞いて博打に誘う。その賭場を仕切っているのが鬼辰親分。子分の伊之助とおしのはグル。市から三十両を巻き上げようと画策する。しかし市と太郎吉はいかさまを見破り、逆に三十両をゲットする。市が所持していた三十両は嘘で財布には石ころしか入っていなかった。二人ニコニコでうどんを食べていると鬼辰の子分たちが襲撃。市はうどんを頬張りながら滅多斬りにするとじいちゃんを按摩するため太郎吉の家に向かう。しかしじいちゃんは太郎吉を高崎の万屋に送り届けてほしいと言い残すと息を引き取ってしまう。太郎吉は実は高崎一の絹問屋・万屋の落とし胤であり、万屋は太郎吉をぜひ引き取りたいと希望していた。そのことを知った鬼辰は急に色めき立ち、市を襲撃するがまたしても返り討ちに遭う。その頃、やくざ稼業に嫌気がさした伊之助はおしのを連れて夜逃げを図る。そこに偶然、高崎に向かう市と太郎吉が通りかかる。太郎吉が万屋の落とし胤だと知った伊之助は市を出し抜いて万屋から礼金の五百両をゲットしようとする。そこでおしのは市と太郎吉の高崎入りを遅らせようと二人と道中を共にするが、市にはバレバレだった。その夜、市とおしのは互いの身の上話をする。二人とも親の顔を知らなかった。「親は無くとも子は育つっていうけどやっぱりあったほうがいいよ。世間の風の冷たさ。このたろ坊だけには味わわせたくねえんだよ」。さらに伊之助に悪いことをさせないよう諭す。そんなこんなで追いかけてきた鬼辰一家を瞬殺。市は太郎吉を万屋に届ける。礼金はたったの二分。太郎吉は泣きながら市との別れを惜しむ。そして市は二分を伊之助とおしのに渡す。「二人共おてんと様の下で大手を振って歩けるような夫婦になりなさい」。お・わ・り
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