新型レクサス「RX」ついに発表!「機能詳細カタログ」でチェックしてみよう!


一部の販売店ではなんとか「実車展示」が間に合ったようですが、多くの店舗では、展示車・試乗車はもうしばらく(といってもそれほど長くない)待つ必要があるようです。週末に配備される店舗にはお客さまが殺到しそうですね・・・

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(※トヨタグローバルニュースルーム  https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/37367329.html  より)


以前から噂通り、レクサスとしては初となる販売方法を採用し、「抽選販売枠」と「一般販売枠」に分かれていることが大きな話題となっています。

■「抽選販売枠」・・・レクサスと取引がない方が対象で、所定の条件を満たす必要がある(フルオプション、割賦契約・リースなど)

■「一般販売枠」・・・各レクサス販売会社(またはディーラー)による販売枠で、それぞれの販売会社により販売条件が異なる。

<抽選販売枠の条件>
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(※レクサス公式サイト  https://lexus.jp/models/rx/features/specialoffer/  より)


ここでややこしいのが、「一般販売枠」の中に 「レクサスオーナー枠」と「新規オーナー枠」 があり、それぞれ購入条件が異なるということでしょう。また、販売会社により販売条件が異なるので注意が必要です。
推測するに、 「レクサスオーナー枠」であっても「現金購入不可」や「下取り車必須」という販売形態を採用する販売会社もあるものと思います 。抽選参加の場合は、規約をしっかり確認するなど、のちのちのトラブルとならないよう注意が必要でしょう。

「一般販売枠」でもとんでもない多くの方の申込みがあると思われますので、結局「一般販売枠」ものすごい倍率になるのは必死です。
(SNS上では、すでに「数十倍だ」との声も・・・)

とはいえ、「NX」のような「いつ納車になるかわからない」という状態で、延々にご契約者さまを待たせるわけにもいきませんので、購入にあたり一定の制限や販売台数の上限を設けるのはやむをえないのでしょうね。
日本市場においては月間でわずか「700台」が目標台数のようで、相当少ない数ですが、レクサスの世界シェアの割合に占める日本のプライオリティの低さからするとやむを得ないのでしょうね・・・

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さて、まずは価格について。
当ブログでも事前に価格予想をしておりますが、その結果も含めあらためて一覧化してみました。
(なお、当方の失念により、「RX350 AWD "version.L"」が漏れておりましたので今回追記しております)

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おおむね良い線はいっていたと思うのですが、フラッグシップの 「RX500h」については20万円も差があった のは読みきれませんでした・・・
今回は”F SPORT”であっても「3眼フルLEDヘッドライト」や「ブレードスキャン式AHS」が標準装備というのはトピックスです(このせいで価格が上乗せされているとも言えますが)

個人的には「クラウン・クロスオーバー”RS”」に比べると、「RX500h」はちょっと高価な印象があります。(とはいえ、実質的にこれが仮に「920万円」などより高価でもほぼ売れ行きには影響が無いのでしょうね)
価格については、「 RX350」の”標準”や「RX350h」(2.5LHEVモデル)についても公開されるかと思っていたのですが、これが未公表だったのも予想外 でした。もっとも、レクサス「NX」との価格帯がかぶらないようにする、という意味ではまだ「非公開」のほうが良いという判断なのかもしれませんね。

さて、まずは公式サイトで公開された、デジタルカタログ( 「機能詳細カタログ」 )でポイントをチェックしていきたいと思います。
以下、特に断りのない限り 「 機能詳細カタログ 」のページ番号と画像でコメントさせていただいております。
ニュースリリースでは詳細がわからないことも結構多く、なかなか読み応えがあります!


■「RX500h」専用MOPホイール  【P23】

NXのように、もう少し安価なオプション価格かと思いきや、なんと「110,000円」(10%税込み)の追加価格・・・これは迷いますね〜
鍛造ホイールでもないのに追加価格が10万円超はなかなか悩ましいところです。標準ホイールに比べ「軽量化」されているのであれば価値はありそうですが・・・

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■後席分割可倒式シート(電動リクライニング&電動格納/ベンチレーション機能付) 【P30】

新型NXでは見送られた「 電動リクライニング」機能と「ベンチレーション機能」が備わ るのは嬉しいところ。
「RX500h」でも標準装備というのは驚いた方も多いのではないでしょうか?従来ですと"version.L"系には標準ですが、”F SPORT”系にはオプションもしくは装備不可、というのが一般的かと思いますので。

なお、画像では、リヤドアトリムの照明が結構目立ちますね!(実車でもこれぐらい明るいといいのですが・・・)

