2019年05月24日
日曜東京~東京優駿(第86回日本ダービー)(G?T)
いちおう良馬場が想定されるが、何しろこれだけの高温、しかもこれがダービーデーまで継続するということだから、急な荒天も想定されるだけに、実際のところ馬場はまだ少々アヤシイところがある。
そうは言ってもダービーである。例年ある程度「これ!」という組が決まっているので、馬券の微調整はあったとしても、今年も例年どおり、すでに決めてある組を中心に、馬券を組み立てる予定ではある。
今年の傾向として、内枠に先行勢がそろっていることが挙げられる。ダービーが前半厳しいペースで流れることが近年多い印象がある。これはやはり前が止まらない馬場の影響が大きい。昨年のワグネリアンがそうだったように、まさかこの馬が、騎手が・・・と思われるようなコンビが伏兵先行勢を追って直後に構えるようなケースが増えている。それでも前が止まらないから、有力勢がこぞって先行する厳しい競馬になりやすい。おそらく今年もそのケースに当てはまるだろう。
注目はもちろんサートゥルナ—リア(父ロードカナロア)だが、3枠6番なら当然先行争いに自ら加わっていくはず。日本ダービー初騎乗となるレーン騎手は、オーストラリアのジョッキーらしく、先行争いには積極的に加わる好戦的なタイプ。ボクシングでいえばファイタータイプのジョッキーという印象。
厳しい競馬になること承知で、先行勢を内に見て好位から横綱相撲をレーンはイメージしているはず。ただ問題は、これをめがけて有力各馬が殺到しそうな点。皐月賞上位勢はもちろん、伏兵陣も先に行ける脚があればみんな先行したいのがダービー。
皐月賞組の力を信じるなら、先に行った組の力勝負を期待すればいいわけだから、予想はシンプル。しかし皐月賞も高速決着で、ダービーも皐月賞と同じ競馬で同じ結果になるかといわれると、マークがきつくなる分、確率は多少下がると思う。
前半のペースよりも、後半のラップの変化によって、有力勢を見る2列目、3列目の馬たちにもチャンスが広がるのではないか・・・というのは正直言って単なるこじつけで、本命はすでに決めている。
今年のダービーは、評価がうなぎ下り(?)になると思われるニシノデイジー(父ハービンジャー)にした。やはり東スポ杯で見せた鋭い脚のインパクトが忘れられない。府中に替わるのは大きなアドバンテージになるはず。
もうすっかりベテランの域に達した勝浦騎手の、実質ラストチャンスといってもいいだろう。西山オーナーといえば、皐月賞、菊花賞を勝ったセイウンスカイのオーナー。当時は徳吉→横山典の非情なスイッチが奏功し、見事2冠オーナーに上り詰めた。今度は、ニシノデイジーの力を出し切れているとは言えない勝浦続投のジャッジ。期待したい。
相手は、不当に人気を下げること必至のタガノディアマンテ(父オルフェーヴル)の大駆けに期待する。前走京都新聞杯は、抜けた人気だったものの、テン乗りの松山騎手が乗りこなせず、まったくレースになっていなかった。オルフェーヴル産駒ならそういうこと自体、まったく珍しいことではない。
田辺騎手なら、ダービーだろうとなんだろうと腹をくくっているはず。重賞ではすっかり絶不調に陥っている田辺騎手だが、さすがに松山よりは期待できるし、そういうときこそ穴屋は積極的に買わなければならない。
スタミナは豊富。後ろから行くタイプだが、展開の助け云々というタイプでもない。どちらかといえば馬場の助けを得たいタイプか。何が起こるかわからないダービー。運が向いたらひょっとするかもしれない。
皐月賞上位組では、私はヴェロックス(父ジャスタウェイ)の逆襲が濃厚なのではないかと踏んでいる。ただしサートゥルナ—リアも、ダービーが目標であることは間違いない。単純な能力比較で、ヴェロックスが上回るのではないか・・・の読み。
穴っぽいところでは、積極的な騎乗がプラスに働きそうな石橋騎手と大外シュヴァルツリーゼ(父ハーツクライ)、そして空気を読まない池添騎手のサトノルークス(父ディープインパクト)、良血開花もありうるランフォザローゼス(父キングカメハメハ)、脚部不安で皐月賞回避があったとはいえ、スプリングSでは高い素質を感じた芦毛エメラルファイト(父クロフネ)を少し警戒する。
◎ ニシノデイジー
