車両価格は価格は予定通り、1100万円でリリース。
RCFの標準グレードにTVD(トルクベクタリングディファレンシャル)を装備した場合、約1000万円となりますので、その他追加装備等を考慮するととおおむね同額程度となります。
外観では、ドアミラーがグレーになっていたり、ブレーキキャリパーがオレンジになっているところが初期型のRCFとは違うところですが、写真だとかなり似てますね!
GSFについてはスタッフマニュアル等で内容が知られていましたが、前ブログで最後に追記したように、私的には非常に驚いたことがあります。
それは以下の3点。
・レーダークルーズコントロールが「全車速追従型」ではない。
・ブレーキホールドがない。
・ドアトリムの素材がセミアニリン本革から「L-tex」へ変更
私は、Lexus Safety System+の標準装備として、全車速追従型レーダークルーズは「標準装備」と思っていましたが、(ちなみに新型プリウスでも全車速追従型です)GSFではブレーキ制御型、つまり、時速40km/h以下ではキャンセルされる、信頼性が落ちる旧型仕様となります。
最初は「誤植か?」と思ったのですが、装備一覧に「ブレーキホールド」がないことに気が付き、合点が行きました。GSオーナーの方ならご存知と思いますが、改良前のGS350/GS250にもブレーキホールドがなく、全車速追従型レーダークルーズではありませんでした。
今回、新型GS350/GS250では、ブレーキホールド機能が装備され、レーダークルーズも全車速追従型になりましたので、なぜ「GSFだけ?」という疑問が残ります。
また、RCFと同様、レーンキーピングアシスト(LKA)がありません。これから推測されるのは、5Lの2URエンジン搭載車については、ステアリングやブレーキの制御上の問題で何らかの問題があるのかもしれません。
もしくは、ソフトウェアも含め多くの部分を先行発売した「RCF」と共有しているとかんがえられるため、GSFでも対応しなかったのか?
RCFやGSFの2URエンジンは再始動時の燃料消費も大きく、アイドリングストップ装置がなく、そのかわりアイドリング時の回転数を下げて実燃費を向上しているのは評価していますし、理解できるのですが、GSFにはブレーキホールド機能がと全車速追従型のレーダークルーズが装備されなかったのは本当に残念です。
コミコミ1200万円を超えるクラスの車としては残念な仕様と感じます。
このあたりは自動車評論家先生方にぜひ突っ込んで開発陣に確認していただきたいところです。
室内の装備はGS系の改良とあわせ、RCFのパーツを装着しているイメージです。
メーター、ステアリング、シフトノブはおそらく同一、シートとアルミペダルは近似形状となります。
リーフレットには記載されていませんが、ダッシュボード、センターアームレスト、リモートタッチ本体はアルカンターラ仕上げとなっており、ダッシュボード等にはLFAのボルトが埋め込まれているなど質感が高められています。
インテリアカラーでは、RCFで好評だった、「ブラック×アクセントオレンジ」がより派手になって登場。
RCFと同様、これは国内のみの仕様となると思われますので、今回も人気が高そうですが、法人需要ではNGですかね?
標準のインテリアパネルはGSシリーズにMOP設定される、なぐり調本アルミ。ここは差別化してほしかったところですね〜
ドアトリムの素材がセミアニリン本革からL-texに変更されたのは予想通りです。
現行GSやLSの特別仕様車などでもそうでしたし・・・ただ、肌触りではL-texとセミアニリン本革の差は圧倒的に違いますので残念ですね。ライバルの欧州車はドアトリムにもいい素材を使用していますので、アルカンターラを使用しているとはいえ、GSFのドアトリムがフェイクレザーなのは残念!
なお、RCFのシートも秀逸ですが、GSFではRCFと同じく一般的な8wayの調整式なのが残念。
クッション長を調整できたり、サイドの張り出し部分を調整したりする機能がほしいところです。
ボディーカラーは既報どおり定番のブラック(212)が廃止されており、レッド系が定番のレッドマイカクリスタルシャインに変更されており、GSF専用カラーはありません。
ブレーキシステムでは、RCFと同じでブレンボのF:6pod、R:4podキャリパーに「F」ロゴいりと、スリットが入った大口径ローターの組み合わせで、残念ながら、他メーカのライバル車のようにさらなる制動力を強化したセラミックやカーボンブレーキなどの設定はありません。
オレンジ塗装キャリパーは、RCFと同様、40,000円+税なので、装着率は高そうです。
その他、新たな情報としては以下の嬉しい物が装備される模様です。
・助手席シートポジションメモリー。
・ラゲージイージークローザー(多くの方がパワートランクリッド装備すると思うのであまり意味ないかも?)
