2023年08月30日
レクサス新型「RX350h」ついに発表! 燃費が意外!
あわせて2024年モデルへと進化、初年度モデルで多くのユーザーから要望があった Dレンジ時のアンビエントライトが暗い問題が解決となりました。
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/39554943.html
(*トヨタグローバルニュースルーム 「LEXUS、「RX」に2.5Lハイブリッドシステム搭載の「RX350h」を日本国内に追加導入するとともに、一部改良を実施」より)
新設定の「RX350h」でまず気になるのはなんといっても燃費。
NXと同じパワートレーンを搭載しますが、駆動用バッテリーは「NX」がリチウムイオン電池に対し、RX350hでは、バイポーラ型のニッケル水素電池を使用しているところが大きな違いしょうか。
公表されているWLTCモード燃費の数値を比較すると次の通り。
なんと、 「郊外モード」においては、「NX」と「RX」の差がありません 。
参考に一番下にNXとRXの車両重量を掲載していますが、約180kg〜190kgも「RX」の方が重いにも関わらず燃費が変わらないのは凄い!
しかし、「市街地走行」ではそれなりに燃費の差(2km/L程度)がつくようです。
それにしても、WLTCモードの郊外燃費でリッター20kmを超えるとは・・・!
通勤でほどほどの交通量があるバイパス等をメインに使用される方は、かなり経済的かもしれません。
その他、改良内容はニューリリースの通りで、納車待ちがまだ多数いらっしゃる(特にRX500h/RX350)ため、改良内容は最小限となっています。
先進装備には、納期を短縮するための「レスオプション」が加わっており、特に「ITS Connect」に関しては 居住地域によっては必要性を感じることは少ないため、レスオプションは嬉しいかもしれません。(浮いた金額で、「輻射ヒーター」を付けることができますし)
なお、多くのユーザーから要望がされたと思われる 「アンビエントライト」が減光しすぎる点 に関しては、ついに改善されましたが、「OTA」によるアップデートについて触れていないので、新型NXと同様、すでに納車済の車両(2023年モデル)には不適用のようですね。ほんとはこういうのをOTA対応されるのを皆さん臨んでいると思うのですが・・・
それにしても、フロントドアポケットの照明は点灯しているかどうかわからないほど減光処理されていたので、果たしてどうなったか楽しみです。
一方、ディーラーオプションでも若干の違いが出ています。
待望のホイールロックボルト(&ハブボルトセット)が登場!
発売は「2023年9月」となっていますが、レクサスLCや他車種では「すでに発売されているのでは」、との噂もあります。
このあたりは近日中に確認することといたします。
また、「RX500h ”F SPORT Performance"」のメーカーオプションホイール(110,000円)が、ディーラーオプションとして登場。
価格は「399,300円」。さらにここから交換工賃も2.5万円前後はかかるので、結構コスト高です。
しかももともと設定されていた、DOPアルミホイール(タイプB)よりも0.5kg重いのでどれだけの方が選択されるかは未知数です。
ニュースリリースには記載されていませんが、ステアリングフィール、乗り心地の進化など、目に見えない部分のファインチューニングはきっと行われているでしょうが、今回の新型RX(2024年モデル)の改良内容はとてもシンプルで実質的な年次改良は来年度に持ち越し、というイメージですね。
なお、新型「RXシリーズ」は「NX」と比べても納車済の台数はかなり少ないので、2024年モデルがどれぐらい進化しているかを比較・体感するのは難しそうですが、新設定された「RX350h」の市場での評判も楽しみですし、そしてオーダー再開が待たれる「RX500h」と「RX350」の早期オーダー再開を祈念したいと思います。
2023年08月27日
レクサス新型「LC」(LC500/LC500h)2024年モデル 従来モデルよりここが良くなったぞ!
中古市場でも流通が多いのはこのあたりの年式で、2024年モデルとの外観はほぼ変わっていませんが、機能面では結構な違いがあります。
今回は、主な変更点をおさらいしてみたいと思います。
■リモートエアコンの採用
ちょうど真夏ということもあり、20224年モデルでは「リモートエアコン」が使用できるようになったのは大変便利です!
