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2級建築施工管理技士試験
項目別 一次(学科) 解答解説
─────────────
建 築 学 環境工学
建築構造
構造力学
建築材料

 共通問題
施  工
躯体工事
仮設工事
土工事
地業工事
鉄筋工事
型枠工事
コンクリートの調合
鉄骨工事
木造軸組構法
解体工事
仕上工事
コンクリートブロック工事等
防水工事
石工事
タイル工事
屋根及びとい工事
金属工事
左官工事
建具工事
塗装工事
内装工事
仕上改修工事

施工管理
施工計画
事前調査
仮設計画
材料の保管
申請及び届出等
工程管理
工程計画
バーチャート工程表
品質管理工程表
品質管理
用  語
鉄骨工事
鉄筋工事
コンクリート工事
品質管理に関する記述
試験及び検査
安全管理
工事現場の安全管理
労働安全衛生法

応用能力問題 躯体工事
仕上工事

法  規 建築基準法
建設業法
労働基準法
労働安全衛生法
廃棄物処理法
建設リサイクル法
消防法
騒音規制法
道路法
2級建築施工管理技士試験
項目別 二次(実地) 解答解説
─────────────
問題1 経験記述
問題2 用語の解説
問題3 工程管理
問題4 法規
問題5-A 建築工事
問題5-B 躯体工事
問題5-C 仕上工事

2級建築施工管理技士試験
過去問題
───────────── 第一次検定(学科)

令和06年 一次検定(前期)
令和05年 一次検定(前期)
令和05年 一次検定(後期)
令和04年 一次検定(前期)
令和04年 一次検定(後期)
令和03年 一次検定(前期)
令和03年 一次検定(後期)
令和02年 学科(前期) (中止)
令和02年 学科(後期)
令和01年 学科(前期)
令和01年 学科(後期)
平成30年 学科(前期)
平成30年 学科(後期)
平成29年 学科(前期)
平成29年 学科(後期)
平成28年 学科
平成27年 学科
─────────────
第二次検定(実地)

令和05年 二次検定
令和04年 二次検定
令和03年 二次検定
令和02年 実地
令和01年 実地
平成30年 実地
平成29年 実地
平成28年 実地
平成27年 実地
(建設業振興基金より)
建築工事監理指針

1章 各章共通事項 序節 監督職員の立場及び業務
01節 共通事項
02節 工事関係図書
03節 工事現場管理
04節 材  料
05節 施  工
06節 工事検査及び技術検査
07節 完成図等

2章 仮設工事 01節 共通事項
02節 縄張り,遣方 , 足場他
03節 仮設物
04節 仮設物撤去等
05節 揚重運搬機械

3章 土工事 01節 一般事項
02節 根切り及び埋戻し
03節 山留め

4章 地業工事 01節 一般事項
02節 試験及び報告書
03節 既製コンクリート杭地業
04節 鋼杭地業
05節 場所打ちコンクリート杭地業
06節 砂利,砂及び
   捨コンクリート地業等

07節 「標仕」以外の工法

5章 鉄筋工事 01節 一般事項
02節 材  料
03節 加工及び組立て
04節 ガス圧接
05節 機械式継手,溶接継手

6章 コンクリート工事 01節 一般事項
02節 種類及び品質
03節 材料及び調合
04節 発注、製造及び運搬
05節 普通コンの品質管理
06節 現場内運搬並びに
   打込み及び締固め

07節 養  生
08節 型  枠
09節 試  験
10節 軽量コンクリート
11節 寒中コンクリート
12節 暑中コンクリート
13節 マスコンクリート
14節 無筋コンクリート
15節 流動化コンクリート
[ 参考文献 ]

7章 鉄骨工事 01節   一般事項
02節   材  料
03節   工作一般
04節   高力ボルト接合
05節   普通ボルト接合
06節  溶接接合
07節  スタッド,デッキプレート溶接
08節  錆止め塗装
09節   耐火被覆
10節  工事現場施工
11節  軽量形鋼構造
12節  溶融亜鉛めっき工法
13節  鉄骨工事の精度
14節  資  料

8章 コンクリートブロック工事等 01節 一般事項
02節 補強コンクリートブロック造
03節 コンクリートブロック帳壁及び塀
04節 ALCパネル
05節 押出成形セメント板
一般事項、材料
外壁パネル工法
間仕切壁パネル工法
溝掘り及び開口部の処置
     施工上の留意点

9章 防水工事 01節 一般事項
02節 アスファルト防水
03節 改質As.シート防水
04節 合成高分子系
   ルーフィングシート防水

05節 塗膜防水
06節 ケイ酸質系塗布防水
07節 シーリング

10章 石工事 01節 一般事項
02節 材  料
03節 外壁湿式工法
04節 内壁空積工法
05節 乾式工法
06節 床および階段の石張り
07節 特殊部位の石張り

11章 タイル工事 01節 一般事項
02節 セメントモルタルによる
   陶磁器質タイル張り

03節 接着剤による
   陶磁器質タイル張り

04節 陶磁器質タイル
   型枠先付け工法

05節 「標仕」以外の工法

12章 木工事 01節 一般事項
02節 材  料
03節 防腐・防蟻・防虫
04節 RC造等の内部間仕切等
05節 窓、出入り口その他
06節 床板張り
07節 壁及び天井下地
08節 小屋組(標仕以外)
09節 屋根野地,軒回り他
   (標仕以外)

13章 屋根及びとい工事 01節 一般事項
02節 長尺金属板葺
03節 折板葺
04節 粘土瓦葺
05節 と  い

14章 金属工事 01節 一般事項
02節 表面処理
03節 溶接,ろう付けその他
04節 軽量鉄骨天井下地
05節 軽量鉄骨壁下地
06節 金属成形板張り
07節 アルミニウム製笠木
08節 手すり及びタラップ