・パッドウェアインジケーター(ブレーキ摩耗を警告してくれる模様)
なお、主要メーカーオプション価格は以下のとおりです。(価格はすべて税抜き)
どれもレクサス定番価格なので、妥当な価格です。
なお、カーボン、フォージドコンポジットカーボンパネルはRCFより面積は2倍以上(後席もあるし)なので、価格もちょうど2倍になっています。
・F専用オレンジブレーキキャリパー 40,000円
・BBS製鍛造ホイールポリッシュ仕上げ 85,000円
・後席灰皿 0円
・ムーンルーフ 100,000円
・パワートランクリッド 50,000円
・セルフパワーサイレン 10,000円
・クリアランスソナー 40,000円
・ブラインドスポットモニター 50,000円
・マークレビンソン 267,000円
・寒冷地仕様 18,000円
・セミアニリン本革シート&シートベンチレーション 145,000円
(+カーボンインテリアパネル +100,000円)
(+フォージドコンポジットカーボンパネル +200,000円)
GSFは実質的なISF後継車となりると思いますので、ISFオーナーの方からの乗り換えや、ドアの枚数、後席の狭さ、室内クオリティの乏しさ等の面でRCFを見送られた方の琴線に触れた仕様になっているのかが非常に気になります。
RCFのように想定以上の販売台数が記録できればレクサスブランドの魅力も更に増すと思います。今後の「F」モデル拡大のためにも、ぜひ好調なセールスとなることを期待したいです。
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コメントありがとうございます。
矢口さんとお話しされたんですね!
全社速追従型はチューニングが間に合わなかったんですね。
クラウンにトヨタセーフティセンスPが間に合わなかったのも同様の理由のようですね。
おそらく、5Lエンジンとの調整がまだ取れていないのですかね。
GSFの場合はロングツーリングも兼ねる車なので、全社速追従機能は是非追加して欲しいですよね。
ブレーキホールドもなんとかつけて欲しいところです。
貴重なお話しどうもありがとうございました。
昨日モーターショーで偶然GSF矢口主査と話すことができ、
全車速対応のレーダークルーズがつかないことを質問しましたら、
「システム的な調整が取れなかった。」とのことでした。
年次改良で採用の可能性はあるように感じました。
まさに正解でしたね!情報ありがとうございました。
まさか8日からいきなり展示とは思わず、気づくのが遅くなってしまいました。
3連休ですのでしっかりチェックしてきたいと思います!
http://lexus.jp/brand/lexus_gallery/aoyama/
7日夜、豊田からGSFを運んできたトラックにLXを積んで帰ったと思われます。
貴重な情報ありがとうございます。
GS系もいよいよ予約開始しましたからそろそろ実車が欲しいと思っていたところでした。
確かにLXの展示は10月9日までとなっていますね!
これは週末が待ち遠しいですね〜
どのみち今週土曜は青山近辺に用事があったので突撃してこようと思います!
今日7日夜、搬入されました。
あ!チェックしましたよ〜
LC系、レクサスディーラーでも来年発売ではという話が出ているそうですね。
個人的には、2016年にこだわることなく、熟成してほしいのですが・・・
LSの前に発売されるのがちょっとなぁと感じてしまいます。
レクサスのハイブリッドシステムがどう変わるか、楽しみです!
2回目のコメですが、仕事帰りコンビニでCARトップを読んだらLC500hの予想CGが出ていました
多分歴代のレクサスで一番格好いいです
時間があったら読んでみて下さい
2016年発売と書いてありました
はい、GSFでは他ブランドと違い、ドアミラーカラーもオリジナリティを出しており、ダークグレーで塗装されているようです。ドアミラーのステー部分も違うので、こちらを換装するのはコストもかかりますね・・・
画像を2枚ほど追加させていただきました!
なかなかかっこいいですよね!
あ、確かにMモデルはありませんね!なんででしょう?
もしかしてBMWを真似た?(そんなところ真似なくても・・・)
電子パーキングブレーキ中にアクセルオンした時の動作はGSDFも同様と思います。
BMWのMも両方ありませんね
ACCのボタンの代わりにMボタンが付いています
こちらはDの時に電子ブレーキを引けば止まりますし、アクセルを踏めば勝手に解除されるのでGSFも同じかもしれません