ただし、新型「NX・RX」のような最新世代モデルとは異なり、シートヒーター/シートベンチレーションのオン/オフや、任意の温度への変更はできないようで、オートエアコンのオン/オフという簡易な機能のみのようです。(それだけでもずいぶん違いますが・・・)
■セキュリティ(マイカー始動ロック)
2024年モデルではスマートフォンで操作し、任意のタイミングでロックできる「マイカー始動ロック」が備わったのはセキュリティ上大きいですね。
万一ドアを開放できてもエンジン始動が出来ません(イグニッションはオンになりますが、エンジンがかからない)
■Lexus Safety System+2.5の採用
2017年の発売から6年ぶりに進化して2024年モデルで採用された予防安全パッケージ「Lexus Safety System+(2.5)」。
交通標識(RSA)の表示や、先行車発信告知機能も備わるなど、利便性が高まりましたが、ハイビームシステムには、可変ライティング機能(アダプティブ方式)は不採用なので注意が必要です。
また、レーダークルーズ走行中のレーントレース機能はかなり向上しましたが、「Lexus Safety System+3.0」のものとは精度が違いますので、あくまで補助的なものと考えて方が良いです。
■パノラミックビューモニター(PVM)の採用
2024年モデルでは、高解像度の「パノラミックビューモニター」が採用されたのは嬉しいですね。
従来の10.3インチのものに比べ、解像度が大幅に高まり、視認性が高まりました。そのため、タイヤの向きや道路の状況もよくわかるので、駐車時のみならず、駐車場から道路に出る際の縁石や路面の確認の際にも活躍します。
スイッチも押しやすい場所にあるので大変良いです。
■新ナビゲーションシステムの採用
まだまだ賛否両論の新ナビゲーションシステムは、12.3インチに拡大された「ワイドディスプレイ」を生かした2画面機能がないなど利便性という面では今ひとつですが、きれいな描写の地図、正確なルート案内、到着予想時刻など、ナビの本性能は高いと思います。「OTA」での機能改善をぜひ楽しみにしています!(そういえば、安全支援アップデートはその後どうなったんでしょうか・・・)
■新意匠ホイール&タイヤ&ハブボルト締結方式の採用
2024年モデルではレクサス「F」モデルを彷彿とさせる新デザインの鍛造ホイールが新設定。
よりスポーティな感じがしてとてもかっこいいホイールと思います。
また乗り心地重視の方のために、ランフラットタイヤはオプション化、ノーマルタイヤが標準仕様となりました。
■オレンジブレーキキャリパーの採用
前期モデルでは選択できませんでしたが、2021年の改良で「オレンジキャリパー」が全グレードでメーカーオプション採用されています。
しかし、カタログでは今だにイメージ画像も含め表示されていないのが不思議です。
LCの特別仕様車では「ブラック」のみとなっていますが、様々なカラーが選択できると嬉しいですよね。
■ナノイーXの採用
2023年モデルから、「ナノイーX」が採用されています。
もともと「ナノイー」は採用されていたので、実質的にはあまり変わらないと言えますが・・・
■USB Type-Cの採用
充電用USBは15W相当で高速充電できるType-Cを2024年モデルで採用(マルチメディア再生用は従来どおりType-Aを採用)
ただし、端子の数自体には変更ありません。
■パワーイージーアクセスシステムの採用
エンジンのオン/オフにあわせ、運転席のシートのやステアリングが自動的に降車しやすい位置に移動する「パワーイージーアクセスシステム」は2020年初夏の改良で実装されましたが、大変便利な機能です。
2017年デビュー当時のLCに備わっていないのが意外ですよね。
■ワンタッチウィンカーの採用
高速道路での車線変更などに有用な「ワンタッチウィンカー」が2024年モデルで採用されました。
「ちょん」とレバーを入れるだけで自動的に5回点灯する仕組みです。これで社外キットは不要になりますね。
■カードキーの採用
信じられませんが、2017年発売当時はカードキーの設定がなく、2018年夏の初めての年次改良で採用されました。
ただし、カードキー自体は他のレクサス車と同じです。(スマートキーは、LSとLCのみ専用の素材を使用)
LCには、デジタルキーは採用されていませんので、持ち運びには便利ですね。
なお、モデルとしては成熟の域にある新型レクサス「LC」ですが、残す進化は基本性能のチューニング程度でしょうか?
あとは快適性を高める仕様についてはこれ以上の進化はなさそうな感じがします。
ナビ/オーディオ関係では、レクサスオーナーおなじみの ブルーバナナ製「TV/NAVIキャンセラー」に関して、LC500 2024年モデルにて、現在適合確認をしてもらっています。
適合確認ができましたら、レポートさせていただきます。
LCの2024年モデルは、ディスプレイが別体になったことにより、より分解手順が複雑になっているようです。(メーターフードを取り外さないと、ディスプレイにアクセスができない)
2023年08月19日
レクサス新型「LC」(LC500/LC500h)2024年モデル 従来モデルよりここが良くなったぞ!
