2017年09月15日
日曜阪神〜第35回関西テレビ放送賞ローズS(G?U・秋華賞トライアル)
今週は、台風の襲来に合わせるように土、日、月の3日間開催である。注目はなんといっても、ダイワメジャー産駒の桜花賞馬レーヌミノルもそうだが、やはりディープインパクト産駒ファンディーナで衆目一致だと思う。しかし個人的に秋華賞ではなく、エリザベス女王杯で狙いたかった芦毛アドマイヤミヤビの屈腱炎リタイアのニュースが非常に残念。
先々週は確かシルバーステートの残念なニュースに触れたばかりだったが、今度は牝馬のアドマイヤミヤビということで、最近は速い時計をマークした有力馬が先を争うようにして屈腱炎の病魔に襲われている印象がある。
そういう残念な流れを振り払うような素晴らしいトライアルを期待した今週であるが、しかし台風が・・・今週は無事競馬が開催されるかどうかさえ怪しい。気分的にはあまり盛り上がらないのが正直なところ。
だから仮に開催が無事行われるなら、の前提で予想する必要がある。月曜のメインで菊花賞トライアルとして行われるセントライト記念はさすがに流動的なので、ここはローズステークスを検討したい。
もしスケジュール通り開催されるとするなら、かなり高い確率で雨が降る。しかも降水量も相当量計測される。ファンディーナが圧倒的人気。ここまでは簡単である。問題は、休み明けとなるファンディーナが雨をこなすことができるのか・・・という点。シチュエーションとしては、これでもかというくらい先週のサトノダイヤモンドに似ている。
日本の悲願である凱旋門賞制覇を目指し、サトノダイヤモンドが渡仏して緒戦を使われたが、過去エルコンドルパサーとオルフェーヴルが計3回制し、ナカヤマフェスタも2着した日本馬にとってゲンの良いレースであったはずのフォワ賞(今年はロンシャンではなくシャンティイだったが)で、サトノダイヤモンドがよもやの4着敗退という、個人的にはかなりショッキングな出来事があった。
レース中ぶつけられたことや休み明けが敗因として有力だが、中でも最も有力視された敗因が、「日本ではまず考えられないレベルの重い馬場」だったことが挙げられる。まあ個人的には別の敗因が有力であると分析しているのだが、大方は「馬場」に敗因を求める向きだ。
ルメールも戦前から「ディープインパクト産駒だから重い馬場は心配」と、まるで競馬をちょっとかじったばかりのど素人ファンのような言いぐさだったから驚いたのだが、結果的にはルメールの「イヤな予感」が的中した形になった。ファンディーナはそのディープ産駒で、かなりの道悪が予測される・・・
しかし、サトノダイヤモンドもファンディーナも幸か不幸か父ディープインパクトとはまったく似たタイプではない。母方からの影響を強く受けている印象がある。走るディープ産駒の多くに当てはまる傾向だろう。ファンディーナの母の父は英国馬ピヴォタル・・・まあこなすかどうかはわからないが、今さらこの馬に重の心配をしても仕方がないと言わざるを得ない。
しかし少なくとも重になってプラスが生じるとは考えづらい。経験があればまだしも、道悪経験ゼロは大きな不安要素である。それならばということでちょっと注目してみたいのが、ダート血統ながら芝に替わっていきなり33.0の上がりを叩き出した外国産馬ラビットラン(父タピット)である。
母の父ディキシーランドバンドは、ドロドロの札幌2歳Sを勝ってあのハープスターとの激戦を制して阪神JFも制し2歳女王にも輝いたレッドリヴェールのインパクトがあまりにも強烈だったが、ほかにもかなりの道悪巧者、あるいは力の要る馬場をこなす馬にこの血が流れていることが多かった。前走の中京もかなりパワーを要する馬場で、道悪で浮上する可能性は低くないと読む。
相手は奇しくもラビットランと同じ角居厩舎のマンハッタンカフェ産駒クイーンマンボとルメールのコンビに注目する。穴で狙いたかったのだが、角居厩舎でルメールが乗るなら人気しそうなので少し残念。しかし角居厩舎でルメールが乗ってそこまで人気しないならむしろオイシイともいえる。
重巧者といえば桜花賞を圧逃した池添騎手のレーヌミノルだとは思うが、スローに近い流れのオークスで大敗していたように、距離と成長力には少し不安がある。それならば、さすがにワンツースリーはないとは思うものの、またまた角居厩舎のこちらはディープインパクト産駒ブラックスピーチ(母の父キングマンボ)の道悪適性の高さを買いたい。
あとは当然リスグラシュー、洋芝で連勝した上昇馬メイズオブオナーのハーツクライ産駒2騎、そして凱旋門賞をぶっちぎったパントレセレブルが母父の、こちらもハーツクライ産駒ハローユニコーン、そして今週ももちろんルーラーシップ産駒のブライトムーンあたりまでは押さえたい。
なんだか今年のローズSは角居厩舎とハーツクライ産駒ばかりになってしまった気もするが、いずれにしても道悪が予想されるだけに、全馬無事のゴールインを願う。