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■インテリアイルミパッケージ  は「注意点」あり! 【P31】

NXよりも範囲の広いアンビエントイルミネーション(インテリアイルミパッケージ)ですが、 注意点として「RX350」の”F SPORT”では、フロントのドアポケットにはイルミが装着されません。 この点は要注意です!(おそらく配線は来ているのて、装着すれば点灯するのではと思いますが・・・)
なお、未発表ですが「RX350」の”標準”グレードも同様と思われます(もしくは「インテリアイルミパッケージ」が非装着の可能性)

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■レーダークルーズコントロールに「音声認識機能」対応 【P37】

意外な装備として、 「音声認識」による設定車速と車間設定を変更できる機能 がついたそうです。
ただ、現状の(NXの)あのショボすぎる、ほとんど役に立たない音声認識能力で、果たしてストレスなく認識できるのでしょうか・・・正直これは疑問ですが、「OTA」でどんどん認識率が高くなることをぜひ期待します!

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ドライバーモニター機能 【P41】

第4世代LEXUS初装備となる、ドライバーモニター機能。かつてレクサス「GS」などにもついていた機能ですが、大幅に機能アップして登場です。特に、 「ドライバー異常時対応システム」と連動して、早期警報を行う のはありがたいですね。
あとは、「誤認識」によるエラー表示が煩くなければよいのですが・・・

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渋滞時支援のアドバンストドライブを標準装備!  【P46】

海外仕様ではオプション装着のアドバンストドライブ(渋滞時支援)が標準装備というのは大きなトピックスです。
上記の「ドライバーモニター機能」と連動して支援してくれるものですから、かなり期待ができそうです。

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あおり対策?「周辺車両接近時サポート(録画機能・通報提案機能) 【P50】

なにげに新機能!後方車両が非常に接近した際に、 自動的にドライブレコーダーに証拠を録画し、ヘルプネット経由で通報できる という凄い機能がついています。これには驚きです!(もちろん使いたくはないですけどね・・・)
今後のレクサス車には標準装備されるとすると、大きな安心材料になりますね。

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2次被害拡大防止!「セカンダリーコリジョンブレーキ」(停車中後突対応) 【P52】

こちらも新機能!走行中に、不幸にも 追突されそうになった場合に、自動的にブレーキを作動させ、自車速度を減速させ、2次衝突被害の回避・軽減を行う という機能。特に、渋滞の後部で、ノロノロ走行をしているときなどに効果がありそうです。
これは(めったに体験できないと思いますが)万一の際に安心できる機能と思いますので、今後のレクサス車にはぜひ標準装備してほしいですね。

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「ITSコネクト」が多くのグレードで標準装備! 【P57】

普及を促進しようとしているのかよくわからない「ITSコネクト」ですが、新型RXでは、 多くのグレードで標準装備 となっています。
採用車種が増えれば増えるほど効果があるシステムですから、いっそのこと全車標準装備でも良いのでしょうが、なんといっても採用されている都道府県が一部(9県)しかないのがネックです・・・
しかし、"version.L"系とRX500hに標準装備というのは素晴らしいですね。

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■輻射(ふくしゃ)ヒーターは全車オプション! 【P64】

BEV系車種で採用が進むわずか1分で温みを感じさせる「輻射ヒーター」がRXで 全車メーカーオプション(22,000円)で新設定 。寒冷地ユーザーには特に役立ちそうです。
デザインも極力目立たなくなっているため、積極的に装備したいですね。助手席のパートナーの足元(膝前)を温めるのに大変効果がありそうです。

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ドライブモードセレクトは改悪か?  【P65】

物理的なモード切替スイッチがついに廃止されたのは大変残念です。(ステアリングスイッチにも設定可の模様)
また、海外市場と同様、F SPORT系であっても、 「SPORT S+」モードが廃止されている のも残念なところです。もっとも、使用していた方はそれほど多くないと思いますが・・・
ちなみに、「コンフォートモード」の設定もないようです。ここは「Lシリーズ」との差別化でしょうか?

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「おくだけ充電(Qi)」 上位車種には標準装備!  【P65】

ワイヤレス充電規格「Qi」に対応した置くだけ充電はレクサス車では「メーカーオプション」が一般的ですが、新型RXでは上位車種に標準装備しています。
とはいえ、大容量のスマートフォンの充電には相当時間がかかるので、結局有線接続するケースも多いのですが、標準装備は嬉しいですね!