中古市場でも流通が多いのはこのあたりの年式で、2024年モデルとの外観はほぼ変わっていませんが、機能面では結構な違いがあります。
今回は、主な変更点をおさらいしてみたいと思います。
■リモートエアコンの採用
ちょうど真夏ということもあり、20224年モデルでは「リモートエアコン」が使用できるようになったのは大変便利です!
ただし、新型「NX・RX」のような最新世代モデルとは異なり、シートヒーター/シートベンチレーションのオン/オフや、任意の温度への変更はできないようで、オートエアコンのオン/オフという簡易な機能のみのようです。(それだけでもずいぶん違いますが・・・)
■セキュリティ(マイカー始動ロック)
2024年モデルではスマートフォンで操作し、任意のタイミングでロックできる「マイカー始動ロック」が備わったのはセキュリティ上大きいですね。
万一ドアを開放できてもエンジン始動が出来ません(イグニッションはオンになりますが、エンジンがかからない)
■Lexus Safety System+2.5の採用
2017年の発売から6年ぶりに進化して2024年モデルで採用された予防安全パッケージ「Lexus Safety System+(2.5)」。
交通標識(RSA)の表示や、先行車発信告知機能も備わるなど、利便性が高まりましたが、ハイビームシステムには、可変ライティング機能(アダプティブ方式)は不採用なので注意が必要です。
また、レーダークルーズ走行中のレーントレース機能はかなり向上しましたが、「Lexus Safety System+3.0」のものとは精度が違いますので、あくまで補助的なものと考えて方が良いです。
■パノラミックビューモニター(PVM)の採用
2024年モデルでは、高解像度の「パノラミックビューモニター」が採用されたのは嬉しいですね。
従来の10.3インチのものに比べ、解像度が大幅に高まり、視認性が高まりました。そのため、タイヤの向きや道路の状況もよくわかるので、駐車時のみならず、駐車場から道路に出る際の縁石や路面の確認の際にも活躍します。
スイッチも押しやすい場所にあるので大変良いです。
■新ナビゲーションシステムの採用
まだまだ賛否両論の新ナビゲーションシステムは、12.3インチに拡大された「ワイドディスプレイ」を生かした2画面機能がないなど利便性という面では今ひとつですが、きれいな描写の地図、正確なルート案内、到着予想時刻など、ナビの本性能は高いと思います。「OTA」での機能改善をぜひ楽しみにしています!(そういえば、安全支援アップデートはその後どうなったんでしょうか・・・)
■新意匠ホイール&タイヤ&ハブボルト締結方式の採用
2024年モデルではレクサス「F」モデルを彷彿とさせる新デザインの鍛造ホイールが新設定。
よりスポーティな感じがしてとてもかっこいいホイールと思います。
また乗り心地重視の方のために、ランフラットタイヤはオプション化、ノーマルタイヤが標準仕様となりました。
■オレンジブレーキキャリパーの採用
前期モデルでは選択できませんでしたが、2021年の改良で「オレンジキャリパー」が全グレードでメーカーオプション採用されています。
しかし、カタログでは今だにイメージ画像も含め表示されていないのが不思議です。
LCの特別仕様車では「ブラック」のみとなっていますが、様々なカラーが選択できると嬉しいですよね。
■ナノイーXの採用
2023年モデルから、「ナノイーX」が採用されています。
もともと「ナノイー」は採用されていたので、実質的にはあまり変わらないと言えますが・・・
■USB Type-Cの採用
充電用USBは15W相当で高速充電できるType-Cを2024年モデルで採用(マルチメディア再生用は従来どおりType-Aを採用)
ただし、端子の数自体には変更ありません。
■パワーイージーアクセスシステムの採用
エンジンのオン/オフにあわせ、運転席のシートのやステアリングが自動的に降車しやすい位置に移動する「パワーイージーアクセスシステム」は2020年初夏の改良で実装されましたが、大変便利な機能です。
2017年デビュー当時のLCに備わっていないのが意外ですよね。
■ワンタッチウィンカーの採用
高速道路での車線変更などに有用な「ワンタッチウィンカー」が2024年モデルで採用されました。
「ちょん」とレバーを入れるだけで自動的に5回点灯する仕組みです。これで社外キットは不要になりますね。
■カードキーの採用
信じられませんが、2017年発売当時はカードキーの設定がなく、2018年夏の初めての年次改良で採用されました。
ただし、カードキー自体は他のレクサス車と同じです。(スマートキーは、LSとLCのみ専用の素材を使用)
LCには、デジタルキーは採用されていませんので、持ち運びには便利ですね。
なお、モデルとしては成熟の域にある新型レクサス「LC」ですが、残す進化は基本性能のチューニング程度でしょうか?