○ タガノディアマンテ
▲ ヴェロックス
△ サートゥルナ−リア、シュヴァルツリーゼ、サトノルークス、ランフォザローゼス、エメラルファイト
そうは言ってもダービーである。例年ある程度「これ!」という組が決まっているので、馬券の微調整はあったとしても、今年も例年どおり、すでに決めてある組を中心に、馬券を組み立てる予定ではある。
今年の傾向として、内枠に先行勢がそろっていることが挙げられる。ダービーが前半厳しいペースで流れることが近年多い印象がある。これはやはり前が止まらない馬場の影響が大きい。昨年のワグネリアンがそうだったように、まさかこの馬が、騎手が・・・と思われるようなコンビが伏兵先行勢を追って直後に構えるようなケースが増えている。それでも前が止まらないから、有力勢がこぞって先行する厳しい競馬になりやすい。おそらく今年もそのケースに当てはまるだろう。
注目はもちろんサートゥルナ—リア(父ロードカナロア)だが、3枠6番なら当然先行争いに自ら加わっていくはず。日本ダービー初騎乗となるレーン騎手は、オーストラリアのジョッキーらしく、先行争いには積極的に加わる好戦的なタイプ。ボクシングでいえばファイタータイプのジョッキーという印象。
厳しい競馬になること承知で、先行勢を内に見て好位から横綱相撲をレーンはイメージしているはず。ただ問題は、これをめがけて有力各馬が殺到しそうな点。皐月賞上位勢はもちろん、伏兵陣も先に行ける脚があればみんな先行したいのがダービー。
皐月賞組の力を信じるなら、先に行った組の力勝負を期待すればいいわけだから、予想はシンプル。しかし皐月賞も高速決着で、ダービーも皐月賞と同じ競馬で同じ結果になるかといわれると、マークがきつくなる分、確率は多少下がると思う。
前半のペースよりも、後半のラップの変化によって、有力勢を見る2列目、3列目の馬たちにもチャンスが広がるのではないか・・・というのは正直言って単なるこじつけで、本命はすでに決めている。
今年のダービーは、評価がうなぎ下り(?)になると思われるニシノデイジー(父ハービンジャー)にした。やはり東スポ杯で見せた鋭い脚のインパクトが忘れられない。府中に替わるのは大きなアドバンテージになるはず。
もうすっかりベテランの域に達した勝浦騎手の、実質ラストチャンスといってもいいだろう。西山オーナーといえば、皐月賞、菊花賞を勝ったセイウンスカイのオーナー。当時は徳吉→横山典の非情なスイッチが奏功し、見事2冠オーナーに上り詰めた。今度は、ニシノデイジーの力を出し切れているとは言えない勝浦続投のジャッジ。期待したい。
相手は、不当に人気を下げること必至のタガノディアマンテ(父オルフェーヴル)の大駆けに期待する。前走京都新聞杯は、抜けた人気だったものの、テン乗りの松山騎手が乗りこなせず、まったくレースになっていなかった。オルフェーヴル産駒ならそういうこと自体、まったく珍しいことではない。
田辺騎手なら、ダービーだろうとなんだろうと腹をくくっているはず。重賞ではすっかり絶不調に陥っている田辺騎手だが、さすがに松山よりは期待できるし、そういうときこそ穴屋は積極的に買わなければならない。
スタミナは豊富。後ろから行くタイプだが、展開の助け云々というタイプでもない。どちらかといえば馬場の助けを得たいタイプか。何が起こるかわからないダービー。運が向いたらひょっとするかもしれない。
皐月賞上位組では、私はヴェロックス(父ジャスタウェイ)の逆襲が濃厚なのではないかと踏んでいる。ただしサートゥルナ—リアも、ダービーが目標であることは間違いない。単純な能力比較で、ヴェロックスが上回るのではないか・・・の読み。
穴っぽいところでは、積極的な騎乗がプラスに働きそうな石橋騎手と大外シュヴァルツリーゼ(父ハーツクライ)、そして空気を読まない池添騎手のサトノルークス(父ディープインパクト)、良血開花もありうるランフォザローゼス(父キングカメハメハ)、脚部不安で皐月賞回避があったとはいえ、スプリングSでは高い素質を感じた芦毛エメラルファイト(父クロフネ)を少し警戒する。
◎ ニシノデイジー
○ タガノディアマンテ
▲ ヴェロックス
△ サートゥルナ−リア、シュヴァルツリーゼ、サトノルークス、ランフォザローゼス、エメラルファイト