◎ ラビットラン
○ クイーンマンボ
▲ ブラックスピーチ
△ メイズオブオナー、ファンディーナ、ハローユニコーン、リスグラシュー、ブライトムーン
先々週は確かシルバーステートの残念なニュースに触れたばかりだったが、今度は牝馬のアドマイヤミヤビということで、最近は速い時計をマークした有力馬が先を争うようにして屈腱炎の病魔に襲われている印象がある。
そういう残念な流れを振り払うような素晴らしいトライアルを期待した今週であるが、しかし台風が・・・今週は無事競馬が開催されるかどうかさえ怪しい。気分的にはあまり盛り上がらないのが正直なところ。
だから仮に開催が無事行われるなら、の前提で予想する必要がある。月曜のメインで菊花賞トライアルとして行われるセントライト記念はさすがに流動的なので、ここはローズステークスを検討したい。
もしスケジュール通り開催されるとするなら、かなり高い確率で雨が降る。しかも降水量も相当量計測される。ファンディーナが圧倒的人気。ここまでは簡単である。問題は、休み明けとなるファンディーナが雨をこなすことができるのか・・・という点。シチュエーションとしては、これでもかというくらい先週のサトノダイヤモンドに似ている。
日本の悲願である凱旋門賞制覇を目指し、サトノダイヤモンドが渡仏して緒戦を使われたが、過去エルコンドルパサーとオルフェーヴルが計3回制し、ナカヤマフェスタも2着した日本馬にとってゲンの良いレースであったはずのフォワ賞(今年はロンシャンではなくシャンティイだったが)で、サトノダイヤモンドがよもやの4着敗退という、個人的にはかなりショッキングな出来事があった。
レース中ぶつけられたことや休み明けが敗因として有力だが、中でも最も有力視された敗因が、「日本ではまず考えられないレベルの重い馬場」だったことが挙げられる。まあ個人的には別の敗因が有力であると分析しているのだが、大方は「馬場」に敗因を求める向きだ。
ルメールも戦前から「ディープインパクト産駒だから重い馬場は心配」と、まるで競馬をちょっとかじったばかりのど素人ファンのような言いぐさだったから驚いたのだが、結果的にはルメールの「イヤな予感」が的中した形になった。ファンディーナはそのディープ産駒で、かなりの道悪が予測される・・・
しかし、サトノダイヤモンドもファンディーナも幸か不幸か父ディープインパクトとはまったく似たタイプではない。母方からの影響を強く受けている印象がある。走るディープ産駒の多くに当てはまる傾向だろう。ファンディーナの母の父は英国馬ピヴォタル・・・まあこなすかどうかはわからないが、今さらこの馬に重の心配をしても仕方がないと言わざるを得ない。
しかし少なくとも重になってプラスが生じるとは考えづらい。経験があればまだしも、道悪経験ゼロは大きな不安要素である。それならばということでちょっと注目してみたいのが、ダート血統ながら芝に替わっていきなり33.0の上がりを叩き出した外国産馬ラビットラン(父タピット)である。
母の父ディキシーランドバンドは、ドロドロの札幌2歳Sを勝ってあのハープスターとの激戦を制して阪神JFも制し2歳女王にも輝いたレッドリヴェールのインパクトがあまりにも強烈だったが、ほかにもかなりの道悪巧者、あるいは力の要る馬場をこなす馬にこの血が流れていることが多かった。前走の中京もかなりパワーを要する馬場で、道悪で浮上する可能性は低くないと読む。
相手は奇しくもラビットランと同じ角居厩舎のマンハッタンカフェ産駒クイーンマンボとルメールのコンビに注目する。穴で狙いたかったのだが、角居厩舎でルメールが乗るなら人気しそうなので少し残念。しかし角居厩舎でルメールが乗ってそこまで人気しないならむしろオイシイともいえる。
重巧者といえば桜花賞を圧逃した池添騎手のレーヌミノルだとは思うが、スローに近い流れのオークスで大敗していたように、距離と成長力には少し不安がある。それならば、さすがにワンツースリーはないとは思うものの、またまた角居厩舎のこちらはディープインパクト産駒ブラックスピーチ(母の父キングマンボ)の道悪適性の高さを買いたい。
あとは当然リスグラシュー、洋芝で連勝した上昇馬メイズオブオナーのハーツクライ産駒2騎、そして凱旋門賞をぶっちぎったパントレセレブルが母父の、こちらもハーツクライ産駒ハローユニコーン、そして今週ももちろんルーラーシップ産駒のブライトムーンあたりまでは押さえたい。
なんだか今年のローズSは角居厩舎とハーツクライ産駒ばかりになってしまった気もするが、いずれにしても道悪が予想されるだけに、全馬無事のゴールインを願う。
◎ ラビットラン
○ クイーンマンボ
▲ ブラックスピーチ
△ メイズオブオナー、ファンディーナ、ハローユニコーン、リスグラシュー、ブライトムーン
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