あとは快適性を高める仕様についてはこれ以上の進化はなさそうな感じがします。
ナビ/オーディオ関係では、レクサスオーナーおなじみの ブルーバナナ製「TV/NAVIキャンセラー」に関して、LC500 2024年モデルにて、現在適合確認をしてもらっています。
適合確認ができましたら、レポートさせていただきます。
LCの2024年モデルは、ディスプレイが別体になったことにより、より分解手順が複雑になっているようです。(メーターフードを取り外さないと、ディスプレイにアクセスができない)
2023年08月14日
レクサスLC500 2024年モデル 納車されました!その2
まずは気になるエンジン/マフラーサウンドです。一部では「騒音規制により静かになったのでは?」との噂もありましたが、結果としては、前期モデルと同様で変更ありません。エンジンオン時のバルブが開いた爆音は健在です!
よって、これからご検討される方もご安心ください!
動き出してすぐ気づくのは、圧倒的に向上した「乗り心地の改善」です。
実際は、最初の年次改良[2018年夏]の改良でサスペンションの様式(伸圧独立オリフィスを採用)が変わっているほか、ほぼ毎年乗り心地には手が入っているので、乗り心地が良くなっているのは当然なのですが、初年度(2018年モデル)からは別の車といってもいいぐらい改善されています。
道路のアップダウンで、路面に吸い付くようにサスペンションが伸縮して路面に追従しており、リヤが「跳ねる」感じがかなり低減されています。
とはいえ、首都高速道路等の「ジョイント」のつなぎ目などのショックはしっかりと伝わってきていますが、だいぶ不快感は改善された印象。
これが「ノーマルタイヤ」だと更に良くなっていると思うと、乗り心地重視の方はノーマルタイヤを選択されるのが良さそうです。
ただし、当方装着タイヤがミシュランではなく、ブリヂストンの 「POTENZA S001L RFT」ということもあるかもしれませんし、2021年モデルから装着された「パフォーマンスダンパー」による効果もあると思いますが、乗り心地は相当に改善されました。
タイヤのサイドウォールのかっこよさなど、ビジュアルはミシュランの方が良いですが、ブリジストン 「POTENZA S001L RFT」は乗り心地に定評がありますから、結果としてよかったかもしれません。
https://www.bridgestone.co.jp/corporate/news/2020103001.html
さて、当方が今回、LC2024年モデルに買い替える最大のきっかけは、先進予防安全装備のアップデートとも言えます。
このままアップデートされずにモデル終了かとも噂されましたが、ようやくアップデートされた先進予防安全装備の「Lexus Safety System+2.5」では「LTA(レーントレーシングアシスト)」に注目です。
LCは2024年モデル登場までは、レクサス車では唯一となる「LKA(レーンキーピングアシスト)」搭載車で、その精度はお世辞にも高いとはいえず、レーン内を「ジグザグ走行」するシロモノで、ほぼ使い道がありませんでしたが、今回のアップデートで、十分実用的になりました。
ただし、当方のLC500”S Package"を首都高神奈川線から、東名高速道路(横浜町田〜御殿場近辺)で使用してみたところ、先行車両が存在する場合の制御は特に気にならないものの、先行車両がいない状態では、走行レーン内の「左端」に寄りがちな制御なのは気になるところです。
実際はセンターライン中央を走行しているのかもしれませんが、どうも左寄りな感じがして、少し怖さがあります。
ステアリングも静電容量式ではなく、トルク感応式のようで、手に添えているだけではLTA制御の中止メッセージが頻繁にでますので、第4世代レクサス車になれると少々不便に感じるところもありますが、渋滞時の支援としては十分使い道のある、「LTA」に進化していると思います。(たとえば、東名高速道路の下り、大井松田から先の「右ルート」は、ほぼレーントレーシングアシストの自動操舵で走行が可能です)
渋滞時には積極的に使用していきたいですね。
高速道路走行時には、LC500”S Package”のみ設定されている、ギア比可変ステアリング”VGRS”と、後輪操舵の”LDH(レクサスダイナミックハンドリング)”に注目です。
前者は、速度域があがるとステアリングが重く、よりどっしりとした操舵感になりますが、これは好みが分かれそうです。
LDHに関しては、初期のLCでは高速道路走行時の「直進性に問題あり」、とメディアで評されていたいと思いますが、今回の2024年モデルではそのようなことは感じられませんでしたので、熟成により改良されたのでしょう。