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「1500Wコンセント」上位車種には標準装備!  【P66】

RX450h+とRX500hの価格が高いのは「標準装備」が多いことも理由の一つのようで、一般的にはメーカーオプションとして設定される「 アクセサリーコンセント(AC100V/1500W)が標準装備 されています。しかも、センターコンソールとラゲージルーム内の2箇所ということでかなり便利です。

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リレーアタック防止?「電子キー測距システム」搭載!  【P71】

噂となっていた、 「新セキュリティシステム」 が新型RXに搭載されます。
少し前に猛威を奮った、「リレーアタック」を防止するため(と思われる) 電子キーとの距離を測定しながら、ドア解錠とエンジンスタートを制限するとシステムが搭載されています。(なお、薄型のカードキーを選択した場合は、この「測距システム」は非対応のキーになるようです)
こんどのトヨタ車/レクサス車の標準機能になるかはわかりませんが、順次対応しそうですね。

これにより、スマートキーを電波が遮断される「ポーチ」や「金属缶」に入れる手間や、その都度「節電モード」に変更する手間が省けそうです。
なお、「デジタルキー」は引き続きメーカーオプション。価格も「33,000円」なので、トヨタブランドの2倍するのは不思議です・・・

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ついに「ドライブレコーダー(前後方)」標準装備!  【P74】

待望の ドライブレコーダー機能が上位車種に標準装備 、「RX350」にメーカーオプション。
配線露出や社外品の取り付けが不要なのはとても嬉しいですし、14インチディスプレイで画像が確認できるという点も見栄えも変わらず理想的なスタイルです。(データはスマートフォンやUSBメモリに転送可能)
ただ、記録画質は「HD画質」と思われるため、ハイエンドドライブレコーダーのように「4K」相当の記録はできませんし、 常時録画可能時間はおおむね「100分」 ということで、市販の大容量メモリーカードを使用する場合に比べかなり短いので、「風景録画」や「旅の記録」としての副次的な利用には適さないとに注意が必要ですね。

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"F SPORT”のブレーキローターは現実的なサイズに 【P77】

驚きのフロントに「6ピストンの対向キャリパー」を備える”F SPORT”グレードですが、海外市場でのスペック表ではブレーキローターサイズが「400mm」と紹介されており「レクサスLCやLS”F SPORT”」という高出力車種と並ぶサイズでいかにも「ハイスペック感」がありましたが、新型RXにおいてのローターサイズは 「337mm」と一気にサイズダウンしました (おおむね新型「IS」と同サイズ)・・・
なお、日本市場のみと思われる「オレンジブレーキキャリパー」の設定があるのは嬉しい限りです!

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■インテリアカラーには人気の「ヘーゼル」なし!  【P83】

新型「NX」"version.L"系で大人気の 「ヘーゼル」がなんと新型「RX」では存在しません。
ヘーゼルについては”標準”グレード専用カラーの模様ですが、これはなんとも残念・・・今後の年次改良での拡大を期待したいものです。
”F SPORT”の内装色も2色なのは寂しい限りですが、これは海外市場でも同じなのでやむ無しですね。

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■オーナメントパネルは3種類  【P84】

”標準”グレードが見送られたことにより、 「ブラックヘリンボーンパターンフィルム」が姿を消しました・・・
F SPORT系のパネルが、新型NXと同様の「ダークスピンアルミ」なのはちょっとつまらないと思います(私だけ?)
それほど質感高いわけでもないですし、金属感もあまり感じられませんし・・・

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■実はウルトラスエードは”F SPORT”のみだった?  【P88】

これには驚いたのですが、"version.L"のシートの表記は 「セミアニリン本革」のみで、ウルトラスエードの表記がありません
また、「一部ファブリックを使用しています」の文言があるため、 ウルトラスエードを使用しているのは”F SPORT”のみ ということが判明・・・
見た目はわかりませんが、「手触り」が違うんでしょうね〜(触れば分かる)
当然、"version.L"はウルトラスエードを使用していると思っていたのですが、”F SPORT”の価格が全体的に高めなのはそういった違いがあるのかもしれませんね。(ドアトリムはどうなんでしょう・・・ウルトラスエードではないのかな?)


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ニュースリリース当初は、あまり「NX」との差がなく、内外装の質感を高め、後席居住性を高めたぐらいかな・・・と思っていたのですが、地味ながら「新機能」の採用もあり、特にセーフティシステムやセキュリティシステムは新型「NX」やクラウン・クロスオーバーと比べても1歩進んだ感じがあります。

その他、細かな「仕様差」や「ディーラーオプション」などお伝えしたい点はありますので、引き続き「新型RX」についてレポートさせていただきたいと思います。

2022年11月20日

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