15章 左官工事 01節 一般事項
02節 モルタル塗り
03節 床コンクリート直均し仕上げ
04節 セルフレベリング材仕上
05節 仕上塗材仕上げ
06節 マスチック塗材仕上げ
07節 せっこうプラスター塗り
08節 ロックウール吹付け

16章 建具工事 01節 一般事項
02節 アルミニウム製建具
03節 樹脂製建具
04節 鋼製建具
05節 鋼製軽量建具
06節 ステンレス製建具
07節 木製建具
08節 建具用金物
09節 自動ドア開閉装置
10節 自閉式上吊り引戸装置
11節 重量シャッター
12節 軽量シャッター
13節 オーバーヘッドドア
14節 ガラス

17章 カーテンウォール工事 01節 共通事項
02節 メタルカーテンウォール
03節 PCカーテンウォール

18章 塗装工事 01節 共通事項
02節 素地ごしらえ
03節 錆止め塗料塗
04節 合成樹脂調合ペイント塗
   (SOP)

05節 クリヤラッカー塗(CL)
06節 アクリル樹脂系
  非水分散形塗料塗(NAD)

07節 耐候性塗料塗(DP)
08節 つや有合成樹脂
  エマルションペイント塗り(EP-G)

09節 合成樹脂エマルションペイント塗
   (EP)

10節 ウレタン樹脂ワニス塗(UC)
11節 オイルステイン塗
12節 木材保護塗料塗(WP)
13節 「標仕」以外の仕様

19章 内装工事 01節 一般事項
02節 モルタル塗り,ビニル床タイル
   及びゴム床タイル張り

03節 カーペット敷き
04節 合成樹脂塗床
05節 フローリング張り
06節 畳敷き
07節 せっこうボード、
   その他ボード、
   及び合板張り

08節 壁紙張り
09節 断熱・防露
10節 内装材料から発生する室内空気汚染物質への対策

20章 ユニットその他工事 01節 共通事項
02節 ユニット工事等
  2 フリーアクセスフロア等
  3 可動間仕切
  4 移動間仕切
  5 トイレブース
  6 手すり
  7 階段滑り止め
  8 床目地棒
  9 黒板,ホワイトボード
 10
 11 表示
 12 タラップ
 13 煙突ライニング
 14 ブラインド
 15 ロールスクリーン
 16 カーテン,カーテンレール
03節 プレキャスト
   コンクリート工事

04節 間知石及び
   コンクリート間知ブロック積み

05節 敷地境界石標

21章 排水工事 01節 共通事項
02節 屋外雨水排水
03節 街きょ,縁石,側溝

22章 舗装工事 01節 共通事項
02節 路  床
03節 路  盤
04節 アスファルト舗装
05節 コンクリート舗装
06節 カラー舗装
07節 透水性アスファルト舗装
08節 ブロック系舗装
09節 砂利敷き
10節 補  修
11節 「標仕」以外の舗装
12節 用  語

23章 植栽,屋上緑化工事 01節 共通事項
02節 植栽基盤
03節 植  樹
04節 芝張り,吹付けは種
   及び地被類

05節 屋上緑化

原発・放射能

> 放射能について正しく学ぼう
> 内部被ばくを考える市民研究会
> 国際環境NGO FoE Japan
> 代々木市民観測所
> チェルノブイリへのかけはし
> 放射線防護の仕方(緊急時編)
> 放射線防護の仕方(日常編)
> 放射線防護の仕方(食品編)
> セシウム汚染全国マップ
> Sv/Bq換算ツール
> 経口時の年齢換算計算ツール
> Fukushima Voice version 2
> Simply Info
> 日本原子力産業協会
原子力発電を考える
> グリーンアクション
> サイエンス・メディア・センター
> バンクーバー食品放射能モニタリング
> 東京江戸川放射線
> 品川区ママ友からの 放射線情報便
> 福島30年プロジェクト
> 全国の空間線量率
> 村田 光平 オフィシャルサイト
> 国会事故調査委員会
> 福島第一原発カメラ(LIVE)
> 全国放射線量測定マップ

2023年07月08日

令和4年度 2級建築施工管理技士 第二次検定 解答 解説

令和4年度 2級建築施工管理技士 第二次検定 解答 解説 

令和4年11月13日(日)
試験時間:14時15分〜16時15分( 2時間)

【 令和4年度 】

 問題1  施工経験   記述(品質管理)
 問題2  用語の説明  記述
 問題3  施工管理   記述(工程表) 
 問題4  法  規   四肢
問題5-A  建築工事   四肢
問題5-B  躯体工事   四肢
問題5-C  仕上工事   四肢


2023年07月05日

2級建築施工管理技士 令和4年度 二次 問題1 解答・解説

令和4年度 2級建築施工管理技術検定

第二次検定問題 解答・解説

令和4年11月13日(日)


問題1
あなたが経験した 建築工事のうち、あなたの受検種別に係る工事の中から、 品質管理を行った工事を 1つ選び、工事概要を具体的に記入したうえで、次の1.及び2.の問いに答えなさい。

なお、 建築工事とは、建築基準法に定める建築物に係る工事とし、建築設備工事を除くものとする。


[ 工事概要 ]

イ.工事名
ロ.工事場所
ハ.工事の内容
  新築等の場合:建物用途、構造、階数、延べ面積又は施工数量、
         主な外部仕上げ、主要室の内部仕上げ
  改修等の場合:建物用途、建物規模、主な改修内容及び施工数量
ニ.工期等
  (工期又は工事に従事した期間を年号又は西暦で年月まで記入)

ホ.あなたの立場

ヘ.あなたの業務内容


1.工事概要であげた工事であなたが担当した工種において、 施工の品質低下を防止するために取り組んだ事例を 3つ選び、次の?@から?Bについて具体的に記述しなさい。