とはいえ、ほぼ直進走行のみの走行しかしていませんので、ぜひ休日にワインディング・ロード走行もしてみたいです。
なお、「LDH」の後輪操舵のメリットである
「小回りの良さ」は日々の駐車時にすぐ実感できます。このボディサイズ、21インチタイヤ装着で最小回転半径が「5.3m」はありがたいですね。
なお、レクサスのV8エンジン特有の低速時のトルク感の乏しさは変わっておらず、新型レクサス「NX350h」や「NX450h+」といったモーターパワーが強い車種に慣れてしまうと、LC500を同様の感覚で乗ると、物足りなさがを感じます。たとえば、信号で右左折する際に徐々にアクセルオンをしていくようなよくあるシチュエーションでは、ここ最近のハイブリッドカーはモーターアシストにより静かで力強い加速ができますが、「LC500」はではしっかり踏まないとちょっと「もっさり感」があります。
もっとも改良情報では、日常領域の乗りやすさは向上しているはずなので、今後印象が変わってくるかもしれません。
前車「LC500h」でも感じていたことですが、ちょっとした街中走行では、V6+"マルチステージハイブリッド"の「LC500h」の方がスムーズで速さを味わうことができますので、「LC500h」がどのように2024年モデルで進化しているのか(それともしていないのか)もぜひチェックしてみたいところです。
個人的には、LCのPHEVモデル(LC550h?)や、V8エンジン+出だしの加速時のみHEVのバッテリーで支援するような仕組み(マイルドハイブリッドシステム)があるだけでもかなり魅力的なのではと思っています。
2017年デビュー時は世界最多段数であった「10速オートマチックトランスミッション」については、低速度のギクシャク感が低減されていると感じました。(試乗したのが2018年モデル、2021年モデルぐらいなのであまり進化度合いがわかりませんが、今のところ、不快なシチュエーションは発生していません。)
シフトダウンのブリッピングサウンドは健在で、質の良いマグネシウム製のパドルシフトでのシフトダウンが気持ち良いですね。
燃費については、まだこれからではありますが、街乗り中心であれば、リッターあたり「5〜6km」ほど、高速道路走行では「12km」あたりでした。
10速ATのおかげで、高速道路での燃費の良さが嬉しいですね!
そして、新採用された「パノラミックビューモニター」はとても便利です。
駐車するのが難しいLCですが、真上からのカメラ映像に加え、解像度の高いモニタなのでタイヤの位置もしっかりわかるのが嬉しいです。
インテリアに関してはいろいろ触ってみましたが、見事に変わっていません(笑)
このご時世ですからスマホの「おくだけ充電」もあって良いように思いますが、レクサス車では珍しい「非装備」ですし、充電ケーブルが内部でひっかかりやすいコンソールボックスもそのまま・・・(運転席側からしか開閉できないし)
カップホルダーは前後2箇所ありますが、いずれも追加照明もありませんし、小物入れについても増減なし。「使い勝手」の面での進化は潔いほどありません。スペシャルティカーではありますが、もう少しユーザーからの要望を踏まえて改良が行われても良いように思います。
今回の改良点で気になる点の最右翼である、「助手席側前のダッシュボード」に関しては、昼間は若干無機質になりますが、濃いブルーなので、さほど「壁」感や強い違和感ははありません。
とはいえ、「新型車であればこのようなデザインにはしない」、「この空間は一体何なんだろう」というのが素直な感想です。レクサスのフラッグシップモデルなのですから、「ツインディスプレイ化」やアンビエントライトで発光するなどのギミックはやっぱり欲しかったなぁ・・・
なお、夜間ですが、しっかり「D」レンジではきれいな造形の「アルカンターラ・ドアトリム」を照らすアンビエントライトですが、残念ながらほとんど点灯しているかどうか判断できないぐらい減光されます。
2024年モデルだし、(NXやRXのように減光制御が廃止されていないかと)期待していたのですが、ダメでした・・・
ブルーのアルカンターラは色が濃いので、せっかくのおしゃれな造形が夜間はあまり見えないのが残念です。「P」レンジぐらいの照度がちょうどよいのですが、ここはぜひ改良してほしいところですが、なかなか実装されません。(減光あり/なしの設定を追加してくれるだけでいいのですが)
ナビゲーションシステムについては、サービスエリア/ジャンクションの「通過予想時刻」が反映されていました!
