2級建築施工管理技術検定 練習問題
【 躯体工事 】
( 1 )
埋戻しに関する記述として、 最も不適当なものはどれか。(令和3年前期_No.18)
1.埋戻し土に用いる透水性のよい山砂は、水締めで締め固めた。
2.埋戻し土に用いる流動化処理土は、建設発生土に水を加えて泥状化したものに固化材を加えたものを使用した。
3.埋戻し土に用いる砂質土は、粒度試験を行い均等係数が小さいものを使用した。
4.埋戻し土に用いる山砂は、砂に適度の礫やシルトが混入されたものを使用した。
答え
3
[ 解答解説 ]
1.◯
透水性のよい山砂を用いた埋め戻しは、水を加えて締め固める 水締めを行う。
2.◯
建設発生土を埋め戻しに使用する場合は、水を加えて泥状化したものに固化材を加えて混練する等、適切に処理した 流動化処理土を使用する。
3.×
均等係数とは、粒径の大小の割合で、 数値が小さいほど粒径のばらつきが少ない状態となる。砂利を有効に締め固めるためには、砂利がすき間なく充填されるよう、粒径のばらつきのある砂利を使用する。したがって、埋戻し土に用いる砂質土は、粒度試験を行い 均等係数が大きいものを使用する。
4.◯
埋戻し土は、砂に適度の礫やシルトが混入された 山砂等を用いる。
( 2 )
土工事の埋戻し及び締固めに関する記述として、 最も不適当なものはどれか。(平成30年後期_No.18)
1. 透水性のよい山砂を用いた埋戻しでは、水締めで締め固めた。
2. 埋戻し土は、砂に適度の礫やシルトが混入された山砂を使用した。
3. 建設発生土に水を加えて泥状化したものに固化材を加えて混練した流動化処理土を、埋戻しに使用した。
4. 動的な締固めを行うため、重量のあるロードローラーを使用した。
答え
4
[ 解答解説 ]
1.◯
透水性のよい山砂を用いた埋め戻しは、水を加えて締め固める 水締めを行う。
2.◯
埋戻し土は、砂に適度の礫やシルトが混入された 山砂等を用いる。
3.◯
建設発生土を埋め戻しに使用する場合は、水を加えて泥状化したものに固化材を加えて混練する等、適切に処理した 流動化処理土を使用する。
4.×
ロードローラーは自重による締固めに用いる機械である。動的な締固め(自重に振動を加えるもの)には、振動ローラー、振動コンバクター、ランマーなどがある。
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