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中山記念直感予想とサウジCひとこと振り返り(観戦記)

滅びゆく日本〜グローバリストの手口

それにしてもすごいレースでしたね、サウジC・・・
賞金だけが飛びぬけて、なんていう話を昨日してしまったが、メンバー的にもレースレべル的にも、これは間違いなく世界最高峰のレースだったんじゃないかな。

期待したウシュバテソーロはほんとうに惜しかった。
もちろん結果がすべてではあるけれど、あの展開であれば、距離不足で初ワンターンであっても、能力的には抜けていたといっていい内容だった。ほんとうに強いと思う、負け惜しみではなくね。

川田騎手は99点の騎乗で、素晴らしかったと思う。
いやね、ふつうなら「お前なんでそんなに早く抜け出すんだよばかやろー」と言われても仕方がない結果だったとは思う。

でもね、私はそうは見ていない。というのも、川田騎手はそこもちゃんとわかっていたから。
このまま追ったら早く抜けちゃってソラつかわれちゃうことをちゃんと理解していたため、1.5Fくらいのところで追い控えてるんですよ。空追いというか、全追いではないの。

ウシュバテソーロって、やっぱり抜け出す脚がすごすぎるんだよ。まさに爆発力。で、それが長続きするもんだから、これがご覧のとおりの強さにつながっているわけですよ。まあ完全にオルフェーヴルですね、あの感じは。態度のデカさは隔世でメジロマックイーンだけどね。

で、川田騎手はそれを理解していたから空追いで抜け出しを遅らせたんだけど、繰り出された脚は鞍上の想像を超越していた・・・という結果だったように、個人的には思う。要は、乗り役としてできることは全部やった結果だったと思う。

まああれですわ、思い出すのがオルフェーヴルが初めてロンシャンに登場したあのフォワ賞ね。あまりに抜け出す脚が速すぎたため、スミヨンが1回追うのをやめて、オルフェーヴルが「は?」と混乱したところで再び追い出されたために、バランスを崩しながら差し切り勝ちという競馬だった。

自分の思うように走らせてくれなかった「恨み」を、本番の凱旋門賞で、世界最高峰のゴール寸前で、オルフェーヴルは見事に晴らした。あの冷徹なスミヨンがオルフェーヴルの、そして競馬の怖さや奥深さを思い知らされ、オルフェーヴルに泣かされた・・・そんな凱旋門賞だったと私は解釈している。

誰がどうみても抜けて強いのに2着・・・やっぱりウシュバテソーロはオルフェーヴルの血を(心身ともに良い意味で)受け継いでいるんだなぁと、なんとなく感慨深いサウジCであった。


さて、本日のメインは中山記念。こっちもちょっとだけ馬券を買う。今週はウイン5でちょっと大きくいきたいので、馬券の予想は直感で。

早めに外に出せそうなイルーシヴパンサー、ごちゃごちゃのどさくさ紛れでチャンスが巡ってきそうなラーグルフ、そしてコース巧者ヒシイグアスの3頭をやりくりして複で買う。
イルーシヴとラー2頭軸で単も少し買ってみようかなー。

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日曜キングアブドゥルアジーズ〜第5回サウジC

滅びゆく日本〜グローバリストの手口

賞金では現在世界最高峰(1着約13憶円)のサウジカップが、日曜未明に行われる。
まだ歴史が浅く、賞金だけが飛びぬけている印象もぬぐえないが、昨年日本馬パンサラッサが優勝したことも追い風となって、今年は日本でも馬券が発売されるので、私も少しだけ参加してみたいと思っている。

応援するのはもちろんウシュバテソーロ(父オルフェーヴル)と川田騎手のコンビ。正直BCクラシックのときは、言いたいことがいろいろあって、何やってんだよという以上に、ふざけんなよに近い思いが川田騎手にはあったのだが、前走の東京大賞典の競馬を見て、もう一度このコンビを改めて応援しようと心に決めた。

いろいろ言われた東京大賞典だったが、いや、あの内容は秀逸だし、乗り方としても個人的にはベストだったと思いますよ。強い馬に乗るんだから、あれでいいんだよ。あまりのスローで珍しく行きたがったウシュバテソーロをなだめるシーンがあったけれど、ああ、川田騎手はちゃんと反省してるんだなと、私はだいぶ彼を見直した。