一部車種では未だに未対応のようですが、2024年モデルの「LC」では最初からアップデートされていたのは嬉しいです((LX(2022.01-)、UX(2022.07-)、ES(2022.08-)も対応済なので、当然といえばそうですが)
ナビゲーション本来の性能は高性能で、到着予想時刻の正確さやルート案内については大変信頼できるすばらしいナビゲーションシステムではありますので、多数寄せられている要望(2画面対応、ビジュアルの改善)などを一日も早く期待したいところです。
まだまだ200km程度しか走行していませんが、久々の純ガソリン車ですので、うまくセカンドカーの「NX350h」、仕事用の「ヤリスクロス GR SPORTS(HEV)」と使い分けをして楽しんでいきたいと思います。
2023年08月12日
レクサスLC500 2024年モデル 納車されました!その1
契約から納車まで約4ヶ月弱。契約当時はまだレクサス車の納期が全体的に不安定でしたが今やほとんどのモデルが3ヶ月程度の納車待ちとなっており本当に生産状況が改善されましたね。
新車納車のプレゼンテーションルームにはしっかりとベールをまとったLC500が!
さて、今回のボディカラーも定番のホワイトノーヴァガラスフレーク。
特別仕様車 EDGE で「マットホワイト(HAKUGIN)」が新設定されましたが、このスポーティモデル用のホワイトカラーであるホワイトノーヴァガラスフレークはデビューから10年以上経過していますのでそろそろ刷新して欲しいところです。
タイヤは今回からメーカーオプションとなった、ランフラットタイヤを選択。
ビジュアルも素敵なミシュランを期待していたのですが、ブリヂストンのポテンザでした。
ホイールは新設定の鍛造21インチで大変かっこいいですが、既報どおり、切削光輝部分の先端が尖ってないのがちょっと不満です…。
でも全体的にこの新型鍛造ホイールは、RCF/GSFのホイールっぽさもありとてもカッコいいと感じます。
エアバルブ周辺のパーツは、今回、ブラック仕上げに変更されていました。
ホイール締結がハブボルト仕様となったことでホイールのセンター部分もとてもすっきりしましたな。
インテリアは、2024年モデルで新設定された、ブルー&ホワイト。
契約当初は詳細なカラーリングや各部の素材が分からず冒険でしたが、結果的には大変素晴らしい内装でした。
もっとも、このカラーがなければ契約はしていませんでしたが…
ただし、なぜかS Packageでも、このブルー&ホワイトのみ、ルーフやピラー、バイザーはアルカンターラではなくて、ベレーザ素材となります。こちらでも十分な質感なのですが、しっとりとして手触りでの毛足の変化が感じられるアルカンターラではないのが注意が必要です。
これはぜひ開発陣に問い詰めたいです…(笑)
バイザーは薄型なので、カードホルダーが相変わらずありません…
駐車券を保管する場所がなくてなにげに不便ですが…私だけなのかなぁ…
また唯一バイザー照明だけが電球仕様ですが、今は暖色系のLEDもありますからぜひLED化してほしいと思いました。
ホワイトシートは汚れが気になるところですが一番汚れの目立つシート座面のサイド部分が2024年モデルではホワイトではなく、ブルーに変更されているのは大変良いですね!