ただし、?@は同一でもよいが、あなたの受検種別に係る内容とし、?A及び?Bはそれぞれ異なる内容とする。また、?Bの行ったことは「設計図書どおりに施工した。」等行ったことが具体的に記述されていないものや品質管理以外について記述したものは不可とする。


?@ 工種名又は作業名等

?A品質低下につながる 不具合とそう 考えた理由

?B?Aの不具合を発生させないために 行ったこととその際特に 留意したこと


解答試案



工事概要
[ 略 ]

下記の品質管理を行った、該当工事の工事概要を記入する。
工事概要と関係のない品質管理ではNG
※木造であるのに、鉄骨の品質管理に係ることなど
予め、品質管理であれば、◯◯新築工事、施工管理であれば、△△耐震改修工事など
工事概要を記述できるように準備しておく。


事例1)
?@工種名又は作業名等:
場所打ちコンクリート杭工事

?A品質低下につながる不具合とそう考えた理由:
杭が支持層に達していない不具合が発生すると、地震に対する抵抗力を失うと考えたため。

?B?Aの不具合を発生させないために行ったこととその際特に留意したこと:
掘削長不足に留意し、スライム処理後、検尺テープによる掘削長の測定を行った。

事例2)
?@工種名又は作業名等:
コンクリート工事

?A品質低下につながる不具合とそう考えた理由:
コールドジョイントやじゃんかなどの不具合が発生すると、構造物の耐力や耐久性が低下すると考えたため。

?B?Aの不具合を発生させないために行ったこととその際特に留意したこと:
打込み区画・打込み人員配置・バイブレーターの使用方法等に留意し、連続して打設作業を行った。


事例3)
?@工種名又は作業名等:
タイル事

?A品質低下につながる不具合とそう考えた理由:
張付けモルタルの施工不良による不具合が発生すると、外壁タイルが剥落し、周囲に危険を及ぼしたり、美観性を損なったりすると考えたため。

?B?Aの不具合を発生させないために行ったこととその際特に留意したこと:
張付けモルタルの塗り付け量に留意し、1回当たりの塗付け面積は 2m 2 /人 以下とした。




2.工事概要であげた工事及び受検種別にかかわらず、あなたの今日までの建築工事の経験を踏まえて、 施工の品質を確保するために確認すべきこととして、次の?@から?Bをそれぞれ 2つ具体的に記述しなさい。

ただし、?@は同一でもよいが、?A及び?Bはそれぞれ異なる内容とする。また、?A及び?Bは「設計図書どおりであることを確認した。」等確認した内容が具体的に記述されていないものや1.の?A及び?Bと同じ内容を記述したものは不可とする。

?@ 工種名又は作業名等

?A ?@の 着手時の確認事項とその理由

?B ?@の 施工中又は完了時の確認事項とその理由


解答試案



解答例1)
?@工種名又は作業名等:
アスファルト防水工事

?A?@の着手時の確認事項とその理由:
下地コンクリート面に不具合があると、雨漏れの原因となるため、レイタンス、浮き、ひび割れなどがないか十分に確認する。

?B?@の施工中又は完了時の確認事項とその理由:
ルーフィングシート施工時に所定の重ね幅を確保できていないと漏水の原因となるため、長手方向、幅方向共に100mm以上確保できているか確認する。

解答例2)
?@工種名又は作業名等:
内装工事(長尺シート張り)

?A?@の着手時の確認事項とその理由:
長尺シートに巻きぐせがあると、下地面と張付けた際に効果不良を起こす恐れがあるため、施工に先立ち、長尺シートが所定の割付け寸法に裁断されていること及び巻ぐせが取り除かれていることを確認する。

?B?@の施工中又は完了時の確認事項とその理由:
床シートに段差があると、歩行の支障や剥離の原因となるため、継ぎ目部は平滑に削り取られているか確認する。





2023年07月04日

2級建築施工管理技士 令和4年度 二次 問題2 解答・解説

令和4年度 2級建築施工管理技術検定

第二次検定問題 解答・解説

令和4年11月13日(日)

問題2
次の建築工事に関する用語の一覧表の中から 5つ用語を選び、解答用紙の 用語の記号欄の記号にマークしたうえで、 選んだ用語欄に用語を記入し、その 用語の説明 施工上留意すべきことを具体的に記述しなさい。

ただし、a及びj以外の用語については、作業上の安全に関する記述は不可とする。

また、使用資機材に不良品はないものとする。

用語の一覧表

用語の記号  用  語
  a     足場の壁つなぎ
  b     帯筋
  c     親杭横矢板壁
  d     型枠のセパレーター
  e     壁のモザイクタイル張り
  f     先送りモルタル
  g    セッティングブロック
  h    タイトフレーム
  i     天井インサート
  j     ベンチマーク
  k    防水工事の脱気装置
  l     マスキングテープ
  m    木構造のアンカーボルト
  n    溶接のアンダーカット


a 足場の壁つなぎ 解答例


[ 用語の説明 ]
足場を建物に連結固定し、足場の変形、倒壊を防止する部材。足場の座屈を防止し、風荷重の水平力を負担するもので、労働安全衛生規則で設置が義務付けられている。


[ 施工上留意すべきこと ]
単管足場においては、垂直方向 5m以下、水平方向 5.5m以下。枠組足場では、垂直方向 9m以下、水平方向 8m以下と規定されている。取付け金物は、基準に合格した部材を使用する。




b 帯筋 解答例


[ 用語の説明 ]
鉄筋コンクリート柱の主筋の周囲の所定の位置に配置する。柱のせん断補強筋で柱の圧縮強度やじん性を高めるもの。

[ 施工上留意すべきこと ]
鉄筋の種類、ピッチ、適正なかぶり厚をとり、末端は135°フックとし、その位置は同じ交互にする。




c 親杭横矢板壁 解答例


[ 用語の説明 ]
鉛直に設置した親杭に、掘削の進行に伴って横矢板をかませた山留め壁。

[ 施工上留意すべきこと ]
杭の根入れ部分は崩壊しないように、根固め液を注入する。




d 型枠のセパレーター 解答例


[ 用語の説明 ]
型枠工事で、相対するせき板相互の間隔を正しく保持するために使用する部材。主なものには、コーンを使用しないもの(丸セパC型)と使用するもの(丸セパB型)がある。

