2013年06月14日
日曜東京第18回ユニコーンS(G?V)
名馬への登竜門とも思えるくらい、過去に輝かしい実績を残した名馬を輩出しているユニコーンステークス、しかし近年、以前と比べるとダート路線の充実が図られている割には、このレースの勝ち馬がその後ちょっと不調に陥ってしまっている印象もある。
それはもちろんタイキシャトルやアグネスデジタル、カネヒキリレベルのスーパーホースが毎年のように出るはずがないが、競走馬のレベル云々ではなく、3歳ダート戦線の路線整備によってこのレース自体が「目標」である必要がなくなってきているからではないか——と、そんなふうにちょっと思う。
ということで、今年も評価以上に力的に実は混戦だったりするのではないかという考え方でアプローチしてみたい。
まあ、例年のデータからは当然「本命サイド」で決まってはいるものの、だからこそオッズ的には人気馬が買われるレースになりやすいだけに、ここは敢えてできる限りの穴馬を探したいという気がする。
人気は前走が圧巻だったサウンドリアーナと武豊騎手ということになるが、この馬、芝の当時から1400mではめっぽう強いが、しかし1F延びたマイル戦になるとどうも尻すぼみになってしまうところがあり、あの感じはどうやら「距離」という感じ、残り1Fでパタッと止まってしまうのがちょっと気に入らない。
であれば、今年は波乱の可能性も十分考えられる。
ということで、ここは少し狙って、府中の実績十分のサウンドトゥルーという馬から入りたい。
フジキセキの肌にフレンチデピュティという、いかにも府中のダートマイルは合いそうな配合で、それを意識してかどうかはわからないが、これまで阪神の1走を除いてはすべて府中のダート戦というキャリア、しかしマイル戦は前走の勝ち上がりに続いてこれが2戦目である。
血統的にも見た目にも軽いスピードで・・・というタイプではないから、これはあまり芝の上を長く走らない内目の枠というのは非常にありがたい。
ここはそれほど速い馬はいないから、懸念されるスピード不足というのはそれほど心配はない。
置かれなければ一発も・・・という気がしている。
そして相手は大外枠のベリートゥベリーという馬。
こちらはタイキシャトルの肌にイーグルカフェだから、芝の上が長い外枠のほうがむしろプラスになるのではないだろうか。
時計はそれほど目立つものがないのが気がかりだが、しかし今年は、足元が締まったダートではあるけれども、ペース自体はそれほど速くはならなそうだから、この馬も十分対応可能だと思う。
そして単穴は、こちらも外枠のミヤジマッキーにした。
こちらはスパイキュール(懐かしいなぁ・・・)という、種牡馬としてはかなりマイナーではあるが、現役時代は岡部騎手に乗り替わると同時にダートで5連勝を挙げた当時の「怪物候補生」であった。
ちなみにスパイキュールの牝系はバックパサーからの流れを引いているというのが特筆すべき特徴で、ミヤジマッキー自身はお父さんの系統にバックパサーということになるが、お母さんはマルゼンスキーの直仔だから、底力にも問題はない。
一発ならこれか。
押さえは、まずは芝ダート兼用のノウレッジの堅実さ、そしておそらくサウンドリアーナに続く人気になると思われるチャーリーブレイヴ、それからスマートストライク産駒なら距離は持っていいはずのクロムレックと福永騎手、それからお母さんはダートでタフに走り続けたティエッチグリーン(その父キングマンボ)にサクラバクシンオーをお父さんに迎えた牝馬のヴァンフレーシュと吉田豊騎手、あとは府中のマイルは合いそうなショウナンダイラまで押さえる。
それ以外でも最内枠のエーシンレンジャーは軽く押さえたいと思う。
サウンドリアーナはもちろん怖いが、マイルのイメージがあまりに悪すぎて・・・
みなさんは買ってください。
◎ サウンドトゥルー
〇 ベリートゥベリー
▲ ミヤジマッキー
△ ノウレッジ
△ チャーリーブレイヴ
△ クロムレック
△ ヴァンフレーシュ
△ ショウナンダイラ
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