カーペットもホワイトですが流石に真っ白ではなく、少し黄色がかったオフホワイト。
フロアマットはブリージーブルーですが、カーペットのカラーとちょっと違うのは気になりますが、流石にホワイトのフロアマットは維持も大変なのでしょうがないですね。
なお、想像できたことですがリヤシートは合成皮革のL-Tex。
こちらも契約当初は素材が不明でした。まぁ、でもホワイトのアルカンターラは汚れがついたらおしまいなのでアルカンターラではなく合成皮革なのはやむをえないのは理解できます。
インテリアはナビディスプレイ以外はほぼ同じですが、ブルー&ホワイト内装においては助手席前のアクリルパネルが廃止され、革巻きパネルとなったのはそれほど目立たないのは良かったですが、明るい場所ではしばらく違和感がありそうです。
ここは特別仕様車のアルカンターラ巻きに変更したいですが現時点ではまだ部品番号の設定がないようです。
ドアトリムはブルー&ホワイト内装でもアルカンターラが使用されていて大変質感が高いです。
LEDアンビエントライトは上質ですが、やはりDレンジでは、減光処理が入ってだいぶ暗くなりますね。
減光処理のオン/オフが選択できればいいのに…
トランクルームについては従来モデルと同様、意外と奥行きがあり実用的です。
トランクの照明が少し暗めなのと、いまだにイージークローザーがつかないのは残念です。
アクティブリヤウイングやカーボンリヤウイング装着車は重量増でトランクを閉めるのにも気を使うので、メーカーオプションでも良いのでクローザーは欲しいですね…
新型LC500、とても気分のあがるコックピットや適切な位置にあるステアリング、と質感の高いインテリアはスペシャルティ感があり、良い車に乗っているという満足度があります。
前期モデルにお乗りの方は、外見の刷新がほぼないので、なかなか乗り換えにも躊躇されると思いますが。6年の間にほぼ毎年改良されているだけの細かなアップデートの積み重ねがありますので、ぜひチェックしてみてください!
2023年08月07日
トヨタ ヤリスクロス 「GR SPORT」 納車されました!
新車はオーダーストップだったので、少しコストはかかりましたが新古車をセレクト。走行距離10kmの新車でした。
今回、「ヤリスクロス」にした理由は、業務上、走行距離が年間1万キロは超えそうなので、このまま「NX350h」を使用したままだと、メンテナンスコストや走行距離によるリセールヴァリューの低下も気になるところですので、より扱いやすいコンパクトクラスの車で、価格も抑えた仕様となると「ヤリスクロス」が当方のニーズに合致していたように思います。(なお、レクサス「NX350h」はまだ所有しております)
<ニーズ>
・幅は1800mm、全長4500mm以内
・燃費がよい(1Lあたり20kmは超えたい)
・先進安全装備が”Lexus Safety System+2.5”相当
・360度カメラ(パノラミックビューモニター相当)装備
・ハッチバック。そして荷物がある程度積める
・価格は300万円程度
・リセールバリューが高め
・カスタマイズパーツが豊富
それにしても、「ヤリスクロス」は街なかで多数見かけるのですが、ヤリスクロスの「GR SPORT」を見かけたことは一度もないので新鮮でした。
(とはいえ、それほどの外観の違いはないので、クルマ好きでないと見分けはつかないですね・・・)
リヤバンパーは専用なのですが、なかなかスポーティで良いですね。
そしてハイブリッドエンブレムはここ最近の新タイプでなく、古いままなんですね。
スマートキーは「GR」専用タイプ、そしてちゃんと2コ付属していました。
レクサスも「F SPORT」は専用のスマートキーが欲しいところですね。
ヤリスクロス「 GR SPORT」を検討し始めたのは、つい2ヶ月ほど前なので、実車を見る機会もなく、情報を得たのは「ワン速Tube」等、YouTubeの動画のみでした。
SUVタイプの車なのに、「フォグランプ」が全車オプションなんですね。
そして、タイヤ&ホイール、そしてレッド塗装のキャリパーペイントが「GR SPORT」専用装備なので外観のアクセントとなりますね。
インテリアは、GR SPORT でほぼ「ブラック」ですが、ベースが中間グレードの「G」なのでかなり質素です。
しかし、無駄な分割線が少なく、パーツの部位によりシボや表皮仕上げが異なっているので、それほど安っぽい感じは受けません。質素ではありますが、「見せ方」は結構上手な感じです。
嬉しい誤算は、ステアリングのデザインや質感が良かったことです。
小径で扱いやすいですし、質感も十分です。メーターもギアとスピードメーターが別になっているタイプで、単に全面液晶タイプよりもこちらの方が今となっては独自性もあって良いと思います。
センターコンソールに「アームレスト」がないのは知っていたのですが、やっぱり寂しい(笑)
ここは、2024年初といわれる年次改良モデルでの改良に期待したいところです。
しかし、トレイの内側はちゃんと表面塗装仕上がされていてむき出しのプラ樹脂ではないことは好印象です。
とはいえ、助手席前はちょっと殺風景なので、多数販売されているディーラーオプションや社外品パーツなどで加飾してみたいと思います。
また、インナードアノブは毎回乗降時に手で触れる部分ですが、プラ素材そのもの、という感じなのでなんとかしたいですね。(しかも夜だと、どこがレバーかわかりにくい・・・)
さて、納車にあたり、今回のヤリスクロス「GR SPORT」は新古車なので、フロアマットを含むディーラーオプションもまったく装着されていないので、価格と品質のバランスがよい、アルティジャーノ社のフロアマットを準備しました。今回はGR SPORTなので、「赤」を基調としたカラーをセレクト。
助手席と後席足元は、はフロアマットを固定する「フック」がないんですね・・・
ここはレクサス車との違いですね。こういう部分の積み重ねで価格の差が出ているんだな、としみじみ感じました。
ラゲージはボードが上下2段に分かれていて使いやすそうでした。マットも分割式のタイプをチョイスしたのでバッチリでした。
収納力もしっかりあるのはヤリスクロスの魅力ですね!
