2016年05月24日
今年もいよいよ・・・今週はダービー!〜ダービー特集PART1
今年で83回目を迎える日本ダービーが今週のメイン。第1回優勝のワカタカから数えて過去に82頭の日本ダービー馬が誕生してきたわけだが、まああまり昔のことは知らないものの、正直ここまでハイレベルのメンバーで、ここまで盛り上がりそうなダービーもちょっと思い浮かばない。
皐月賞の前にも書いたが、やはり「3強」で盛り上がったウイニングチケット、ビワハヤヒデ、ナリタタイシンの年や、入場者数の記録が未だ破られていないアイネスフウジン、ハクタイセイ、メジロライアンらの錚々たるメンバーで盛り上がった(私がはじめて体感した)ダービー、近いところでは、当時早い時期から「最強世代」と呼ばれ、エイシンフラッシュ(内田)が優勝したダービーと同じくらい上位の力は拮抗している。
ということで、毎年くだらないことを書いている「ダービー特集」を今年も書こうと考えているが、せっかくこれだけのメンバーがそろったダービーだから、私見などはすべて予想に回し、今回はダービー出走が想定されるメンバーを1頭ずつ、簡単にではあるが紹介してみたいと考えている。
・皐月賞組
ディーマジェスティ(二ノ宮厩舎[美]・父ディープインパクト、母の父ブライアンズタイム)
主な勝ち鞍・・・皐月賞、共同通信杯
距離延びて頭角を現すのではと思われただけに、皐月賞の勝利は見事。ダービーも当然有力。
マカヒキ(友道厩舎[栗]・父ディープインパクト、母の父フレンチデピュティ)
主な勝ち鞍、成績・・・弥生賞、皐月賞2着、若駒S
数多く出走しているディープ産駒の中で最もディープ産駒らしい。キレ極上。府中でさらに前進する。
サトノダイヤモンド(池江厩舎[栗]・父ディープインパクト、母の父オルペン)
主な勝ち鞍・・・きさらぎ賞
世代ナンバーワンのウワサ。元々ダービーが最大目標。今度は仕上がる。後々は「日本の悲願」も・・・
エアスピネル(笹田厩舎[栗]・父キングカメハメハ、母の父サンデーサイレンス)
主な勝ち鞍、成績・・・デイリー杯2歳S、朝日杯FS2着
堅実で成長力ある血統だけに府中コースで上積みある。名手武豊が6度目のダービー制覇を狙う。
リオンディーズ(角居厩舎[栗]・父キングカメハメハ、母の父スペシャルウィーク)
主な勝ち鞍、成績・・・朝日杯FS、弥生賞2着
兄エピファネイアはダービー2着、JC圧勝。2歳王者も成長力が武器。大舞台でデムーロは虎視眈々。
マウントロブソン(堀厩舎[美]・父ディープインパクト、母の父ミスターグリーリー)
主な勝ち鞍、成績・・・スプリングS、あすなろ賞
ドゥラメンテ、モーリスの現役2強を輩出している堀厩舎だけに期待大。渋れば尚可。
・青葉賞組
ヴァンキッシュラン(角居厩舎[栗]・父ディープインパクト、母の父ガリレオ)
主な勝ち鞍・・・青葉賞
スケールでは皐月賞組に見劣るが、この馬の成長力はディープ産駒としては特殊。戴冠ある。
レッドエルディスト(笹田厩舎[栗]・父ゼンノロブロイ、母の父ダルシャーン)
主な勝ち鞍、成績・・・大寒桜賞、青葉賞2着
ダルシャーンの成長力は軽視不可。ダービー2勝ジョッキーでアッと言わせることも。
・プリンシパルS組
アジュールローズ(古賀厩舎[美]・父ヴィクトワールピサ、母の父セヴレスローズ)
主な勝ち鞍・・・プリンシパルS
母父セヴレスローズはニジンスキー系。距離延長は歓迎のクチ。渋れば一発あるかも。
・NHKマイルC組
ロードクエスト(小島茂厩舎[美]・父マツリダゴッホ、母の父チーフベアハート)
主な勝ち鞍、成績・・・新潟2歳S、NHKマイルC2着、ホープフルS2着
池添騎手騎乗停止は不運だが、この血統は逆境でもしたたかなイメージ。府中ならチャンスある。
レインボーライン(浅見厩舎[栗]・父ステイゴールド、母の父フレンチデピュティ)
主な勝ち鞍、成績・・・アーリントンC、千両賞
前走ハイレベルG?Tでやれる力を証明。スピード負けだっただけに意外性は一番。数つかわれて良くなるステイゴールド産駒。最大の伏兵。
イモータル(須貝厩舎[栗]・父マンハッタンカフェ、母の父アカテナンゴ)
主な勝ち鞍、成績・・・新馬、共同通信杯2着、サウジアラビアRC2着
