2017年11月24日
日曜東京〜第37回ジャパンC(G?T)
有馬記念を連覇した馬といえば、スピードシンボリ、シンボリルドルフ、シンボリクリスエスなど「シンボリの名馬たち」をはじめ、グランプリ男と呼ばれたグラスワンダー(宝塚記念を含むグランプリ3連覇)などそうそうたるメンバーがいる。
天皇賞の連覇というと、春連覇はメジロマックイーン、テイエムオペラオー、そしてキタサンブラック、秋連覇はシンボリクリスエスのみ、春秋連覇はタマモクロス、、テイエムオペラオー、そしてキタサンブラック、メジロマックイーンの秋1位入線18着降着の大事件を含めても4頭、秋春連覇はスーパークリーク、テイエムオペラオー(春・秋・春の3連覇)のみ。
また、隔年優勝では有馬記念のオグリキャップ、オルフェーヴルという近現代のスーパーホースの名前が刻まれ、天皇賞春ではあのライスシャワーの名前がよみがえる。1つのレースを2度以上制することは、歴史に名を残す名馬たちでも容易ならざる偉業なのだ。
歴史こそ異なるが、国内最大のレースとなったジャパンカップは過去37回で、連覇を達成したのは牝馬三冠に輝いたジェンティルドンナただ1頭のみ。隔年で2勝を挙げた馬もない。ただでさえ難しい連覇に今年挑むのが、すでに天皇賞連覇を2パターンで実現したキタサンブラック、至難の業といっても過言ではないJC連覇に挑む。
キタサンブラック(父ブラックタイド)は、今秋は昨年の京都大賞典からの臨戦ではなく、あえて天皇賞秋を緒戦としてJC連覇をもくろむ。昨年より1つ年齢を重ねたこと、そして引退レースの有馬記念だけは絶対に落とさないという、北島オーナーを筆頭とする陣営の意図を強く感じる。
ところが前走の天皇賞は、あの過酷な馬場状態で行われ、みなが外を回ったからキタサンブラックは経済コースを回ることができたとはいえ、あのレースは想定外だっただろう。それに、キタサンブラックは凱旋門賞挑戦というプラン(人間の意図)が絡んで宝塚記念を大敗したことも記憶に新しい。
個人的には、かつてのディープインパクトやオルフェーヴルがそうだったように、「愛すべき(馬券の)敵」とは真っ向勝負、引退レースで去り行く名馬の馬券は1円も買わないスタンスで、今年も去り行くキタサンブラックを見送りたいと考えている。
条件的にはやはり有馬記念に照準を合わせたいところだが、キタサンブラックが勝つシーンを見るならぜひJCでという思いが個人的にはある。ということは、今回もキタサンブラックを負かすことができるとしたら・・・というスタンスで組み立てる。
そんなのもうダービー馬レイデオロ(父キングカメハメハ)しかいないじゃないか・・・の声はよくわかるのだが、レイデオロはまだ厳しい競馬なんてまったく経験していない。キタサンブラックとは経験値が異なる。キタサンブラックをまともに負かしに行くとすると、返り討ちに遭う可能性が高いと踏んでいる。
中心は、春に厳しい競馬を経験し、ここが全力と思われるシャケトラ(父マンハッタンカフェ)にした。前走天皇賞は、まったく仕上げられていない状態でのたいへんな道悪競馬となり、途中からまったく追わずの15着に大敗した。勝ったキタサンブラックからは実に7秒近くも離される、絶望的な着差で敗れた。
普通ならダントツ最下位でも不思議ないのにシャケトラからさらに2秒近くも遅れるシンガリ入線となったのが、安田記念勝ちがあるサトノアラジン・G?T馬である。そういう過酷なレースをキタサンブラックとともに走ったということは、シャケトラはキタサンブラックよりもはるかにダメージがないことを意味している。
そもそもシャケトラははじめからここが目標だったフシがある。春、有馬記念コースで行われた日経賞では格上と思われる相手に圧巻の競馬を見せつけた。だからこそ有馬記念で・・・との向きもあるとは思うが、それなら勝てないことを承知で天皇賞なんてつかう意味がないのである。角居調教師がそんなミスジャッジをするはずがないのだ。
個人的には、シャケトラの走りは中山ではなく、広い府中でこそのタイプとみている。それで浅いキャリアながら中山の日経賞であのパフォーマンスである。自信はともかく、今回ばかりはシャケトラにゆるぎない本命を打つ。
当然ルメールのレイデオロや手が付けられない状況のデムーロ兄・サトノクラウン(父マルジュ)あたりは首位候補だが、そういうときにシレっと一角を崩しそうな「秋のステイゴールド産駒」であるレインボーラインと岩田騎手にも大いに期待したい。
意外性あるサウンズオブアース(父ネオユニヴァース)はこの時期の府中の馬場は向きそう。斤量軽いソウルスターリング(父フランける)も天皇賞は大健闘だっただけに怖い。外国馬はドイツ馬ギニョール(父ケープクロス)くらいしか買う気がわかない。
◎ シャケトラ
○ キタサンブラック