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「上級グレードの「Z」ベースであれば満足度も高いのですが、「G」ベースなので、ざっと見た感じ以下の装備がないのは痛いです。
どれもついていて当たり前の装備だったので、あらためて(価格を考えると当然なのですが)違いを感じます。
GR SPORTを購入するオーナーの嗜好を考えると、「Z」ベースで15万ぐらい高価になっても良いのではと感じます。
・フットランプ等アンビエントライト
・運転席6wayパワーシート
・シートヒーター&ステアリングヒーター
・助手席サンバイザー照明(&ミラー)
・ラゲージ用アクセサリーソケット
ドアトリムは、セーレン社の人工皮革「AIRNUBUCK」(エアヌバック)が使用されていて手触りが良いですね。
ウルトラスエードやアルカンターラのような手の指跡が残るようなタイプではなく、かなり薄い素材ですが、上質感はあります。
もう少し採用部位が多くと嬉しいですね。
「ヤリスクロス ”GR SPORT”」しばらくメインの相棒となりますので、レーダー探知機、ドラレコ設置、インテリアランプのLED化や増設など少しずつやっていこうと思います。
2023年08月02日
レクサス「UX200」を12月で販売終了、しかし気になるモデルも・・・?
2022年夏にはインテリアの刷新を行ったものの、他モデルに比べると比較的小規模な変更に留まっており、本格的な改良が待たれるところですが、さりげなくガソリンモデルの「 UX200 」が2023年12月をもって 販売終了 することがアナウンスされています。
最新の「工場出荷目処一覧」においてもしっかりと記載されていますし、車種専用ページにも記載されています。
https://lexus.jp/news/info/delivery/
今回生産終了がアナウンスされている「UX200」に関しては、2.0Lの新型自然吸気エンジン「M20A-FKS」と、新トランスミッション「Direct Shift-CVT」を搭載した期待のモデルでしたが、残念ながら販売面では苦戦。
当方調べではUXシリーズの中ではおおむね、「12〜13%程度」のシェアしかなかったようで、85%以上のユーザーがハイブリッド車の「UX250h」を選択していたようです。
「UX200」が廃止された後ですが、特許情報プラットフォームで商標登録状況を見ると「」が計画されていることが判明しています。
これが既存のパワートレーンを流用しての「UX300h」なのか、新開発のパワートレーンを投入するのかは不明です。
レクサス「NX」や「RX」に搭載されている現行型の2.5Lエンジン(A25A-FXS)をそのまま搭載すると、ネーミングは「UX350h」となるはずなので、出力を落としてデチューンした仕様になるのでしょうか?(流石に旧:ISやNX,GS等で搭載されたものとは思えませんし・・・)
それとも、「LX600」のネーミングのように、「LS500」と同水準のエンジンを搭載するにもかかわらず従来型よりパワーが有る、という意味で排気量とは全く関係のないネーミングを採用・・・という法則で「UX250h」を上回るパワーが得られるため、「UX300h」と名付けるのかもしれません。
特許情報プラットフォーム
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/t0201
さて、レクサス「LBX」が発売されると、「UX」の存在感が低下しそうではありますが、そのテコ入れ策としても「UX300h」といった新パワートレーンの投入が待たれますね。デビューから5年が経過していますので、そろそろ内外装のリファインも欲しいところです。
さて、その他レクサス車においては以下のネーミングも2022年から2023年上期にかけて商標登録(出願)されています。
果たしてこれが実際に日本市場に登場するかどうかはわかりませんが、それぞれどのようなクルマかイメージが湧いてきますね。
「LX700h」
「RZ300e」
「LFR」