2017年01月13日
日曜京都〜第64回日経新春杯(G?U)
ルーラーシップやトゥザグローリー、今年も出走するレーヴミストラル(父キングカメハメハ)などG?T級の力を持つ馬たちが勝って人気馬どうしで決着する年もあるが、そうでない年はやはりハンデ戦、必ずといっていいほど軽量馬たちが穴をあけている。京都外回りの芝2400m戦だけに紛れが生じにくく、人気馬がまるごとすっ飛んでしまうことはないから、あまり大きな穴があくわけではないものの、穴を狙うなら「軽い馬」となるのが日経新春杯のパターン。
軽い馬ならベテランでも牝馬でも関係なく穴をあけるから、ハンデ戦とはいっても意外と大胆な穴狙いが可能な楽しいレースである。あとは展開次第。今年その展開のカギを握りそうなのが、池添騎手の55kgヤマカツライデン(父シンボリクリスエス)で間違いないだろう。
注目は55kgミッキーロケット(父キングカメハメハ)。神戸新聞杯ではサトノダイヤモンドとタイム差なしの2着、菊花賞こそ大きく差を広げられたが、今回の12Fならベストに近い。ハンデもそこまで見込まれたわけではない。
56.5kgのモンドインテロ(父ディープインパクト)は、良い脚が長続きしない欠点があるから、直線に坂がない京都外回りコースはおそらくベストの舞台だろう。あとはハンデ次第か。このレースは上がり馬にも注目しなければならず、その意味では54kgカフジプリンス(父ハーツクライ)だとは思うが、この馬京都では掲示板すらないのがどうもひっかかる。
であれば、過剰人気は覚悟しながら最大の上がり馬(まだ準オープンだけど)となりそうな53kgシャケトラ(父マンハッタンカフェ)のほうに魅力を感じる。デビュー2戦目の中京ではモタレて競馬にならない感じの3着だったが、右回り阪神の3戦はすべて楽勝。まだ上積みがある。
ゼンノロブロイの子だからというわけではないが、秋以降の案外な内容が心配なレッドエルディストは54kgでどうか。こちらはシャケトラとは逆に左回り巧者かもしれないなどと思っているのだが、いちおう注目が必要だろう。
ということで、斤量を考えると、とにかくシャケトラの魅力が抜けている。年度代表馬(サブちゃんおめでとう!)キタサンブラックやサトノダイヤモンドを将来おびやかす馬がいるとしたら、それはもしかしたらゴールドアクターやマカヒキ、ディーマジェスティなどではないかもしれない。
今回はまだまだ未知のヴェイルに包まれたシャケトラの可能性に1票を投じた気持ちが強い。が、やっぱりシャケトラが人気馬である以上、「シャケトラを負かす穴馬は?」というスタンスで今回もアプローチしたい。
かなり大穴になると思うが、7歳で53kgのアクションスター(父アグネスタキオン)にした。速い脚を一瞬しか使えず多少他力本願なところがあるアクションスターの好走条件はある程度決まっていて、
・極端なスローにならない
・ゆったり流れに乗れる
・冬
この3条件である。昨年は冬場を休養に充てていたが、一昨年の冬は距離や流れが向かなかった。今回はヤマカツライデンがいて、人気のミッキーロケットあたりも早目進出の競馬になるから、アクションスターは久々に嵌る可能性がある。
雪の予報も出ているから他が苦労する分多少強調材料もできる。ハンデさえ軽ければ、無理だろう・・・という馬が涼しい顔で台頭するのがこのレース。頭で・・・という気持ちは正直ほぼないが、3着狙い、もしくは何かの間違いで2着に差しこんでくるようなことでもあれば高配当は確実だろう。
非常に難しい競馬だが、頭まで狙えるとするならば、ヤマカツライデンの逃げ残りか。押さえはモンドインテロ、ミッキーロケット、外枠はむしろ幸運なレーヴミストラルの人気勢、穴っぽいところでは、このレースを毎年好走している印象がある8歳馬で55kgのアドマイヤフライト(父マンハッタンカフェ)、豊富なキャリアがありながら京都は初見参、京都を知り尽くす武豊騎手の53kgトルークマクト(父アドマイヤジャパン)、ここまで。
ついにマンハッタンカフェの牡馬の大物が登場の予感もある。とにかくこのレースはまだ全貌が明らかになっていないシャケトラに注目したい。まだすぐに全貌が明らかにならないとは思うが、少なくともこのレースが終わればシャケなのかトラなのかくらいは判明するはずである。正直言って、昨年はロクでもない騎乗で死に損ない、殺し損なったことが何度かあった浜中騎手、もしかしたらたいへんな宝物かもしれないから、心して乗ってもらいたい。
