2017年01月04日
木曜中山〜第66回日刊スポーツ賞中山金杯(G?V)ほか
東西の金杯は例年どおり。ハンデ戦で行われるのも同じ。中山は内回りの芝2000m戦、京都は外回りの芝マイル。いつもと変わらぬ東西金杯である。ということで、今年も無事に新しい競馬がここからスタートする。みなさんあけおめ、である。
京都は久々の開催だから、芝の状態は良好であるものの、11月の最終週あたりと正月開催は、他の開催の京都とは思えないくらい時計がかかる傾向にある。中山のほうは、形の上では年末開催からの連続開催ではある。ただ、二度と思いだしたくもない有馬記念の週の芝コースをいやいや思いだしてみると、今年の中山は内外の差がそれほどない、いろいろな意味で「良好な馬場」で開催されることになりそう。
京都のほうは、56.5kgならどう転んでも転びようがないくらい信頼できそうなエアスピネル(父キングカメハメハ)が中心で間違いないとは思うが、おもしろそうなところでは、左回りは極端にヘタクソな56kgケントオー(父ダンスインザダーク)がいかにもこの時期の京都が合いそうだし、前年開催から引き続いて外伸びの馬場なら、相手なりに走る55kgムーンクレスト(父アドマイヤムーン)あたりを中心に狙ってみたいメンバー構成か。
ということで、例年難しいレースになる中山金杯のほうに、今年も注目する。
まず注目は、川田騎手の54kgストロングタイタン(父リーガルランサム)だろう。サトノダイヤモンドで有馬記念をまたもや優勝した池江泰寿厩舎が、今年は中山でスタートダッシュをもくろむ。
前走同じコースのディセンバーSの内容が素晴らしかった56.5kgツクバアズマオー(父ステイゴールド)、前走そのツクバアズマオーの小差3着に敗れたシャイニープリンス(父キングヘイロー)が、今度は同斤で念願の重賞タイトルを目指す。
外国産馬ストロングタイタンとディセンバーS組の優劣がこの金杯につながってきそうなイメージがある。ストロングタイタンの54kgは確かに買いたくなるものの、しかしこの馬、同じような斤量で明らかに格下相手に平坦コースでの3連勝というのが引っかかる。
まだデビュー2戦目当時ではあったが、同じ中山2000mは見事に坂で止まった経験があった。ただ、アメリカ血統ではあるものの、そこまで平坦に適性が高い血統とは言えず、坂というよりはキャリアの問題だろう。
一方前回のディセンバーS組は、オープンクラスとしてはかなりのスローの流れで、これを大外からまくり切ってしまったツクバアズマオーは、確かにステイゴールド産駒らしい見栄えのする豪快な勝ちっぷりではあった。
ただ、中山内回りコースは仕掛けどころによって展開の有利不利が大逆転することがあるから、ツクバアズマオーもあの見た目ほどの評価を与えてよいものかどうか、少々アヤシイところがある気もする。
ディセンバーSと異なるのが、今回は単騎の逃げが濃厚なダノンメジャー(父ダイワメジャー)がいる点。珍しく関東に乗りに来た大ベテランの小牧騎手だから、極端なスローに落として逃げることはない。
ディセンバーSではあまりにも流れが向かなすぎだった54kgロンギングダンサー(父シンボリクリスエス)に期待する。ご存知ダンスパートナーの息子で、今年8歳のベテランではあるものの、金杯の8歳はそこまで気にする必要はない。
前回は大幅馬体増で、今回は前回から2kg減の54kgで出走できるメリットがある。展開に左右されるタイプだから成績の安定感に欠けるが超をつけていい良血馬、毎日王冠では4着、大野騎手とはコンビ2走目、前走も同斤だったツクバアズマオーからは不向きな流れをコンマ6秒差・・・今回はあらゆる面でロンギングダンサーに条件が好転しそう。
相手は単騎で行けるとしぶといダノンメジャー、当然ツクバアズマオー、最内枠が生きそうなシャイニープリンス、金杯はいかにも条件が合う57kgマイネルフロスト(父ブラックタイド)、上がりがかかるタフな展開なら8歳馬の54kgシャドウパーティー(父キングズベスト)、戸崎人気は気に入らないがいちおうハービンジャー産駒ドレッドノータス55kg、人気でもストロングタイタンあたりまでは押さえが必要か。
幸先よいスタートを切りたいものだ。
◎ ロンギングダンサー
○ ダノンメジャー
▲ ツクバアズマオー
△ シャイニープリンス、マイネルフロスト、シャドウパーティー、ドレッドノータス、ストロングタイタン
第55回スポーツニッポン賞京都金杯(G?V)
◎ ケントオー
○ エアスピネル