今回はBCクラシック以上に乗り難しいコースだけれども、外枠引いてしまったし、東京大賞典と同様、ウシュバテソーロを信じて乗ってもらいたい。連戦連勝でドバイまで勝ってしまって、奇跡的なシンデレラストーリーを演じてきたウシュバテソーロではあるけれど、舞台は競馬の世界ですよ。勝つことなんてそう簡単ではない世界なのだから、負けたっていい。

世界最高峰の馬たちが集う舞台だからこそ、思惑や欲や打算はすべて捨てて、馬を信じて乗ってもらいたい。ウシュバテソーロのベストパフォーマンスを見ることができたなら、着順や馬券の当たりはずれなんてどうでもいい。とにかく馬にストレスなく、馬を信じて乗れば、ベストパフォーマンスで返してくれるだけのポテンシャルは十分であると、私は信じている。

ということで、難しい予想ではあるけれど、エクセルを張ろうと思う。
ゲート順に上から。数字は馬番。メイショウハリオが出走を取り消してスコットランドヤードが繰り上がり出走であることに注。

14 ホワイトアバリオ △ 典型的なアメリカ馬 弱くはないが現状過去の名馬とは比較にならなず、BC馬とはいえ過信禁物
6 アイソレート △ ゴドルフィンMは圧巻の内容でものすごいパワー ただし馬場適性は疑問
7 レモンポップ 行けば行けるとは思うが早めに来られる スピードで押し切るのは厳しい
12 セニョールバスカドール ◎ 1800ピッタリという感じ 前回見事なまくりで1Fでは変わりそうな手応えだった 警戒
11 サウジクラウン スピードに長けるが早めに来られて粘れるほど強くない
2 クラウンプライド △ チャンピオンC大敗は太目が原因?であれば見直す手 鞍上大幅強化で
9 ナショナルトレジャー ペガサスは早め先頭で押し切る強い内容 ただし今回はメンバーがハイレベルで
5 ホイストザゴールド △ シガーMは強かった 早めに絡まれてペース上げて競り落としてから早仕掛けでぶっちぎり 同じ競馬で1800はギリギリ
3 ディファンデッド かなりの大型馬 パワーは見た目通りだが時計はそれほどでもない
10 パワーインナンバーズ 前走勝つには勝ったがその前の勝ち鞍に比べさばきがだいぶ硬かった ちょっと買いづらい
13 ウシュバテソーロ ○ とにかく競馬しづらい距離とコース 位置取り違うがドゥレッツァのような柔軟な競馬をイメージしたい 能力だけなら
15 スコットランドヤード メイショウ取り消しの分の繰り上がりは幸運か 力的には明らかに劣るが
4 デルマソトガケ △ ルメールが手の内に入れている印象 注目
1 カーメルロード ▲ 前走は楽勝すぎてだいぶソラつかった その見た目で評価落とすなら 折り合い問題なくチャンスあるかも



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日曜東京〜第41回フェブラリーS(G?T)他

滅びゆく日本〜グローバリストの手口

お待ちかね、有馬記念以来のG?Tということで、毎年盛り上がりを見せるフェブラリーステークスだが、個人的には前日のダイヤモンドS、そして当日裏開催の小倉大賞典のほうが馬券の妙味が大きいハンデ重賞であるという理由で、G?Tのほうは「まだ先でいいや」という気分が恒例である。

しかも、近年はサウジやドバイでドリームレースが行われる関係で、メンバーが年々手薄になっている。まあはっきり言って、全体レベルが高いダート重賞の中にあって、主力が抜けたG?U戦という感じのレベルに陥ってしまうのがここ数年のフェブラリーSで、国際格付けの「G?T」というグレードにはもはやふさわしくないと、私も思ってしまう。だからはずれてもいいってわけではないんだけどね。

フェブラリーS、そろそろ5月くらいにやったほうがいいんじゃねえの?
まあでも今年は昨年ほど低レベルということはないかな、という希望的観測はある。メンバー的にね。

ということで、東西メインの予想です。

東京11
◎ シャンパンカラー(枠は残念だがポテンシャル信頼。東京マイルは芝ダ問わず信頼できるウチパク)
○ ペプチドナイル(脚質に幅。年齢重ね勢い増す。ダートのチャンピオンの足跡踏襲)
▲ ドゥラエレーデ(タフ流れはこの馬向き。前走前々走は恵まれたんではない。むしろ展開向かずで好走)
△ スピーディキック(地方ではこれ。好枠でもともと速い馬場向きの走り)
△ ウィルソンテソーロ(乗り替わりはマイナス。見た目ほど乗りやすい馬ではない)
△ カラテ(古馬芝組ではこれかな。近走不満で人気落とすならむしろ買いたい)
△ アルファマム(前走展開向かず。展開はこの馬に向きそう)

