今回は、2017年春に発売された、ユピテル社50周年記念モデルの「W50」をユピテルダイレクトで別売りの「宙吊りステー」を利用し取付をしたものです。
運転席右前方のスピーカーグリルの上(手前寄り)に、W50同梱のダッシュボード取付用ブラケットを使用して取付する方法が一般的と思いますが、作業内容はおおむね同じです。
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肝心の電源取得ですが、「診断コネクタ(OBD2)」または「運転席足元のヒューズボックス」のいずれかになると思いますが、まずはアンダーカバーを外すところから始まります。
■他のレクサス車と同じでアンダーカバーを外します。左右2箇所プラスネジをスクリュードライバーで外せば、あとは4箇所ほどのクリップを外すだけです。
■アンダーカバーの内側に、「足元LED照明」のコネクタと、使用していない謎のカプラーがあるので、手で外します。
■足元から覗くと、「ヒューズカバー」があるのでカバーを手で外せばヒューズボックスが見えます。ここから、エーモン工業などから発売されている、電源取り出しヒューズを使用すれば、電源を簡単に取ることができます。(今回はOBD2接続のため、使用しません)
■次に「スカッフプレート」を外します。適当でも良いですが、まずは車両前方のこのへんから外します。(手でもいけますが、カーボン製の場合は力を入れすぎないよう注意!)
■次にスカッフプレート車両外側のこの辺を持ち上げて、車両の内側に向けて前方から後方に向けて徐々に外します。
クリップで止まっているだけです。
■次に車両後方側のクリップを外します。こんな感じで上方向に、手で持ち上げて外せます
■参考まで、外すとこんな感じです。クリップ位置の参考にしてください。
ボデー側に金属パーツが使用されていたり、カーペットがぶ厚い、防音材が多いなど、従来のレクサス車よりコストがかかっているのがわかります。
■スカッフプレートを外したら、その上のカバーを外します。これも手でいけます。クリップを折らないよう、作業は慎重に。
■次に、更に上部のカバーを外しますが、傷がつかないよう、外す時に干渉しそうな場所はマスキングテープ等で養生したうえで、カバーを外していきます。これも手でいけます。結構固いので慎重に。
■これでようやくピラーカバーの取り外しができます。「アルカンターラ」素材の場合、擦れて表皮が傷つく可能性がありますのでピラーの端を低粘着のマスキングテープで保護します。(ベレーザー素材の場合も一応養生したほうが良いでしょう)
■ピラーの上部に、内張り剥がしを入れて下方向に開きます。そうするとクリップの先端が外れて隙間ができます。
■次に、車両側に残ったクリップ自体を外します。クリップの根本に「小さな突起」が2箇所あるので、頑張って手で押すか、ラジオペンチなどで2つのツマミを同時に押しながらクリップを外します。(1箇所)
なお、ピラーカバー側の「イカリ状のフック」自体はピラーカバー側についた状態で構いません。
■LCのピラーは短いので、先程のクリップ1箇所と、カバー中央部に通常のクリップが1箇所あるだけなので、比較的簡単にピラーごと外すことができます。
あとは、配線をピラー内部にそって通し、運転席足元にケーブルを通すだけです。
エアバックの展開の邪魔にならないよう、既存のケーブルに固定し、這わせるなど配慮が必要です。
■ユピテルダイレクトで販売している「宙吊りステー」は何種類かあるようです。
左側は、少し長いタイプ。(「宙づり取り付けステー」、A700系などのタイプ)
右側は、少し短いタイプ。(「表示部用宙吊り取り付けステー」、Z995Csdなど専門店モデル用)
と若干縦方向の長さが異なりますので好みの方をチョイス。天井ギリギリまで本体モニターを設置したい場合は右側の方が良いでしょう。一方、のちのちのとりはずしやある程度ルーフとのクリアランスを確保したい場合は左側がオススメ。
それぞれ、本体モニターを固定する「ツメの硬さ」や背面にあるケーブルを固定する「突起の大きさ」が異なるなど一長一短があるので悩ましいところです。
また、確実に固定するため、適宜「薄手の両面テープ」で本体モニターを固定するなどすると良いと思います。
■ステーの固定は強力な両面テープが必要ですが、3M社の「あとからはがせる」両面テープが便利です。
これは、貼付け後すぐでしたら手ではがせますし、固着した後も剥がし跡がとてもキレイなのでおすすめです。
カー用品店には売ってないので、通販やホームセンターで。
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■ルーフ上部の黒色のセラミックラインに「宙吊りステー」を貼り付けると内側からも外側からも目立たなくていいです。
なお、運転席側のピラーギリギリに設置すると、万一のエアバック展開時に支障がありますので、ピラーが外れた際に干渉しない位置に調整して取付する必要があります。
いうまでもありませんが、モニター本体のとりはずしやメモリーカードのとりはずしにも支障がないか十分にクリアランスを確保して設置する必要があります。
なお、OBD2接続をした場合、「バッテリー電圧」や「燃料消費量」など、車両のインフォメーションディスプレイではわからない情報を表示できるのが便利です。
宙吊りにすることでのデメリットは、目の位置とレーダー探知機のモニターまでが近くなることです。(人によっては瞬時に焦点があわなくなる可能性があります)
よって、いったん仮止めして、見やすいかどうか確認してからにしましょう。
なお、OBD2接続は「バッテリー上がり」の可能性があるので、「OBD2コネクタ」は48時間以内でいったん外すようにしています。(保証はできませんが、当方車両にて駐車後48時間までは問題ないことを確認済)
※OBD2接続は車両マニュアルでも推奨されていませんので(これに限りませんが)接続は自己責任でお願いします。
※OBD12M3を使用し、OBD2接続した際、LC500hは設定「マツダ」、LC500は設定「トヨタ」または「マツダ」で動作することを確認していますが、すべての車両で正常に動作するかはわかりません。
※ディーラーによっては、フロントガラス上部にはドライブレコーダーやETC関連パーツ以外のアクセサリーの取付を自主規制している場合があるようです。
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レーダーの詳細、ありがとうございます!!
ところで、私はいままでOBD2は接続したことはなかったのですが、メーカーが推奨しないのは、バッテリー上がりの他にも、何か理由があるんでしょうか???
非常に詳しく説明して下さっているので、私も余裕があったらDIYしてみようと思います!!