2013年07月09日
今週もまた大波乱だぞぉぉぉ!〜第49回函館記念(G?V)の「ちぎらぁ!」
確か、ヒシミラクルが勝った菊花賞だったかなぁ・・・
数年前に関西の競馬アナを勇退された馬場鉄志キャスターが、ゴリゴリ押して先頭に立ったヒシミラクル&角田晃一と、そして大外からファストタテヤマが猛然と追い込んできた大波乱の菊花賞で、「今年もまた大波乱だぞぉー!」のフレーズはすごい名フレーズだった。
それに比べれば、夏のローカルハンデG?Vが2週連続で「大波乱」なんて決して珍しいことではないから、大波乱のくせに「地味ぃ〜」なインパクトを与えるにとどまるかもしれないが、しかし穴屋からすれば、七夕賞、函館記念が連続で開催されるとなると、これはもう、夏休み前日の小学生のような気分である。
しかも、来週は中京記念、その次はアイビスSDということで、いよいよ夏競馬の盛り上がりも加速してくるから、馬券的には非常に楽しみである。
ただ、七夕賞と函館記念が連続して行われる意味は意外と大きいのかもしれない。
というのも、「サマー2000シリーズ」を狙う各陣営にとって、「両にらみ」がほぼ不可能な番組編成に今年は至ったからである。
ということは、それだけコース適正が高い馬が迷いなくそれぞれのレースに登録されたことになる。
函館と言えば洋芝コース・・・洋芝適正の高いタイプだらけのレースになるとすると、これは重要なヒントがひとつ消えてしまうことになるのかもしれないなぁ・・・
で、登録馬を見てみると、昨年のエリザベス女王杯を優勝していたレインボーダリアの名前があり、今年もおそらくエリザベス女王杯に向けて、長いステップを踏むことになるのだろう。
と言っても、レインボーダリアの場合、夏の北海道参戦は例年どおりの決まりごとみたいなものだから、注目はされても、ハンデ以外は特に気にするところはない。
そしてこの函館記念、意外と盲点になりやすいのが「高齢馬の活躍」である。もちろん8歳時のキングトップガンを筆頭に、昨年のトランスワープ、そしてサクラオリオン、エリモハリアー(以上7歳)など、このところずっと高齢馬が活躍するようになっている。
勝つまでには至らなかったが、昨年は11歳馬のマヤノライジンが5着にがんばり、その前年には10歳にして2着の星があったりもした。
実は、ここには非常に深い理由がある。
洋芝コースの最終週というタフなコンディションはもちろん最大の理由になるが、同じ洋芝コースの札幌に比べて、函館芝コースが時計以上に力が要る印象が強いのは、「コース全体の起伏の大きさ」の違いが影響している。
函館コースの印象というと、まるで判で押したように「小回りコースで直線が短く、平坦」とみな口をそろえる。
それはもちろん正しい。そして、札幌コースもまったくそれは同じ。
ところが函館コースのほうが差し・追い込みタイプが決まりやすいのは、道中の起伏が中央場所以上に大きいコース形態だからである(と思う)。
そういうタフなコースでは、いろいろな経験を踏まえてきたベテランホースに一日の長があるのだ(と思う)。
っつーことで、今年の函館記念、私の本命は・・・もうおわかりですね?
がんばるぞ!
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