オメガギネス(父ロゴタイプ)は55kgと56kgしか経験なく、初G?Tで58は不利。ルメールでも厳しいと思う。買っても押さえ程度かな。ガイアフォース(父キタサンブラック)は、血統的には確かにダもこなしそうではあるけれど、走り自体は完全に芝向きなんだよなー。人気先行の感が強く、買ってもオメガ同様押さえまで。


小倉11〜第58回小倉大賞典(G?V)
楽しみなハンデ戦。ディープモンスターが取り消したみたいなので注意。これ人気吸ってくれそうだっただけに残念だなー・・・

小倉は京都ほどでないにせよ、外回しの差しが決まる馬場になってきている。夏の小倉の「いかにも小回り」という固定観念は捨てたほうがよい。長い脚をつかえる組が狙いだが、逆転の発想も捨てがたい。

◎ セルバーグ(行けば単騎可。今村チャンス。思い切って行ってほしい)
○ クリノプレミアム(ハンデ想定内。状態戻れば。間違いなくコース巧者、馬場巧者)
▲ アサマノイタズラ(気難しく一筋縄ではいかないが、長い脚つかえれば)
△ マイネルファンロン(人気ないときこそ走る)
△ ゴールドエクリプス(ハンデ恵まれた。ただし2走前のような強気な競馬だとまだ足りない)
△ カテドラル(そろそろ)
△ ロングラン(タフな流れは歓迎)
△ ダンディズム(大幅相手強化でどこまで。力つけたが前走と同じ競馬は通用しない)

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土曜東京〜第59回デイリー杯クイーンC(G?V)他

滅びゆく日本〜グローバリストの手口

今週一番馬券の妙味がありそうなのが京都記念かなという気がするのだが、穴が出るなら土曜のクイーンカップのほうかもしれないということで、今週は珍しくクイーンCにチャレンジする。

それはともかく、先週のウイン5・・・めちゃくちゃ惜しかった。あれ当たらんならもう今後一生当たらんな、というくら惜しかった。

というのも、きさらぎ賞ね。ウォーターリヒト持ってて勝ったビザンチンドリームは持ってなかった・・・だからはずれ。でも東京新聞杯は金杯でも期待してたサクラをちゃんと持ってたんですよ。きさらぎ前の3つはちゃんと当たってたんだからもーーーーほんとに・・・である。

しかもきさらぎ賞があのまれにみる大接戦で、正直、私はウォーターリヒトが残っているか差されているかがほんとにわからなくて、結果がわからないまま迎えた東京新聞杯だったので、サクラが予想以上の圧勝だったことに驚きもせず、ただただひたすらドキドキドキドキドキドキ・・・しながら、祈るような気持ちでJRAのきさらぎ賞の結果を見た。

もーほんと残念というか、あえて言うなら、はずれてよかった。あの状況で当たってたら、たぶんしょんべんちびってたもの。配当的には10人気ウォーターが勝ってたとしても、オビにちょっと届いたくらいのもんだろうから、ウイン5でいうなら正直そこまででもない。

だったら。いい年こいたおっさんがしょんべんちびるような大大大失態を回避できたわけだから、私のプライドはこれ以上ないというくらいに守られたわけだし、こりゃーもう勝ってくれたビザンチンに大感謝、感謝、感謝しかない。ありがとービザンチン!(ばかやろーーー!!!)

でも状況が状況だけに、ほんとにあー・・・もう今週はなんだかずーっとぼーっとしてたよ。しかもウイン5はもうしばらく当たってねえからなおさら。やっぱウイン5て、巷で聞く「一生当たらない馬券」なんだな・・・