[ 施工上留意すべきこと ]
コーン穴の処理方法について、防水下地や薄い下地の場合は丸セパB型を用い、コンクリート面と同一にモルタルを充填する。普通のモルタルでは、垂れ下がりや乾燥収縮のおそれがあるので、硬練りモルタルを用いるなどの配慮が必要である。




e 壁のモザイクタイル張り 解答例


[ 用語の説明 ]
下地面に張付けモルタルを塗り付け、25mm角未満のモザイクタイルユニットをたたき締めて張り付ける工法。

[ 施工上留意すべきこと ]
張付けモルタルは2度塗りとし、塗り厚を3〜5mmとなるように留意する。




f 先送りモルタル 解答例


[ 用語の説明 ]
コンクリートの打設に際して、コンクリートの圧送開始前に、コンクリートの流動性を確保するため、輸送管内壁に潤滑膜を形成させ、また、吸入・吐出弁内部をシールするために、圧送管内に流し込むモルタルのこと。

[ 施工上留意すべきこと ]
圧送の初期に輸送管より排出されるモルタルは極めて低強度のものとなるので、先送りモルタルは、圧送後には廃棄処分とする。また、先送りモルタルは、富調合のものとする必要がある。




g セッティングブロック 解答例


[ 用語の説明 ]
エチレンプロピレンゴム等を原料とし、ガラスをサッシ内で支え、サッシの溝底とガラスとの接触を避けるとともに、適当なエッジクリアランスをガラスの掛り代を確保することを目的に使用される。

[ 施工上留意すべきこと ]
セッティングブロックの位置は、両端部からガラスの横幅寸法の1/4のところに2箇所設置し、サッシ水抜き孔を塞がないようにする。




h タイトフレーム 解答例


[ 用語の説明 ]
金属製折板葺き屋根の重要な構成部材のひとつで、梁と金属製折板との固定に使用する山形の接合部材。

[ 施工上留意すべきこと ]
タイトフレームと下地の溶接接合は、隅肉溶接とし、隅肉溶接のサイズは、タイトフレームの板厚と同じになるように留意する。




i 天井インサート 解答例


[ 用語の説明 ]
天井を吊る下地受けの金物のことで、コンクリートの打ち込みの際にあらかじめ埋め込む金物。

[ 施工上留意すべきこと ]
天井インサート間隔は 900mm程度とし、周辺部は端から 150mm以内に吊りボルトが配置できるように取り付ける。




j ベンチマーク 解答例


[ 用語の説明 ]
敷地や建築物の高さ及び位置の基準を示すもの。

[ 施工上留意すべきこと ]
ベンチマークは2箇所以上設けて、相互にチェックできるようにする。また、ベンチマークは正確に設置し、工事中に移動しないようその周囲を囲うなど、養生を行う。




k 防水工事の脱気装置 解答例


[ 用語の説明 ]
屋根露出防水絶縁工法で、下地面より発生する水蒸気を気中に放出する装置。

[ 施工上留意すべきこと ]
取付け間隔は、平場で 25〜100m 2 に1個程度、立上り部で長さ 10m間隔に1個程度を目安に、装置の排出能力に応じた分担面積とする。




l マスキングテープ 解答例


[ 用語の説明 ]
シーリング工事等で、目地縁の線を通りよく仕上げるための保護テープ。


[ 施工上留意すべきこと ]
粘着力は弱いが、長時間貼り付けたままだと、テープを剥がすときに、下地の塗装等を剥がしてしまうことがあるので、マスキングテープは、作業が終了したら、直ちに剥がず。




m 木構造のアンカーボルト 解答例


[ 用語の説明 ]
木造在来軸組構法において、基礎に土台を締め付ける等のために、基礎に埋め込むボルトをいう。

[ 施工上留意すべきこと ]
木造在来軸組構法のアンカーボルトは、柱・間柱・土台継手の位置を避け、2.7m以内の間隔で基礎に埋め込む。




n 溶接のアンダーカット 解答例


[ 用語の説明 ]
溶接欠陥のひとつ。溶接のビードや止端等に沿って母材に溝ができた状態のこと。

[ 施工上留意すべきこと ]
電流をあまり大きくせず、正しい溶接棒の角度・位置、正確な溶接速度、正しい溶接姿勢等が必要である。





2023年07月03日

2級建築施工管理技士 令和4年度 二次 問題3 解答・解説

令和4年度 2級建築施工管理技術検定

第二次検定問題 解答・解説

令和4年11月13日(日)

問題3
鉄骨造2階建て店舗兼商品倉庫建物の新築工事について、工事概要を確認のうえ、右の工程表及び出来高表に関し、次の1.から3.の問いに答えなさい。

工程表は、予定出来高曲線を破線で表示している。また、出来高表は、4月末時点のものを示しており、実績出来高の累計金額は記載していない。

なお、各作業は一般的な手順に従って施工されるものとする。

[工事概要]

用   途:店舗及び事務所(1階)、商品倉庫(2階)
構造・規模:鉄骨造 地上2階、延べ面積350m 2
      鉄骨耐火被覆は、耐火材巻付け工法、外周部は合成工法
外部仕上げ:外壁は、ALCパネル張り、防水形複層塗材仕上げ
      屋根は、折板葺屋根
内部仕上げ:
 店舗、事務所
  床は、コンクリート金ごて仕上げ、ビニル床シート張り
  壁は、軽量鉄骨下地、せっこうボード張り、塗装仕上げ
  天井は、軽量鉄骨下地、化粧せっこうボード張り