左回りに良績集中。日本で活躍馬出すドイツ血統が母方に入る。1勝馬による奇跡的勝利なるか。
ブレイブスマッシュ(小笠厩舎[美]・父トーセンファントム、母の父トウカイテイオー)
主な勝ち鞍、成績・・・サウジアラビアRC、ファルコンS2着
ダービー馬トウカイテイオーの血が騒ぐか?ダービー2勝ジョッキーが不気味に一発狙う。
・京都新聞杯組
スマートオーディン(松田厩舎[栗]・父ダノンシャンティ、母の父アルザオ)
主な勝ち鞍・・・京都新聞杯、毎日杯、東京スポーツ杯2歳S
マツクニ式スパルタを封印し出世レース3勝は脅威。父の無念を晴らすか。マイラー色濃いが最大の惑星。
アグネスフォルテ(長浜厩舎[栗]・父ハービンジャー、母の父フレンチデピュティ)
主な勝ち鞍、成績・・・未勝利、京都新聞杯2着
ハービンジャー産駒特有の荒々しさ魅力。レースをかく乱してどこまで上位に食い込むか。
・収得賞金上位組
ブロディガルサン(国枝厩舎[美]・父ディープインパクト、母の父ストームキャット)
主な勝ち鞍、成績・・・芙蓉S、東京スポーツ杯2歳S2着
全兄リアルスティールは世界を制した。ダービーだけを目標にした特異ローテだけに一発あるか。金子オーナー3本目の矢。
プロフェット(池江厩舎[栗]・父ハービンジャー、母の父タニノギムレット)
主な勝ち鞍・・・京成杯、札幌2歳S2着
京成杯から皐月賞、ダービーのローテはエイシンフラッシュと同じ。ダービーを意識したローテも池江厩舎らしく好感。
マイネルハニー(栗田厩舎[美]・父マツリダゴッホ、母の父ナリタブライアン)
主な勝ち鞍、成績・・・スプリングS2着、フリージア賞
展開のカギを握るか。三冠馬ナリタブライアンの血を引く数少ない現役馬。ファンの夢乗せ夢舞台を走る。
まだ出走馬が確定しているわけではないのであくまでも想定になるが、いやぁ・・・考えるだけでも非常に楽しみで、非常に難解なダービーになることは間違いない。楽しむことが優先のダービーだが、こういう歴史的なダービーだけに、例年以上に的中にこだわりたいところではある。
まだまだ時間はあるから、じっくり検討したいと思う。今回はいつになくまじめに書いたつもりなので、検討の一助になれば幸いである。
皐月賞の前にも書いたが、やはり「3強」で盛り上がったウイニングチケット、ビワハヤヒデ、ナリタタイシンの年や、入場者数の記録が未だ破られていないアイネスフウジン、ハクタイセイ、メジロライアンらの錚々たるメンバーで盛り上がった(私がはじめて体感した)ダービー、近いところでは、当時早い時期から「最強世代」と呼ばれ、エイシンフラッシュ(内田)が優勝したダービーと同じくらい上位の力は拮抗している。
ということで、毎年くだらないことを書いている「ダービー特集」を今年も書こうと考えているが、せっかくこれだけのメンバーがそろったダービーだから、私見などはすべて予想に回し、今回はダービー出走が想定されるメンバーを1頭ずつ、簡単にではあるが紹介してみたいと考えている。
・皐月賞組
ディーマジェスティ(二ノ宮厩舎[美]・父ディープインパクト、母の父ブライアンズタイム)
主な勝ち鞍・・・皐月賞、共同通信杯
距離延びて頭角を現すのではと思われただけに、皐月賞の勝利は見事。ダービーも当然有力。
マカヒキ(友道厩舎[栗]・父ディープインパクト、母の父フレンチデピュティ)
主な勝ち鞍、成績・・・弥生賞、皐月賞2着、若駒S
数多く出走しているディープ産駒の中で最もディープ産駒らしい。キレ極上。府中でさらに前進する。
サトノダイヤモンド(池江厩舎[栗]・父ディープインパクト、母の父オルペン)
主な勝ち鞍・・・きさらぎ賞
世代ナンバーワンのウワサ。元々ダービーが最大目標。今度は仕上がる。後々は「日本の悲願」も・・・
エアスピネル(笹田厩舎[栗]・父キングカメハメハ、母の父サンデーサイレンス)
主な勝ち鞍、成績・・・デイリー杯2歳S、朝日杯FS2着
堅実で成長力ある血統だけに府中コースで上積みある。名手武豊が6度目のダービー制覇を狙う。
リオンディーズ(角居厩舎[栗]・父キングカメハメハ、母の父スペシャルウィーク)
主な勝ち鞍、成績・・・朝日杯FS、弥生賞2着
