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日曜東京(11R)〜東京優駿(第87回日本ダービー)(G?T)

無敗の2冠馬誕生の期待が集まる今年のダービー。
皐月賞を快勝したコントレイル(父ディープインパクト)は3枠5番の好枠から、注目を一身に集めてスタートする。これに待ったをかけたいサリオス(父ハーツクライ)は、名手レーンを背に6枠12番からのスタート。

今年は「2強」の図式が強い。3番人気ワーケア(父ハーツクライ)は早くも12倍超のオッズをつけている。ところが、意外と人気通りに決まらないのが近年のダービー。その理由として考えられるのが「馬場」、そう、内枠が圧倒的に有利になっていること。

オークス→ダービーが同じ距離で行われるにもかかわらず、いわゆる出目の傾向が大きく異なることに注目。やはりコース替わりの要因が大きい。そして、ダービーでよもやの事故なんてあったらいけないということで、造園にも力が入る。その結果、近年特に顕著な「内枠有利」の傾向が、おそらく今年も継続するのではないか。

そんなことを言ってしまったら、最内枠のサトノインプレッサ(父ディープインパクト)が勝ってしまうのではないかなんていう予感めいた予想も浮上しそうだが、競馬はそんなに単純ではない。

近年のダービー、なぜインが有利になるかという根拠は、展開にも手掛かりがある。無論、判で押したような高速馬場とも無関係ではない。要は、イン有利で前が止まらず、位置取り・コース取りがモノを言う特別なれ^スだけに、ダービーは意外と流れるのだ。その関係で、距離ロスなく回ってくる内枠の馬たちが、思わぬ恩恵にあずかることになるのではないか。

ということで、今年のダービーは・・・

最内絶好枠のサトノインプレッサから入る。いや別に最内が理由ではないですよ。人気にバイアスがかかる分、できるなら最内には入ってほしくなかったくらい。実際現段階では7番人気と、意外と高評価を得ている。

前走同じ府中コースで大敗だったが、いやこの馬はマイラータイプではないだろうね。なぜあんなに人気になるのか不思議でならなかったが、おそらく陣営は「一度府中の速い馬場を経験させたかった」という狙いだったのではないか。

距離延長は大幅前進が見込まれる。若い坂井騎手にも気負いはない。コントレイルと同じく矢作厩舎だが、今年はあえてサトノインプレッサのほうに注目したい。

あとは簡単に。

○ サリオス(◎同様府中向き、というか小回り向かぬ)
▲ ビターエンダー(前走落鉄の影響心配だが府中巧者と成長力で)
△ コントレイル(福永騎手の自信がむしろ心配)
△ サトノフラッグ(良馬場でやれるのは歓迎)
△ ワーケア(名手の手綱でどこまで食い下がるか)
△ ヴェルトライゼンテ(着なら)
重注 ブラックホール


ということで、今年もなんとかダービーを迎えることができた。無化客の、忘れることができないダービーになりそう。

最終12Rには伝統の目黒記念(G?U)もあるので、そちらも楽しみですね。
win5はどうなるんですかねぇ。目黒も当然入るよね?よーく確認して買おうと思う。

日曜東京〜優駿牝馬(第81回オークス)

近年春のクラシックに乗るような有力勢は、とにかく2歳時から仕上がりが早まっている。だからこそ桜花賞の内容がそのままオークスへとスライドされることも珍しくなくなってきた。阪神外回りマイルと府中2400という、まったく異なる競馬であるにもかかわらずそうなのだから、やはり桜花賞組を重視するのはごくごく自然の成り行きだろう。

今年の府中芝コースは非常に時計が速く、前が止まらない傾向が先週まで続いてきた。春の東京開催は例年こんあ感じではる。しかし、今週は外差しも決まる馬場へと変化しつつある。オークスウィークjは少し前がやりってペースが上がると、たちまち外の競馬になる。これも例年のこと。今年は開催日だけでなく、この中間も雨が多かっただけに、その傾向は顕著だろう。

桜花賞馬で圧倒的人気のデアリングタクト(父エピファネイア)いとって、その傾向は歓迎だろう。しかし時計が遅くなるかといえばそうとも限らず、上がりを要する競馬にはむしろなりにくい。時計の裏付けがないだけに、素直に評価しづらい面も正直ある。

大逆転の可能性に賭け、差してくる馬に注目する。

◎ マジックキャッスル(本来府中向き、身体戻れば)
○ クラヴァシュドール(ポテンシャル最右翼級)
▲ サンクテュエール(外枠人気落ちノープレッシャーで)
△ ウインマリリン(前走しびれる内容)
△ デアリンングタクト
△ リリーピュアハート(競馬センス素晴らしい)
△ ウインマイティ—(成長確か、足りる内容)
△ アブレイズ(将来性高い)

本命が本命だからいちおうホウオウピーズフル、リアアメリアあたりまで手を広げてもいいかなという気はしている。デゼルは、能力はもちろん高いが、総合力求められるオークス向きではない気がする。

日曜東京〜第15回ヴィクトリアマイル(G?T)

もちろんアーモンドアイ(父ロードカナロア)が注目であることは間違いないが、個人的にこの歴史的名牝以上に注目しているのが、オルフェーヴル産駒のセラピア。昨年のフローラSでも「この馬はG?T級の素質がある」というようなことを書いたが、順調に成長してくれている。