 商品倉庫
  床は、コンクリート金ごて仕上げ、無機質系塗床材塗り
  壁は、軽量鉄骨下地、せっこうボード張り、素地のまま
  天井は、折板葺屋根裏打材表し

その他:荷物用油圧エレベーター設置
    内部建具は化粧扉

工 程 表
R04_2次_問題3_工程表.jpg

1.工程表の鉄筋コンクリート工事の(A)、塗装工事の(B)に該当する 作業名を記入しなさい。


 解答



(A) 1F 床躯体  (B) 1F 内装塗装




出 来 高 表
R04_2次_問題3_出来高表.jpg

2.出来高表から、1月末までの実績出来高の累計金額を求め、総工事金額に対する 比率をパーセントで記入しなさい。


 解答


総工事金額に対する比率:13%

[ 解説 ]
1月の各実績を足して
60+390+190+50+90 =780万円
この合計金額を、総工事金額(6,000万円)で割って、
780 / 6000 × 100[%] = 13 [%}
となる。

R04_2次_問題3_出来高表Ans..jpg




3.工程表は工事計画時に作成していたものであるが、工程上、完了時期が不適当な作業があり、出来高表についても誤った月次にその予定金額と実績金額が記載されたままとなっている。

これらに関して、次の?@から?Bについて答えなさい。


?@ 工程上、完了時期が不適当な 作業名を記入しなさい。


?A ?@の作業の適当な 完了時期を記入しなさい。
ただし、作業完了時期は月次と旬日で記入し、 旬日は、 上旬 中旬 下旬とする。


?B作業の適当な完了時期に合わせて出来高表の誤りを修正したうえで、3月末までの実績出来高の 累計金額を記入しなさい。



 解答


?@不適当は作業名 耐火被覆

?A作業完了時期  3月中旬

?B3月末までの実績出来高の累計金額
 4,250万円

[ 解説 ]
鉄骨工事の耐火被覆作業は、鉄骨工事のスタッド溶接が終わり、外壁工事のALC取付けが終わってから実施し、金属工事の壁、天井軽鉄下地が始まるまでに終える必要がある。1F壁、天井、2F壁軽鉄下地が3月中旬から始まっているので、3月中旬には完了している必要がある。
鉄骨工事の耐火被覆作業は、出来高表の4月の欄に、予定と実績が 60万円と記載されている。?Aより、3月に予定と実績を記入する必要がある。
したがって、3月末までの実績出来高の累計金額は、
780万円 + 1,820万円 + 1,650万円 = 4,250万円
である。





2023年07月02日

2級建築施工管理技士 令和4年度 二次 問題4 解答・解説

令和4年度 2級建築施工管理技術検定

第二次検定問題 解答・解説

令和4年11月13日(日)

問題4
次の1.から3.の各法文において、[  ]に当てはまる 正しい語句を、下の該当する枠内から 1つ選びなさい。

1.建設業法(下請負人の意見の聴取)

第24条の2
元請負人は、その請け負った建設工事を[ ?@ ]するために必要な工程の細目、[ ?A ]その他元請負人において定めるべき事項を定めようとするときは、あらかじめ、下請負人の意見をきかなければならない。


?@ (1)計画   (2)準備   (3)施工   (4)完成

?A (1)作業方法 (2)作業内容 (3)作業代金 (4)作業人数



答え

 ?@-3、?A-1


[ 解答解説 ]
建設業法
第24条の2
元請負人は、その請け負った建設工事を 施工するために必要な工程の細目、 作業方法その他元請負人において定めるべき事項を定めようとするときは、あらかじめ、下請負人の意見をきかなければならない。





2.建築基準法(工事現場の危害の防止)

第90条
建築物の建築、修繕、模様替又は除却のための工事の[ ?B ]は、当該工事の施工に伴う地盤の崩落、建築物又は工事用の[ ?C ]の倒壊等による危害を防止するために必要な措置を講じなければならない。

2(略)

3(略)

?B (1)管理者 (2)事業者 (3)施工者 (4)設計者

?C (1)機械  (2)工作物 (3)事務所 (4)仮設足場



答え

 ?B-3、?A-2

[ 解答解説 ]
建築基準法
第90条
建築物の建築、修繕、模様替又は除却のための工事の 施工者は、当該工事の施工に伴う地盤の崩落、建築物又は工事用の 工作物の倒壊等による危害を防止するために必要な措置を講じなければならない。





3.労働安全衛生法(就業制限)

第61条
事業者は、クレーンの運転その他の業務で、政令で定めるものについては、都道府県労働局長の当該業務に係る[ ?D ]を受けた者又は都道府県労働局長の登録を受けた者が行う当該業務に係る[ ?E ] 講習を修了した者その他厚生労働省令で定める資格を有する者でなければ、当該業務に就かせてはならない。

2(略)

3(略)

4(略)

?D (1)認定  (2)免許 (3)許可 (4)通知

?E (1)技術  (2)特別 (3)作業 (4)技能



答え

 ?D-2、?E-4

[ 解答解説 ]
労働安全衛生法
第61条
事業者は、クレーンの運転その他の業務で、政令で定めるものについては、都道府県労働局長の当該業務に係る 免許を受けた者又は都道府県労働局長の登録を受けた者が行う当該業務に係る 技能講習を修了した者その他厚生労働省令で定める資格を有する者でなければ、当該業務に就かせてはならない。





2023年07月01日

2級建築施工管理技士 令和4年度 二次 問題5–A 解答・解説

令和4年度 2級建築施工管理技術検定

第二次検定問題 解答・解説

令和4年11月13日(日)

