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リヤンドファミユのこと

リヤンドファミユといえば、みなさんもすでにご存知のことと思うが、史上7頭目の三冠馬オルフェーヴルの全弟、つまり「父ステイゴールド、母の父メジロマックイーン」のいわゆる「黄金配合」の良血馬である。まあ父や母の父が誰であっても、兄が三冠馬という時点で超がいっぱいつくレベルの良血馬であることは間違いないのだが、しかしこの血統はやはりどうしても実績だけで語ることができない部分もあることは間違いない。

ひとことでいえば、リヤンドファミユはその血筋の可能性が買われて種牡馬への道が模索されている。古馬オープンで勝ち鞍がない馬が種牡馬になった例自体がほとんどないし、それで成功した例などまったく思い当たらず、仮に成功すれば奇跡に近い記録的種牡馬として、この血統や自身の名を後世に残すばかりでなく、そういった新たな可能性を切り開くことになる。

ディープインパクトの全兄ブラックタイドは昨年の年度代表馬キタサンブラックを輩出して名種牡馬への足掛かりを「血の力」でつかんで見せたが、しかしブラックタイドは重賞でも勝ち鞍があるだけに、古馬オープンで勝ち鞍がないリヤンドファミユがブラックタイドと同じ活躍ができる可能性がブラックタイドと同じだけあるのかというと、正直そこまでではないというのが本当のところだろう。

しかしリヤンドファミユ(もちろん三冠馬の兄オルフェーヴルやグランプリ2勝のドリームジャーニーも)はその存在自体が奇跡がかった血統であることはよく知られる。だから種牡馬という舞台に立つことさえできれば、特にメジロマックイーンのファンである私たちからすれば、普通では想像できない「奇跡」をイメージすることはそんなに困難ではない血統なのである。

とはいえそんなことはどうでもよくて——長くなってしまったがここからが本題——すでにご存知のファンも多いとは思うが、実は現在リヤンドファミユを種牡馬として成功させようというプロジェクトが立ち上げられているのだ。今回はそのご紹介である。

別にそのプロジェクトの主催者への恩義もないし、そもそも誰がそんなプロジェクトを立ち上げているのかよく知らない私がこういう公の場でこんなことを口にするのは、一般的には常識を踏まえない行為であるとは思うが、私自身この血脈には、忘れかけていた競馬の楽しさ、おもしろさ、奥深さを再認識させてもらったし、リヤンドファミユにも若駒Sでちょっとした馬券をプレゼントしてもらった恩義がある。

リヤンドファミユをご存知のファンであれば、あの気性から引退馬が最も多くの可能性を残す「乗用馬」としての使途には到底無理があることも同時にわかっていることと思う。競走馬でないリヤンドファミユが生きることができる道は、自身の血を残すこと以外にないのだ。

もちろん競馬の楽しみ方は人それぞれだ。競走馬の行く末がどうなろうと知ったことか、脚が折れてでも馬券さえ的中できればそれでいい・・・そういうスタンスの競馬の楽しみ方もある。趣味が合うかどうかは別として、それはそれで同じ競馬を楽しみたい人間として受け入れなければならない。

どんなスタンスでもかまわない。ただもしリヤンドファミユに馬券をとらせてもらったとか、私のようにこの血統のファンであるとか、リヤンドファミユの飛び跳ねるようなパドックの姿が微笑ましかったとか、キレイな馬体が好きだったとか、激しい気性のエピソードが大好きだったとか、神のお告げがあったとか、なんでもいいのだ。

もちろんオルフェーヴルやドリームジャーニー、ステイゴールドやメジロマックイーンが大好きだったとか、オリエンタルアートやノーザンテーストやノーザンダンサーが大好きだったとか、どんな理由でもかまわない。

「兄が三冠馬」という超奇跡的な幸運が味方して、リヤンドファミユの新たな道の模索がスタートしている。そのプロジェクト自体いろいろ言われているし、私とは縁故関係も何もない他人様のことだから詳しいところまでは明言を避けるが、興味があるファンは「リヤンドファミユ プロジェクト」とでも検索していただくと、その概要がわかると思う。

価値観は人それぞれだから、あまり勧誘をしたり何かをすすめることは好きではないのだが、「そういう話もあるのだな」ということをちょっとでも知っていただけたら幸いである。
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