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2014.01.06
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カテゴリ: カテゴリ未分類
  • DSC_0006.JPG



猫はなぜ突然いなくなるんだろうか?

きらきらきらきら、お星様いっぱいの冬の空、
三日月お月さん見ながら思い出していた
主人の誕生日にいなくなったあの子のこと。

もし野良になっているんだったら、首輪なんかするんじゃなかった。
手術なんかするんじゃなかった。
そうしたら、子供産んで、家族を持って、自由な遊牧民でいられた。
胸が痛い。
あれらは皆、人間様のご都合だ。

誰かに連れ去られたが如く、一匹だけ。
それが不思議だ。


我が家の最初の不思議な猫は、まだ結婚前、
二人ではじめて行き付けの居酒屋で飲んだ日の帰り道に現れた。
ひたひたひたひた。
小走りにどこまでもぴったり後をつけてくるものがいた。
薄汚い黒っぽい子猫だった。
主人は立ち止まってふり返り、ひょいと抱き上げて言った。
「見捨てないよね」
クールで通っていた私は、笑いはしなかったけれども、まるで自分のことを言っているようでおかしくて、ただ黙って歩いた。
大猫と子猫がずっと後をついてきているみたいな、漫画みたいな夜だった。


  • DSC_0011.JPG





剥げたのかと思うくらい毛が無くて、おまけに白いその毛が汚い、手の平に載せられそうなくらい小さな赤ちゃん猫だった。

その猫は三十分後か一時間後か突然飛び起きて、トイレの戸をガリガリし始めた。
私はそれと気付いて、トイレの一番隅にちり紙をいっぱい敷いてやった。
「賢いな~。よし、飼ってあげよう!」
ネズミ位しかなかった猫はかくて我が家の飼い猫第一号になった。

尻尾が見事に長い、猫好きなら誰でもが欲しがるくらいの評判の美猫になった。

この猫だけは本当にいつ思い出しても不思議だ。
どこかに隠れるということがなかった。私達が歩くと、それがどこでもすぐ後を歩いたから、市場にも海でもどこにでも連れて行った。首輪なんかしたこともなかった。ないたこともなければ、必要以上に飛んだこともなかったし、勝手に出歩くこともなかった。夜が来たら寝て、朝が来たら起きて、昼間は眠ったこともなかった。

猫はやがて、赤ちゃんがうまれたら宜しくないとの義父の判断で、私がいない時、猫大好きさんにやられたが、それは、ある小さな事件、あの猫のおかげで、私としてはせっかくうまく隠しおおせていたのに主人に弱みを握られてしまったその後のことだった。しかしその事件は主人をとても幸せにし、子供が生まれてその後もずっと幸せに暮らせる家族の礎になった。あの猫はそのことの為に天から使わされたのだと、後には、今でも、そう思うのである。

あの事件があるまでは、主人は本当には私のことなど何もわかっちゃいなかったし、私は私で、主人があんな子供のように幸せそうな顔をする人だとは知らなかったのである。

主人は昔、自分を三日月に例えて、まんまる満月の童話を書いて、ラブレターだと言って持ってきたことがあったが、結婚前に現れた猫、結婚後に現れた猫、不思議の猫達は、マキさんとは反対に、幸せという名の猫で、きっと月よりの使者だったに違いないと、年いった今も思うのだ。

なのに、どうして、誰よりも精悍で、誰よりお気に入りだったあの子が、よりにもよってその主人の誕生日に突然いなくなったのか・・・
考えたってしようがないけれども、やっぱり考えてしまうのだ。

私はかつて愛犬を二匹見送ったが、愛猫はまだ見送ったことがない。
主人は、私が貰った時死にかけで、片目の少し悪くなったままの親猫を溺愛していて、その猫と一緒に死ぬという。



新年はじめての日記なのに、だらだらと書いてしまった。
     ↓は、正月の古墳公園。

  • DSC_0004.JPG




こちらにもたまにお越しいただければ嬉しいです。
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最終更新日  2014.01.06 21:39:21


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