◎ アクションスター
〇 シャケトラ
▲ ヤマカツライデン
△ モンドインテロ、ミッキーロケット、アドマイヤフライト、トルークマクト、レーヴミストラル
重注 ウインインスパイア
軽い馬ならベテランでも牝馬でも関係なく穴をあけるから、ハンデ戦とはいっても意外と大胆な穴狙いが可能な楽しいレースである。あとは展開次第。今年その展開のカギを握りそうなのが、池添騎手の55kgヤマカツライデン(父シンボリクリスエス)で間違いないだろう。
注目は55kgミッキーロケット(父キングカメハメハ)。神戸新聞杯ではサトノダイヤモンドとタイム差なしの2着、菊花賞こそ大きく差を広げられたが、今回の12Fならベストに近い。ハンデもそこまで見込まれたわけではない。
56.5kgのモンドインテロ(父ディープインパクト)は、良い脚が長続きしない欠点があるから、直線に坂がない京都外回りコースはおそらくベストの舞台だろう。あとはハンデ次第か。このレースは上がり馬にも注目しなければならず、その意味では54kgカフジプリンス(父ハーツクライ)だとは思うが、この馬京都では掲示板すらないのがどうもひっかかる。
であれば、過剰人気は覚悟しながら最大の上がり馬(まだ準オープンだけど)となりそうな53kgシャケトラ(父マンハッタンカフェ)のほうに魅力を感じる。デビュー2戦目の中京ではモタレて競馬にならない感じの3着だったが、右回り阪神の3戦はすべて楽勝。まだ上積みがある。
ゼンノロブロイの子だからというわけではないが、秋以降の案外な内容が心配なレッドエルディストは54kgでどうか。こちらはシャケトラとは逆に左回り巧者かもしれないなどと思っているのだが、いちおう注目が必要だろう。
ということで、斤量を考えると、とにかくシャケトラの魅力が抜けている。年度代表馬(サブちゃんおめでとう!)キタサンブラックやサトノダイヤモンドを将来おびやかす馬がいるとしたら、それはもしかしたらゴールドアクターやマカヒキ、ディーマジェスティなどではないかもしれない。
今回はまだまだ未知のヴェイルに包まれたシャケトラの可能性に1票を投じた気持ちが強い。が、やっぱりシャケトラが人気馬である以上、「シャケトラを負かす穴馬は?」というスタンスで今回もアプローチしたい。
かなり大穴になると思うが、7歳で53kgのアクションスター(父アグネスタキオン)にした。速い脚を一瞬しか使えず多少他力本願なところがあるアクションスターの好走条件はある程度決まっていて、
・極端なスローにならない
・ゆったり流れに乗れる
・冬
この3条件である。昨年は冬場を休養に充てていたが、一昨年の冬は距離や流れが向かなかった。今回はヤマカツライデンがいて、人気のミッキーロケットあたりも早目進出の競馬になるから、アクションスターは久々に嵌る可能性がある。
雪の予報も出ているから他が苦労する分多少強調材料もできる。ハンデさえ軽ければ、無理だろう・・・という馬が涼しい顔で台頭するのがこのレース。頭で・・・という気持ちは正直ほぼないが、3着狙い、もしくは何かの間違いで2着に差しこんでくるようなことでもあれば高配当は確実だろう。
非常に難しい競馬だが、頭まで狙えるとするならば、ヤマカツライデンの逃げ残りか。押さえはモンドインテロ、ミッキーロケット、外枠はむしろ幸運なレーヴミストラルの人気勢、穴っぽいところでは、このレースを毎年好走している印象がある8歳馬で55kgのアドマイヤフライト(父マンハッタンカフェ)、豊富なキャリアがありながら京都は初見参、京都を知り尽くす武豊騎手の53kgトルークマクト(父アドマイヤジャパン)、ここまで。
ついにマンハッタンカフェの牡馬の大物が登場の予感もある。とにかくこのレースはまだ全貌が明らかになっていないシャケトラに注目したい。まだすぐに全貌が明らかにならないとは思うが、少なくともこのレースが終わればシャケなのかトラなのかくらいは判明するはずである。正直言って、昨年はロクでもない騎乗で死に損ない、殺し損なったことが何度かあった浜中騎手、もしかしたらたいへんな宝物かもしれないから、心して乗ってもらいたい。
◎ アクションスター
〇 シャケトラ
▲ ヤマカツライデン
△ モンドインテロ、ミッキーロケット、アドマイヤフライト、トルークマクト、レーヴミストラル
重注 ウインインスパイア
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