2017年03月19日
月曜中山〜第31回フラワーC(G?V)
注目のディープインパクト産駒ファンディーナは、馬格があって、とにかくスケールが大きい走りが最大の魅力。ディープ産駒が得意とする京都外回りの芝でデビュー2連勝を飾り、フラワーCは当然勝って桜花賞を目指すのか、それともオークスを目指すのか、はたまた・・・というのが陣営のもくろみ。
もちろんその素質、大物感漂う走りは認めるものの、直線がまったいらな京都のしかも外回りを連勝して、急坂のある中山の、しかも内回りの小回りコースでどうかという疑いがある。走りを見る限り、名馬の条件ともいえるコーナリングは抜群にうまいから、小回りコース自体は問題ないだろう。焦点は、坂がどうかというところ。まあ簡単に止まるようではそこまでの馬だろうから、ファンディーナならおそらくあっさりこなすだろう。
ただ、例年なら混戦、波乱含みのフラワーCを圧倒的人気で迎えるわけだから、もう少し重箱の隅をつつきたい気持ちになる。ポイントは、デビュー戦も2戦目も、特に上位組は、負かした相手が次走以降で着順を落とす傾向にあるということ。
もちろんファンディーナがあまりにも強すぎて、精神的ショックを受けた若駒もいるとは思うが、しかしそれにしても、ファンディーナに負けた馬たちの誰もかれもが精神に異常をきたしたなんていうことはおそらくないはず。時計も良馬場の芝1800mで1分50秒を切れないでいる。まず負けないとは思うが、盤石の態勢かときかれると、そこまでではない可能性もある。
ゲートが速いわけでは決してないが、二の足が速いだけに、ファンディーナが行けば後続はしっかりプレッシャーをかけてくる。内のほうで先に行きたい組も少なくない。この時期の牝馬にしては流れがタフになるのではないかという読みで、距離延びて前進ありそうなモリトシラユリ(父クロフネ)に三たび期待する。
前走は府中マイル戦のクイーンC(8着)、桜花賞候補で同じ芦毛のアドマイヤミヤビが快勝した。走り自体府中は悪くないと思うが、さすがに上がりの勝負になってしまうと分がなく、また時計も速すぎた。おそらく中山の1800であれば多少時計がキツくなるくらいが、むしろモリトシラユリには向く。今度は内枠、小回り適正は正直どうかとは思うが、馬込みは大丈夫、前走のようにスタートで失敗がなければ、前走からはすべての面で好転する。
モリトシラユリはおそらく桜花賞ではなくオークスを見据えているのだろう。そういう意味でも、前走のクイーンCは、府中の芝を経験させたいという陣営の意図があった気がする。賞金加算への色気があるのはむしろ今回だろう。
相手は、蛯名騎手に乗り替わってきたトーホウアイレス(父ハーツクライ)。実はこちらもクイーンCのときには期待していたのだが、この馬はスタートに難がある。スタートがうまい蛯名騎手がインに潜り込むことができれば、AJCCのような絶妙な運びをしてくれるのではないか。
伏兵は多彩で、手を広げたいところだが、未勝利戦ではずいぶん長い脚をつかったブライトムーン(父ルーラーシップ)と絶好調田辺騎手、内田騎手に乗り替わって最内枠に入ったディーパワンサ(父ディープブリランテ)は実績上位、以下、ハナレイムーン、シーズララバイ、サンディール、ルメール人気は明白だが、いちおうデアレガーロあたりまでは押さえるつもり。
今年は超ハイレベルの牝馬戦線、例年重賞にしては地味だが、今年は春クラシックにつながる大注目レースである。
◎ モリトシラユリ
○ トーホウアイレス
▲ ファンディーナ
△ ブライトムーン、ディーパワンサ、ハナレイムーン、シーズララバイ、サンディール
もちろんその素質、大物感漂う走りは認めるものの、直線がまったいらな京都のしかも外回りを連勝して、急坂のある中山の、しかも内回りの小回りコースでどうかという疑いがある。走りを見る限り、名馬の条件ともいえるコーナリングは抜群にうまいから、小回りコース自体は問題ないだろう。焦点は、坂がどうかというところ。まあ簡単に止まるようではそこまでの馬だろうから、ファンディーナならおそらくあっさりこなすだろう。
ただ、例年なら混戦、波乱含みのフラワーCを圧倒的人気で迎えるわけだから、もう少し重箱の隅をつつきたい気持ちになる。ポイントは、デビュー戦も2戦目も、特に上位組は、負かした相手が次走以降で着順を落とす傾向にあるということ。
もちろんファンディーナがあまりにも強すぎて、精神的ショックを受けた若駒もいるとは思うが、しかしそれにしても、ファンディーナに負けた馬たちの誰もかれもが精神に異常をきたしたなんていうことはおそらくないはず。時計も良馬場の芝1800mで1分50秒を切れないでいる。まず負けないとは思うが、盤石の態勢かときかれると、そこまでではない可能性もある。
ゲートが速いわけでは決してないが、二の足が速いだけに、ファンディーナが行けば後続はしっかりプレッシャーをかけてくる。内のほうで先に行きたい組も少なくない。この時期の牝馬にしては流れがタフになるのではないかという読みで、距離延びて前進ありそうなモリトシラユリ(父クロフネ)に三たび期待する。
前走は府中マイル戦のクイーンC(8着)、桜花賞候補で同じ芦毛のアドマイヤミヤビが快勝した。走り自体府中は悪くないと思うが、さすがに上がりの勝負になってしまうと分がなく、また時計も速すぎた。おそらく中山の1800であれば多少時計がキツくなるくらいが、むしろモリトシラユリには向く。今度は内枠、小回り適正は正直どうかとは思うが、馬込みは大丈夫、前走のようにスタートで失敗がなければ、前走からはすべての面で好転する。
モリトシラユリはおそらく桜花賞ではなくオークスを見据えているのだろう。そういう意味でも、前走のクイーンCは、府中の芝を経験させたいという陣営の意図があった気がする。賞金加算への色気があるのはむしろ今回だろう。
相手は、蛯名騎手に乗り替わってきたトーホウアイレス(父ハーツクライ)。実はこちらもクイーンCのときには期待していたのだが、この馬はスタートに難がある。スタートがうまい蛯名騎手がインに潜り込むことができれば、AJCCのような絶妙な運びをしてくれるのではないか。
伏兵は多彩で、手を広げたいところだが、未勝利戦ではずいぶん長い脚をつかったブライトムーン(父ルーラーシップ)と絶好調田辺騎手、内田騎手に乗り替わって最内枠に入ったディーパワンサ(父ディープブリランテ)は実績上位、以下、ハナレイムーン、シーズララバイ、サンディール、ルメール人気は明白だが、いちおうデアレガーロあたりまでは押さえるつもり。
今年は超ハイレベルの牝馬戦線、例年重賞にしては地味だが、今年は春クラシックにつながる大注目レースである。
◎ モリトシラユリ
○ トーホウアイレス
▲ ファンディーナ
△ ブライトムーン、ディーパワンサ、ハナレイムーン、シーズララバイ、サンディール
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