受検種別 建築の受検者は 解答してください。

問題5–A
次の1.から8.の各記述において、[  ] に当てはまる 最も適当な語句又は数値を、下の該当する枠内から 1つ選びなさい。

1.墨出し等に用いる鋼製巻尺は、工事着手前に[ ?@ ] 合わせを行い、同じ精度を有する鋼製巻尺を2本以上用意して、1本は基準巻尺として保管しておく。

[ ?@ ] 合わせの際には、それぞれの鋼製巻尺に一定の張力を与えて、相互の誤差を確認する。

?@ (1)ゲージ  (2)テープ  (3)長さ  (4)寸法



答え

 2

[ 解答解説 ]
鋼製巻尺は、工事着手前にテープ合わせを行い、同じ精度を有する巻尺を2本以上用意し、うち1本は基準巻尺として保管する。

テープ合わせとは、現場で使用する鋼製巻尺と、同じ精度を有する鋼製巻尺を1本以上用意し、誤差を確認することをいう。

テープ合わせを行う時は、それぞれの鋼製巻尺に一定の張力を与えて、相互の誤差を確認する。(建築工事監理指針)




2.大梁鉄筋をガス圧接する際、鉄筋径程度の縮み代を見込んで加工しないと、[ ?A ] 寸法の不足や、直交部材の配筋の乱れを招くことになる。

?A (1)あ き  (2)かぶり  (3)付着  (4)定着



答え

 4

[ 解答解説 ]
大梁の主筋をガス圧接する場合、鉄筋径程度の縮み代を見込んで加工しないと、 定着寸法の不足や、直交部材の配筋の乱れを招くことになる。(建築工事監理指針)




3.鉄筋コンクリート造でコンクリートを打ち継ぐ場合、打継ぎ部の位置は、構造部材の耐力への影響が最も少ない位置に定めるものとし、梁、床スラブ及び屋根スラブの鉛直打継ぎ部は、一般にスパンの中央又は端から[ ?B ] 付近に設け、柱及び梁の水平打継ぎ部は、床スラブ又は梁の下端、あるいは床スラブ、梁又は基礎梁の上端に設ける。

?B (1)1/4  (2)1/5  (3)1/8  (4)1/10



答え

 1

[ 解答解説 ]
鉄筋コンクリート造の打継ぎ部の位置は、梁、床スラブ及び屋根スラブにおいては、一般にスパンの中央又は端から 1/4付近に設け、柱及び梁の水平打継ぎ部は、床スラブ又は梁の下端、あるいは床スラブ、梁又は基礎梁の上端に設ける。(公共建築工事標準仕様書 建築工事編6.6.4(1))




4.木造の建築物にあっては、地震力等の水平荷重に対して、建築物に[ ?C ] を生じないように、筋かい等を入れた軸組を、梁間方向及び桁行方向にそれぞれにつり合いよく配置する。

?C (1)ねじれ  (2)亀裂   (3)不同沈下  (4)芯ずれ



答え

 1

[ 解答解説 ]
地震や強風などによる軸組の変形を防ぐために対角線方向に入れる補強材を筋かいという。筋かいは、つり合いよく配置し、 ねじれを生じないようにして、建物全体を強固にするために入れる。(建築工事監理指針)




5.アスファルト防水において、立上り部のルーフィング類を平場部と別に張り付ける場合、平場部のルーフィング類を張り付けた後、その上に重ね幅[ ?D ] mm程度をとって張り重ねる。

?D (1)50  (2)100  (3)150  (4)300



答え

 3

[ 解答解説 ]
立上りと平場のアスファルトルーフィング類は別々に張り付け、立上り部のアスファルトルーフィング類は各層とも平場のアスファルトルーフィングに 150mm以上張り掛ける。(公共建築工事標準仕様書 建築工事編9.2.4(4)(イ)(f))




6.外壁の有機系接着剤によるタイル後張り工法で、裏あしのあるタイルを張り付ける場合の接着剤の塗付けは、くし目ごてを用いて下地面に平坦に塗り付け、次に接着剤の塗り厚を確保するために、壁面に対してくし目ごてを[ ?E ] 度の角度を保ってくし目を付ける。

タイルの裏あしとくし目の方向が平行になると、タイルと接着剤との接着率が少なくなることがあるため、裏あしに対して直交又は斜め方向にくし目を立てるようにする。

?E (1)15  (2)30  (3)60  (4)75



答え

 3

[ 解答解説 ]
外壁の有機系接着剤によるタイル後張り工法で、接着剤は金ごて等を用いて平たんに塗布した後、タイルの製造所又は接着剤の製造所の指定するくし目ごてを用いて壁面に 60度の角度を保って、くし目を立てる。また、裏あしがあるタイルは、裏あし方向とくし目の方向が平行にならないようにする。(公共建築工事標準仕様書 建築工事編11.3.5(2)(ウ)(c))




7.日本産業規格(JIS)による建築用鋼製下地材を用いた軽量鉄骨天井下地工事において、天井のふところが1.5m以上3m以下の場合は、吊りボルトの水平補強、斜め補強を行う。

水平補強の補強材の間隔は、縦横方向に[ ?F ] m程度の間隔で配置する。

?F (1)0.9  (2)1.8  (3)2.7  (4)3.6



答え

 2

[ 解答解説 ]
日本産業規格(JIS)による建築用鋼製下地材を用いた軽量鉄骨天井下地工事において、天井のふところが1.5m以上の場合は、原則として、施工用補強部材等を用いて、次により、吊りボルトの補強を行う。なお、天井のふところが3mを超える場合は、特記による。