府中コースは現在のコースになってからはスローが多く、インを通った馬ばかりが台頭するつまらないコースになってしまった。そして(特に春の)猛時計では決まって先に行った馬が有利。1つに猛時計を出すだけのスピードが問われる。

土曜メインはかなりの降水量があったにもかかわらず、レコードからコンマ4差の決着(稍重)だった。おそらく武騎手のコントラチェック(父ディープインパクト)が主導権を握りたいところだが、外から前を追うことになると、セラピアが一気に行ってしまう危険もある。

しかし何より負かさなければならない相手はアーモンドアイだ。勝つ可能性が生まれるとするなら、スピードに任せて押し切ってしまったときだろう。アーモンドアイも時計勝負は大得意だが、今回は大敗後の休み明け。今までのアーモンドアイと同じではない危険もはらむ。

ルメールは今回大事に乗るだろう。仮にセラピアが折り合って武豊のペースになったとするなら、スローのマイルでは直線でインが開かない危険があるアーモンドアイにとって、ルメールにとって、正直ありがたい話ではない。無観客だけに、セラピアが予想外の「おりこうさん」の競馬を見せることもあるかもしれない。

デビュー戦でいきなり3F連続で11秒台前半で上がってきたあのスピード能力は、当時よりはるかにパワーアップした前走の内容・時計が示すポテンシャルを裏付けるに十分なインパクトだった。力は足りるとみる。

◎ セラピア
○ ダノンファンタジー(スピード能力高い、府中のマイル向き)
▲ プリモシーン(持ち時計優秀、府中得意)
△ サウンドキアラ(絶好調、時計だけ)
△ アーモンドアイ
△ ノームコア(レース選択?だが・・・連覇目指す)
△ シャドウディーヴァ(時計疑問もポテンシャルは相当)
△ コントラチェック(マイペースなら)

人気のラヴズオンリーユー(父ディープインパクト)は、久々で4戦ぶりのマイル、最内枠でミルコがどう立ち回るのかに注目。時計的に厳しいと思うが・・・それならば、ここを狙っている感もあるお隣ビーチサンバ(父クロフネ)を少し押さえたい。

第25回NHKマイルC(G?T)

雨が微妙。しかも現段階では過去レースの映像を見られていないので、暫定的な予想。やっぱりキャリアの浅い2歳3歳春くらいまでのレースは、じっくり映像を見て決めたいものだ。

◎ ハーモニーマゼラン(中山マイルで33秒台3回は注目。シーザスターズの底力生きる馬場か)
○ ギルテッドミラー(好調オルフェーヴル産駒、リローンチのスタミナとスピードが生きる)
▲ サクセッション(府中向きのスピード血統)
△ レシステンシア(単純な時計勝負ならこれだがそんなに単純じゃなさそう)
△ ルフトシュトローム(無敗のマイル王誕生目指すがNZT勝ちは相性悪すぎ)
△ サトノインプレッサ(血統実績とも重巧者だがスピード決着は疑問)
△ ウイングレイテスト(久々ユタカオーの血だが父は晩成、鞍上の勢い注目)
△ ソウルトレイン(なんか気になる)
重注 シャインガーネット

時間ができたら映像をじっくり見てから買いたい。

日曜京都〜第161回天皇賞・春(G?T)

開幕2週目。京都の芝コースは標準的な時計。
いや、例年よりも多少時計が出づらい(時計がかかるというと言い過ぎか)くらいの、近年故障の危険性が高いなどと言われるこの開催の京都外回りコースにしては、比較的安心してみることができる、そんな馬場である。多少雨がぱらつくこともあるかもしれないが、そこまで気にする必要もないだろう。

淀の外回りの芝2週、3200mのマラソンレース。かつて現役最強馬決定戦の位置づけで長く行われてきたが、近年その面影はない。事実、だいたい半分くらいは、スタミナ自慢よりはスピードにモノを言わせるタイプの馬が勝っている。今年はどちから——ここが最大のポイントだろう。

このメンバーなら、スタートさえまともに出ればキセキ(父ルーラーシップ)のペース。武騎手なら川田ほど厳しいペースをつくることはしない。スローに近い平均ペースと読む。

◎ シルヴァンシャー(超良血馬。数少なくなったアホヌーラの系統、天皇賞といえばヘロド系、鉄砲利く)
○ ダンビュライト(今の京都なら)
▲ ミライヘノツバサ(瞬発力で劣るが自分でレース作れば前走再現可能、待たずい攻めてほしい!)
△ トーセンカンピーナ(力つけ安定感増す)
△ モズベッロ(枠最高、池添がうまく乗りそう)
△ ユーキャンスマイル(時計勝負は向かないが今年なら)
△ フィエールマン(昨年より相手強化)
△ メロディーレーン(3000でも脚余す、ここでダメならカドラン賞行ってくれ)
重注 メイショウテンゲン

人気のミッキースワローは、長い脚を使えるタイプではなく、小回り向き。おそらくそれを重々承知の鞍上がどう導くか、ここも大きなポイントになる。明日は注文つけて最後方から一気を狙っていそうな気がする。
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