兄エピファネイアはダービー2着、JC圧勝。2歳王者も成長力が武器。大舞台でデムーロは虎視眈々。
マウントロブソン(堀厩舎[美]・父ディープインパクト、母の父ミスターグリーリー)
主な勝ち鞍、成績・・・スプリングS、あすなろ賞
ドゥラメンテ、モーリスの現役2強を輩出している堀厩舎だけに期待大。渋れば尚可。
・青葉賞組
ヴァンキッシュラン(角居厩舎[栗]・父ディープインパクト、母の父ガリレオ)
主な勝ち鞍・・・青葉賞
スケールでは皐月賞組に見劣るが、この馬の成長力はディープ産駒としては特殊。戴冠ある。
レッドエルディスト(笹田厩舎[栗]・父ゼンノロブロイ、母の父ダルシャーン)
主な勝ち鞍、成績・・・大寒桜賞、青葉賞2着
ダルシャーンの成長力は軽視不可。ダービー2勝ジョッキーでアッと言わせることも。
・プリンシパルS組
アジュールローズ(古賀厩舎[美]・父ヴィクトワールピサ、母の父セヴレスローズ)
主な勝ち鞍・・・プリンシパルS
母父セヴレスローズはニジンスキー系。距離延長は歓迎のクチ。渋れば一発あるかも。
・NHKマイルC組
ロードクエスト(小島茂厩舎[美]・父マツリダゴッホ、母の父チーフベアハート)
主な勝ち鞍、成績・・・新潟2歳S、NHKマイルC2着、ホープフルS2着
池添騎手騎乗停止は不運だが、この血統は逆境でもしたたかなイメージ。府中ならチャンスある。
レインボーライン(浅見厩舎[栗]・父ステイゴールド、母の父フレンチデピュティ)
主な勝ち鞍、成績・・・アーリントンC、千両賞
前走ハイレベルG?Tでやれる力を証明。スピード負けだっただけに意外性は一番。数つかわれて良くなるステイゴールド産駒。最大の伏兵。
イモータル(須貝厩舎[栗]・父マンハッタンカフェ、母の父アカテナンゴ)
主な勝ち鞍、成績・・・新馬、共同通信杯2着、サウジアラビアRC2着
左回りに良績集中。日本で活躍馬出すドイツ血統が母方に入る。1勝馬による奇跡的勝利なるか。
ブレイブスマッシュ(小笠厩舎[美]・父トーセンファントム、母の父トウカイテイオー)
主な勝ち鞍、成績・・・サウジアラビアRC、ファルコンS2着
ダービー馬トウカイテイオーの血が騒ぐか?ダービー2勝ジョッキーが不気味に一発狙う。
・京都新聞杯組
スマートオーディン(松田厩舎[栗]・父ダノンシャンティ、母の父アルザオ)
主な勝ち鞍・・・京都新聞杯、毎日杯、東京スポーツ杯2歳S
マツクニ式スパルタを封印し出世レース3勝は脅威。父の無念を晴らすか。マイラー色濃いが最大の惑星。
アグネスフォルテ(長浜厩舎[栗]・父ハービンジャー、母の父フレンチデピュティ)
主な勝ち鞍、成績・・・未勝利、京都新聞杯2着
ハービンジャー産駒特有の荒々しさ魅力。レースをかく乱してどこまで上位に食い込むか。
・収得賞金上位組
ブロディガルサン(国枝厩舎[美]・父ディープインパクト、母の父ストームキャット)
主な勝ち鞍、成績・・・芙蓉S、東京スポーツ杯2歳S2着
全兄リアルスティールは世界を制した。ダービーだけを目標にした特異ローテだけに一発あるか。金子オーナー3本目の矢。
プロフェット(池江厩舎[栗]・父ハービンジャー、母の父タニノギムレット)
主な勝ち鞍・・・京成杯、札幌2歳S2着
京成杯から皐月賞、ダービーのローテはエイシンフラッシュと同じ。ダービーを意識したローテも池江厩舎らしく好感。
マイネルハニー(栗田厩舎[美]・父マツリダゴッホ、母の父ナリタブライアン)
主な勝ち鞍、成績・・・スプリングS2着、フリージア賞
展開のカギを握るか。三冠馬ナリタブライアンの血を引く数少ない現役馬。ファンの夢乗せ夢舞台を走る。
まだ出走馬が確定しているわけではないのであくまでも想定になるが、いやぁ・・・考えるだけでも非常に楽しみで、非常に難解なダービーになることは間違いない。楽しむことが優先のダービーだが、こういう歴史的なダービーだけに、例年以上に的中にこだわりたいところではある。
まだまだ時間はあるから、じっくり検討したいと思う。今回はいつになくまじめに書いたつもりなので、検討の一助になれば幸いである。
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