(ア) 水平補強は、 縦横方向 1.8m程度で配置する。

(イ) 斜め補強は、相対する斜め材を 1組とし、 縦横方向 間隔3.6m程度で配置する。




8.壁紙張りにおいて、表面に付いた接着剤や手垢等を放置しておくと[ ?G ]の原因となるので、張り終わった部分ごとに直ちに拭き取る。

?G (1)しみ  (2)はがれ  (3)だれ  (4)しわ



答え

 1

[ 解答解説 ]
壁紙の表面に付いた接着剤や手垢等は、放置しておくと しみの原因となる。そのため、壁紙を張り終わった部分ごとに 直ちに拭き取る必要がある。(建築工事監理指針)





2級建築施工管理技士 令和4年度 二次 問題5−B 解答・解説

令和4年度 2級建築施工管理技術検定

第二次検定問題 解答・解説

令和4年11月13日(日)

受検種別 躯体の受検者は 解答してください。

問題5−B
次の1.から4.の各記述において、 [  ] に当てはまる 最も適当な語句 文字又は数値を、下の該当する枠内から 1つ選びなさい。

1.敷地の地盤の構成や性質などを調査する地盤調査には、一般にロータリーボーリングが行われている。ボーリングによる掘削孔を用いて[ ?@ ] 、試料の採取、地下水位の測定等の調査を行う。

また、採取された試料は各種の土質試験を行い、土質柱状図にまとめられる。

[ ?@ ] は、ハンマーを自由落下させて、SPTサンプラーが地層を 300mm貫入するのに必要な打撃回数を求める試験である。ここで得られた打撃回数を[ ?A ] といい、地盤の硬軟や締り具合を推定するのに使われる。


?@ (1)フロー試験 (2)平板載荷試験 (3)標準貫入試験 (4)CBR試験

?A (1)K値     (2)NC値     (3)トルク係数値 (4)N値



答え

 ?@-3、?A-4

[ 解答解説 ]
敷地の地盤の構成や性質などを調査する地盤調査には、一般に ロータリーボーリングが行われている。ボーリングによる掘削孔を用いて 標準貫入試験、試料の採取、地下水位の測定等の調査を行う。

また、採取された試料は各種の土質試験を行い、土質柱状図にまとめられる。

標準貫入試験は、ハンマーを自由落下させて、SPTサンプラーが地層を 300mm貫入するのに 必要な打撃回数を求める試験である。ここで得られた打撃回数を N値といい、地盤の硬軟や締り具合を推定するのに使われる。(建築工事監理指針)

R04_5B_1_標準貫入試験.jpg




2.型枠工事において、コンクリート型枠用合板を用いた柱型枠や壁型枠を組み立てる場合、足元を正しい位置に固定するために[ ?B ] を行う。敷桟で行う場合にはコンクリートの漏れ防止に、パッキングを使用する方法やプラスチックアングルを使用する方法等がある。

床型枠においては、設計者との協議を行い、フラットデッキ(床型枠用鋼製デッキプレート)を使用することがある。その場合、梁側板型枠との接合方法として、フラットデッキの長手方向に対する梁へののみこみ代は、原則として、一般階では[ ?C ] mmとしている。


?B (1)根固め  (2)根巻き  (3)根回し  (4)根がらみ

?C (1)10   (2)20   (3)30   (4)40



答え

 ?B-2、?C-1

[ 解答解説 ]

柱や壁の型枠を組み立てる場合、足元を正しい位置に固定するために、 根巻きを行う。敷桟で行う場合にはコンクリート漏れ防止に、パッキングを使用する方法や プラスチックアングルを使用する方法などがある。

フラットデッキの長手方向に対する梁へののみこみ代は、原則として、一般階では、 10mmとする。(建築工事監理指針)





3.鉄筋工事において、鉄筋相互のあきは、鉄筋とコンクリートの間のによる応力の伝達が十分に行われ、コンクリートが分離することなく密実に打ち込まれるために必要なものである。

柱や梁の主筋の継手に、ガス圧接継手を採用し、異形鉄筋を用いる場合の鉄筋相互のあきの最小寸法は、隣り合う鉄筋の平均径(呼び名の数値)の1.5倍、粗骨材最大寸法の1.25倍、[ ?E ] mmのうちで、最も大きい値以上とする。


?D (1)定 着 (2)付 着 (3)引 張 (4)圧 着

?E (1)20  (2)25  (3)30  (4)35



答え

 ?D-2、?E-2

[ 解答解説 ]
鉄筋工事において鉄筋相互のあきは、鉄筋とコンクリートの間の 付着による応力の伝達が十分に行われ、コンクリートが分離することなく密実に打ち込まれるために必要なものである。

鉄筋相互のあきの最小寸法は、隣り合う鉄筋の平均径(呼び名の数値)の1.5倍、粗骨材最大寸法の1.25倍、 25mmのうちで、最も大きい値以上とする。(公共建築工事標準仕様書建築工事編 5.3.5(4)(ア)(イ)(ウ))





4.鉄骨工事において、トルシア形高力ボルトを使用した接合部の本締めは、梁フランジの場合には図の[ ?F ] のように行っていく。また、本締め後の検査は、ピンテールが破断していること、共回り・軸回りがないこと、ボルトの余長がネジ1山から6山までの範囲であること、ナットの回転量が平均回転角度 ±[ ?G ] 度以内であることを目視確認する。

R04_2次_問題5B-4_高力ボルトの締付け順序.jpg


?F (1)a  (2)b  (3)c  (4)d

?G (1)15  (2)20  (3)30  (4)45



答え

 ?F-4、?G-3

[ 解答解説 ]
1群のボルトの締付けは、群の中央から周辺に向かう順序で行う。(公共建築工事標準仕様書建築工事編 7.4.7(4))よって、図の dのように行っていく。

トルシア型高力ボルトの締付け後の確認は、
・ピンテールが 破断していること。
・一次締め付けの際につけたマークのずれにより、 共回り及び 軸回りが生じていないこと。
・ナットの回転量は、各ボルト群のナットの平均回転角度 - 30°から平均回転角度 + 30°までの範囲であること。
・ボルトの余長は、ねじ1山から6山までの範囲であることを確認する。
(公共建築工事標準仕様書建築工事編 7.4.8(1)(ア)(a)〜(d))