△ レインボーライン、レイデオロ、サトノクラウン、サウンズオブアース、ソウルスターリング、ギニョール
天皇賞の連覇というと、春連覇はメジロマックイーン、テイエムオペラオー、そしてキタサンブラック、秋連覇はシンボリクリスエスのみ、春秋連覇はタマモクロス、、テイエムオペラオー、そしてキタサンブラック、メジロマックイーンの秋1位入線18着降着の大事件を含めても4頭、秋春連覇はスーパークリーク、テイエムオペラオー(春・秋・春の3連覇)のみ。
また、隔年優勝では有馬記念のオグリキャップ、オルフェーヴルという近現代のスーパーホースの名前が刻まれ、天皇賞春ではあのライスシャワーの名前がよみがえる。1つのレースを2度以上制することは、歴史に名を残す名馬たちでも容易ならざる偉業なのだ。
歴史こそ異なるが、国内最大のレースとなったジャパンカップは過去37回で、連覇を達成したのは牝馬三冠に輝いたジェンティルドンナただ1頭のみ。隔年で2勝を挙げた馬もない。ただでさえ難しい連覇に今年挑むのが、すでに天皇賞連覇を2パターンで実現したキタサンブラック、至難の業といっても過言ではないJC連覇に挑む。
キタサンブラック(父ブラックタイド)は、今秋は昨年の京都大賞典からの臨戦ではなく、あえて天皇賞秋を緒戦としてJC連覇をもくろむ。昨年より1つ年齢を重ねたこと、そして引退レースの有馬記念だけは絶対に落とさないという、北島オーナーを筆頭とする陣営の意図を強く感じる。
ところが前走の天皇賞は、あの過酷な馬場状態で行われ、みなが外を回ったからキタサンブラックは経済コースを回ることができたとはいえ、あのレースは想定外だっただろう。それに、キタサンブラックは凱旋門賞挑戦というプラン(人間の意図)が絡んで宝塚記念を大敗したことも記憶に新しい。
個人的には、かつてのディープインパクトやオルフェーヴルがそうだったように、「愛すべき(馬券の)敵」とは真っ向勝負、引退レースで去り行く名馬の馬券は1円も買わないスタンスで、今年も去り行くキタサンブラックを見送りたいと考えている。
条件的にはやはり有馬記念に照準を合わせたいところだが、キタサンブラックが勝つシーンを見るならぜひJCでという思いが個人的にはある。ということは、今回もキタサンブラックを負かすことができるとしたら・・・というスタンスで組み立てる。
そんなのもうダービー馬レイデオロ(父キングカメハメハ)しかいないじゃないか・・・の声はよくわかるのだが、レイデオロはまだ厳しい競馬なんてまったく経験していない。キタサンブラックとは経験値が異なる。キタサンブラックをまともに負かしに行くとすると、返り討ちに遭う可能性が高いと踏んでいる。
中心は、春に厳しい競馬を経験し、ここが全力と思われるシャケトラ(父マンハッタンカフェ)にした。前走天皇賞は、まったく仕上げられていない状態でのたいへんな道悪競馬となり、途中からまったく追わずの15着に大敗した。勝ったキタサンブラックからは実に7秒近くも離される、絶望的な着差で敗れた。
普通ならダントツ最下位でも不思議ないのにシャケトラからさらに2秒近くも遅れるシンガリ入線となったのが、安田記念勝ちがあるサトノアラジン・G?T馬である。そういう過酷なレースをキタサンブラックとともに走ったということは、シャケトラはキタサンブラックよりもはるかにダメージがないことを意味している。
そもそもシャケトラははじめからここが目標だったフシがある。春、有馬記念コースで行われた日経賞では格上と思われる相手に圧巻の競馬を見せつけた。だからこそ有馬記念で・・・との向きもあるとは思うが、それなら勝てないことを承知で天皇賞なんてつかう意味がないのである。角居調教師がそんなミスジャッジをするはずがないのだ。
個人的には、シャケトラの走りは中山ではなく、広い府中でこそのタイプとみている。それで浅いキャリアながら中山の日経賞であのパフォーマンスである。自信はともかく、今回ばかりはシャケトラにゆるぎない本命を打つ。
当然ルメールのレイデオロや手が付けられない状況のデムーロ兄・サトノクラウン(父マルジュ)あたりは首位候補だが、そういうときにシレっと一角を崩しそうな「秋のステイゴールド産駒」であるレインボーラインと岩田騎手にも大いに期待したい。
意外性あるサウンズオブアース(父ネオユニヴァース)はこの時期の府中の馬場は向きそう。斤量軽いソウルスターリング(父フランける)も天皇賞は大健闘だっただけに怖い。外国馬はドイツ馬ギニョール(父ケープクロス)くらいしか買う気がわかない。
◎ シャケトラ
○ キタサンブラック
△ レインボーライン、レイデオロ、サトノクラウン、サウンズオブアース、ソウルスターリング、ギニョール
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