まあいい。今週は共同通信杯と2本立てでエクセルを張る。

東京11土曜 内を通したい 先行有利 外回すようだと苦しいかも
1  1 サクセスカラー △ 馬格あり府中向きのフットワーク 先行力○で最内
2  2 サンセットビュー △ 府中悪くなさそう マイルはむしろ合う 時計だけ
3  3 アルセナール △ 決め手鋭いがあまり人気するようだと危険
4  4 サフィラ   ○ アルテミス勝ち馬とは枠と反応の差 4着馬かなり強く比較で評価せざるを得ず エンジン掛かり遅いのが気がかり
4  5 ガビーズシスター − 血統を別とすれば芝がダメということもなさそう ただ速い馬場は苦しい
5  6 モリノレッドスター− 3とは決め手の差が出た新馬 2戦目はモタレて1番に不利加害 勝ってたかも怪しい
5  7 コスモディナー − 時計の裏付けはある ただ速い脚なく混戦向きではない 府中は向くが
6  8 ルージュスエルテ ▲ 超スローで逃げる あれならマイルの折り合い行けそう
6  9 カレンナオトメ − 前走線の細さが災いした形 府中マイルもスローだとまたああなる
7  10 ブライトアゲイン − 見栄えする馬体でいいスピードあるがいきなり芝で決め手発揮しろは酷
7  11 ルージュサリナス ◎ ズブいが坂をまっすぐ駆け上がる姿好感 ステイヤーだがこの時期なら
8  12 テリオスサラ △ いかにも府中でというタイプ 逆転無理でも券はおさえたい
8  13 クイーンズウォーク− 迫力の馬体 馬込経験しておらず外枠プラスか ただし大外回しにはなる


共同通信杯
1  1 ベラジオボンド ○ 大トビでパワフル 46秒台なら軽く出す
2  2 ディマイザキッド − 悪くない時計で勝ち上がり ただここは相手強い
3  3 フォスターボンド − 長く良い脚が続くが位置取り次第のところは正直ある
4  4 ミスタージーティー◎ 新馬は着差以上に力が違った 2もかなり強い 府中で見たいと思ってた 展開が向きそう
5  5 ショーマンフリート▲ 前走あの手応えで伸びないのは馬場の影響か 巻き返し十分
6  6 エコロヴァルツ − 能力高いが府中の速い芝のタイプではないかも
7  7 パワーホール − 府中の速い芝は向かない ひと雨あればいいが
7  8 ジャスティンミラノ△ 外枠から出して行って超スローをピタリ折り合うセンス◎ 侮れない
8  9 ジャンタルマンタル△ 進路を決める重要なレースだけに無様な競馬はしないはず
8  10 エンヤラヴフェイス− 外枠はマイナスだが馬込もっとマイナスだけに悪くない枠 引いて差す競馬を試してほしい

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日曜京都〜きさらぎ賞(G?V)

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東京新聞杯はドルチェモア(父ルーラーシップ)が本命の予定なんだけど、なんかここんとこヒドイ言われようで、なんだか気の毒になってくる。

確かに前走は大差のシンガリ負けではあった。しかしですよ。2Fまでの走りは「さすがG?T馬」というだけのものが、個人的にはあると思うんだよなー。てか走り自体はずっと悪くないんだよねこのお馬さん。

ラップ見てもらえばわかるけど、ただでさえ時計がかかる今の京都ですよ、そりゃー止まるわ。てか乗り役さんが距離間違えてんじゃねえの?と思ったくらいだからね。

ノーマークもいいところだけに、石橋騎手に乗り替わりでもうちょっとまともなペースで逃げてくれれば十分あるんじゃないかと期待しながら、明日もドルチェモアを買って見守りたい。まあ正直1F長いんだけどね、今のあの馬にしては。


で、クラシックを目指す素質馬が次々登場する2月に入って、その1つとなるきさらぎ賞が今週の西のメイン。
例によってエクセル。

京都11 4がペース握って突っつきそうな組がけっこう多い。意外と流れるかも。外差しの競馬か。

1 1△ ピエナオルフェ 位置が取れない分負けているが走り自体は悪くない 流れれば怖い
2 2◎ インザモーメント 前走坂で止まった 京都替わりプラスに
3 3▲ ウォーターリヒト 今の馬場よほど合う 距離延長◎
4 4  ヴェロキラプトル 勝ったレース相手弱かった 相手強かったが前走内容が不満
5 5  シヴァース 経済コース選択で辛勝 2着馬強いが同じ競馬でも
5 6  ナムラエイハブ 気性成長 展開や紛れに乗じてどこまで
6 7○ レガーロデルシエロ 素質相当 折り合えば一発ある 距離ギリギリ
6 8  ファーヴェント 左回り軽い芝2走から右回りタフな芝で 早熟血統だがハーツ産駒?
7 9△ ジャスティンアース フットワーク素晴らしい ただし競馬しづらい枠
7 10  ブエナオンダ 父よりディープの感 引いて直線にかける競馬だと怖いが
8 11  テイエムリステット 能力あるがこの枠だと買いづらい 内に潜り込めれば
8 12△ ビザンチンドリーム S動きアヤシイ 確かに末脚目立ったが現状人気しすぎの感

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