2級建築施工管理技士 令和4年度 二次 問題5−C 解答・解説

令和4年度 2級建築施工管理技術検定

第二次検定問題 解答・解説

令和4年11月13日(日)

受検種別 仕上げの受検者は 解答してください。

問題5−C
次の1.から4.の各記述において、[  ] に当てはまる 最も適当な語句又は数値を、下の該当する枠内から 1つ選びなさい。

1.アスファルト防水の密着工法において、平場部のアスファルトルーフィング類の張付けに先立ち、コンクリ−ト打継ぎ部は、幅50mm程度の絶縁用テープを張った上に、幅 [ ?@ ] mm以上の[ ?A ] ルーフィングを増張りする。

アスファルトルーフィング類の張付けは、空隙、気泡、しわ等が生じないよう均一に押し均して、下層に密着させる。


?@ (1)100  (2)150   (3)200   (4)300

?A (1)砂 付 (2)ストレッチ (3)あなあき (4)合成高分子系


答え

 ?@-4、?A-2

[ 解答解説 ]

アスファルト防水の密着工法において、平場部のアスファルトルーフィング類の張付けに先立ち、コンクリートの打継ぎ箇所等で防水上不具合のある下地は、 幅50mm程度の絶縁用テープを張り付け、その上に幅 300mm以上の ストレッチルーフィングを増張りする。

アスファルトルーフィング類の張付けは、空隙、気泡、しわ等が生じないように均一に押し均して、 下層に密着するように行う。
(公共建築工事標準仕様書建築工事編 9.2.4(4)(ア)(a)(b))





2.セメントモルタルによる壁タイル張りの工法において、 [ ?B ] は、張付けモルタルを下地面とタイル裏面の両方に塗ってタイルを張り付ける工法である。

タイルの張付けは、タイル張りに用いるハンマー等でタイル周辺からモルタルがはみ出すまで入念にたたき押し、 [ ?C ] に向かって張り進める。

張付けモルタルの1回の塗り付け面積は、2m 2 /人以内、かつ、60分以内に張り終える面積とし、1回のタイルを張り終わったら、張付けモルタルの硬化を見ながら、はみ出したモルタルを除去する。


?B (1)密着張り (2)マスク張り (3)改良圧着張り (4)改良積上げ張り

?C (1)1段おきに上から下 (2)1段おきに下から上 (3)1段ごとに上から下 (4)1段ごとに下から上


答え

 ?B-3、?C-3

[ 解答解説 ]
改良圧着張りは、モルタル下地面に張付けモルタルを塗り、モルタルが 軟らかいうちにタイル裏面にも同じ張付けモルタルを塗ってタイルを張付ける工法である。

ハンマー等でタイルを入念にたたき押し、 1段ごとに上から下に向かって張り進める。

張付けモルタルの1回の塗り付け面積の限度は、張付けモルタルに触れると手に付く状態のままタイル張りが完了できることとし、 2m 2 /人以内かつ、 60分以内に梁おける面積とする。1回のタイルを張り終わったとき、モルタルの硬化の程度により、タイル周辺にはみ出しているモルタルを除去する。(公共建築工事標準仕様書建築工事編 11.2.6(3)(ウ)(a)(d))





3.金属屋根工事において、金属板葺の下葺にアスファルトルーフィングを用いる場合、野地面上に軒先と平行に敷き込み、隣接するアスファルトルーフィングを上下、左右とも重ねながら軒先から棟に向かって張り進める。アスファルトルーフィングの左右の重ねは、 [ ?D ] mm程度を標準とし、継ぎ目が相互に近接しないようにする。

アスファルトルーフィングの留付けは、ハンマー式タッカー等を用い、ステープルで野地板に固定する場合が多く、アスファルトルーフィングの重ね部分は[ ?E ] mm程度、その他の部分は必要に応じ900mm以内の間隔で留め付けるのが一般的である。


?D (1) 50  (2)100  (3)150  (4)200

?E (1)150  (2)300  (3)450  (4)600


答え

 ?D-4、?E-2

[ 解答解説 ]
金属屋根工事において、金属板葺の下葺にアスファルトルーフィングを用いる場合、野地面上に軒先と平行に敷き込み、軒先から 上へ向かって張る。上下(流れ方向)は 100mm以上、左右(長手方向)は200mm以上重ね合わせる。なお、 方向の 継目位置は重ねない

留付けは留付け用釘又はステープルにより、重ね合せ部は間隔 300mm程度、その他は要所に留め付ける。(公共建築工事標準仕様書建築工事編 13.2.3(4)(ア)(a)(b))





4.塗装工事において、壁面を吹付け塗りとする場合、吹付けはエアスプレーやエアレススプレー等を用いて行う。

エアスプレーによる吹付けは、エアスプレーガンを塗り面から[ ?F ] cm程度離し、対象面に対し[ ?G ]に向け、毎秒30cm程度の一定の速度で平行に動かす。

塗料の噴霧は、一般に中央ほど密で周辺が粗になりやすいため、一列ごとに吹付け幅が約1/3ずつ重なるように吹き付ける。


?F (1)20  (2)30  (3)40  (4)50

?G (1)直角  (2)やや上  (3)やや下  (4)やや横


答え

 ?F-2、?G-1

[ 解答解説 ]
塗装工事における吹付け塗りは、スプレーガンを塗装面から 30cm程度離した位置で、塗装面に対して 直角に向け、平行に動かし塗料を噴霧する。噴霧された塗料は、一般に中央部ほど密になりがちで、周辺部が粗になりやすいため、一列ごとに吹付け幅が 1/3程度重なるように吹き付け、塗膜が均一になるようにする。(JASS 18)





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