▲ ブラックスピネル
△ ムーンクレスト、ガリバルディ、ピークトラム、ミッキージョイ、ダイシンダンサー
京都は久々の開催だから、芝の状態は良好であるものの、11月の最終週あたりと正月開催は、他の開催の京都とは思えないくらい時計がかかる傾向にある。中山のほうは、形の上では年末開催からの連続開催ではある。ただ、二度と思いだしたくもない有馬記念の週の芝コースをいやいや思いだしてみると、今年の中山は内外の差がそれほどない、いろいろな意味で「良好な馬場」で開催されることになりそう。
京都のほうは、56.5kgならどう転んでも転びようがないくらい信頼できそうなエアスピネル(父キングカメハメハ)が中心で間違いないとは思うが、おもしろそうなところでは、左回りは極端にヘタクソな56kgケントオー(父ダンスインザダーク)がいかにもこの時期の京都が合いそうだし、前年開催から引き続いて外伸びの馬場なら、相手なりに走る55kgムーンクレスト(父アドマイヤムーン)あたりを中心に狙ってみたいメンバー構成か。
ということで、例年難しいレースになる中山金杯のほうに、今年も注目する。
まず注目は、川田騎手の54kgストロングタイタン(父リーガルランサム)だろう。サトノダイヤモンドで有馬記念をまたもや優勝した池江泰寿厩舎が、今年は中山でスタートダッシュをもくろむ。
前走同じコースのディセンバーSの内容が素晴らしかった56.5kgツクバアズマオー(父ステイゴールド)、前走そのツクバアズマオーの小差3着に敗れたシャイニープリンス(父キングヘイロー)が、今度は同斤で念願の重賞タイトルを目指す。
外国産馬ストロングタイタンとディセンバーS組の優劣がこの金杯につながってきそうなイメージがある。ストロングタイタンの54kgは確かに買いたくなるものの、しかしこの馬、同じような斤量で明らかに格下相手に平坦コースでの3連勝というのが引っかかる。
まだデビュー2戦目当時ではあったが、同じ中山2000mは見事に坂で止まった経験があった。ただ、アメリカ血統ではあるものの、そこまで平坦に適性が高い血統とは言えず、坂というよりはキャリアの問題だろう。
一方前回のディセンバーS組は、オープンクラスとしてはかなりのスローの流れで、これを大外からまくり切ってしまったツクバアズマオーは、確かにステイゴールド産駒らしい見栄えのする豪快な勝ちっぷりではあった。
ただ、中山内回りコースは仕掛けどころによって展開の有利不利が大逆転することがあるから、ツクバアズマオーもあの見た目ほどの評価を与えてよいものかどうか、少々アヤシイところがある気もする。
ディセンバーSと異なるのが、今回は単騎の逃げが濃厚なダノンメジャー(父ダイワメジャー)がいる点。珍しく関東に乗りに来た大ベテランの小牧騎手だから、極端なスローに落として逃げることはない。
ディセンバーSではあまりにも流れが向かなすぎだった54kgロンギングダンサー(父シンボリクリスエス)に期待する。ご存知ダンスパートナーの息子で、今年8歳のベテランではあるものの、金杯の8歳はそこまで気にする必要はない。
前回は大幅馬体増で、今回は前回から2kg減の54kgで出走できるメリットがある。展開に左右されるタイプだから成績の安定感に欠けるが超をつけていい良血馬、毎日王冠では4着、大野騎手とはコンビ2走目、前走も同斤だったツクバアズマオーからは不向きな流れをコンマ6秒差・・・今回はあらゆる面でロンギングダンサーに条件が好転しそう。
相手は単騎で行けるとしぶといダノンメジャー、当然ツクバアズマオー、最内枠が生きそうなシャイニープリンス、金杯はいかにも条件が合う57kgマイネルフロスト(父ブラックタイド)、上がりがかかるタフな展開なら8歳馬の54kgシャドウパーティー(父キングズベスト)、戸崎人気は気に入らないがいちおうハービンジャー産駒ドレッドノータス55kg、人気でもストロングタイタンあたりまでは押さえが必要か。
幸先よいスタートを切りたいものだ。
◎ ロンギングダンサー
○ ダノンメジャー
▲ ツクバアズマオー
△ シャイニープリンス、マイネルフロスト、シャドウパーティー、ドレッドノータス、ストロングタイタン
第55回スポーツニッポン賞京都金杯(G?V)
◎ ケントオー
○ エアスピネル
▲ ブラックスピネル
△ ムーンクレスト、ガリバルディ、ピークトラム、ミッキージョイ、ダイシンダンサー
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