2023年04月29日
日曜京都〜第167回天皇賞(春)(G?T)
滅びゆく日本〜グローバリストの手口
京都芝3200mの天皇賞である。
天候が心配されたが、当日の天気、そして馬場も含めておそらく問題ないだろう。
今年はいいメンバー。近年の天皇賞春は、んー・・・と首をかしげなければならないメンバーばかりだったが、今年は久々に「王道」と呼べるレベルのチャンピオンレースが京都の難コースとともに復活して、久々にワクワクしている。
これだけ好メンバーがそろえば当然気になるのが枠の並び。
けっこう前が流れそうな組み合わせの外回り2周だから、どう考えてもインが有利。私はこの時点でメロディーレーンこわ!と一瞬思ったが、今年は高速の外回りなのが残念だなぁ・・・
まあそのメロディーレーン(父オルフェーヴル)含め、内枠各馬はどれも怖いな、と素直に思えるのだが、そんな中にあって一番ありがたくないと思っているのが、実は圧倒的人気のタイトルホルダー(父ドゥラメンテ・メロディーレーンの弟)陣営なのではないか。いやね、先に行きたい組がそろっているなんていうのはこれまでに何度も経験してきているわけだから、私はそこに関してはまったく気にしていない。
ただですよ。
タイトルホルダーって、出足はそこまで速いタイプではないというのが大きな問題。この馬はやはりステイヤータイプで、スピードというよりは持久力で勝負したいタイプ。ただやはりこういうビッグレースでは、従来のハナで競馬したいと考えるはず。当然スタートから多少気合をつけて出していくことになる。控えても競馬できるとはいっても、圧倒的人気の3番枠でそのチョイスはあまりにもリスキーにすぎるだろう。
とするとですよ、菊花賞ほどではないにせよ、スタートしてすぐ登って下るトリッキーなコースを、多少かかりながら先行するリスクがより大きくなるわけですよ。このあたりは、タイトルホルダーが大得意にしている阪神コースとは大きく異なる。
圧倒的人気であるにもかかわらず、先行できなければアウトの危険が高くなるこの枠は、正直タイトルホルダーにとってありがたくはないと考えるのではないか。仮に無事先行できたとしても、圧倒的人気ゆえ、誰かが早めに動いてプレスをかけるのも明らか。スタート後の坂がうまくクリアできないと、お釣りがなくなることもあるのではないか・・・
非常に重要な「展開」を考えると、ボルドグフーシュ(父スクリーンヒーロー)が優位に立つんだけど、長距離の川田騎手はまぁ乗れないことが多い。この人、長距離で重要な「ふわっと乗ってじんわり仕掛ける」ことがとにかくヘタクソ。これほどまでに大活躍なのに3000以上のG?Tでわずか「1勝」しか挙げられていない理由は、まさにこの部分にある。
川田騎手のことだから、そしてボルドグフーシュの能力や馬場を考えると、当然自分から勝ちに行くことになる。ボルドグフーシュの良さがそこで殺されてしまうのではないか、の懸念は大きいーー純然たるステイヤーが絶滅した今、あえて勝ちにいかない組を狙いたい。
ヒュミドール(父オルフェーヴル)と武騎手のコンビにした。
正直、武騎手にスイッチされたのは残念でならない。もちろん武騎手といえば、メジロマックイーンやディープインパクトをはじめ、幾多の名馬とのコンビで「楯」の舞台を獲りまくってきたことは言うまでもない。
ただね、穴か大穴しか狙えないカラダの人間から言わせてもらうなら、そらマックイーン勝つやろ!ディープ負けるわけないやん!というエセ関西人のようなところなんですよ。もちろんだからダメというわけではないんだけどさ。でもこの人、穴馬でも王道の競馬しそうで・・・まあしゃーない。
根拠。
母の父チチカステナンゴ(すでに死亡)は、日本では種牡馬として期待されたフランス産の芦毛である。で、この芦毛はグレイソヴリン由来なんだけど、快速系をはじめいろんなタイプを出したこの系統のなかでも異色だったカルドゥンを経由している。
カルドゥンと聞いて真っ先に思い出す(かどうか知らんけど)のが、仏4000mのカドラン賞を勝ったメルカルというフランスの牝馬なんだよ、私の場合。なぜかというと、メルカルは当時メジロマックイーンとともに「高速ステイヤー」と謳われたファビラスラフイン(その父ファビュラスダンサー)の母だったから。
で、マイナー種牡馬だったチチカステナンゴの血をたどってみると、なんとその三代母に、こちらもノーザンダンサー系のなかではマイナーだった「ファビュラスダンサー」の名前があるではないか!というかなりのこじつけ。
ファビラスラフインといえば、レコードの第1回秋華賞の勝ち馬。今回もある意味「第1回の高速京都」に通じることも後押しして、思い切って勝負したい。武騎手がどこかでインに潜り込んでためてくれるようなことがあると、四強の一角を崩すこともあるかもしれない。そこは当然わかっていると思うし、そこだけは手腕に期待。
武さんの体に染みついている「王道競馬」を例によって選択した時点で、まずダメだと思う。
◎ ヒュミドール
○ ジャスティンパレス(最高の枠、並び的にも恩恵デカすぎ)
▲ アスクビクターモア(↑で書いたようなことが起これば逆転あるが乗り替わりはマイナスか)
△ ボルドグフーシュ(頭もあるが、まだ乗り役次第。将来は「誰が乗っても」の器)
△ ディープモンスター(そろそろ素質開花も)
△ タイトルホルダー
△ マテンロウレオ(前走見る限り距離延長○ 下げてインとるかも)
△ ディアステマ(スローになったときに意外性発揮)
重注 ブレークアップ
予想される以上に雨の影響が残るようなら内枠のメロディーレーンも押さえたい。
そして昨年不運な事故があったシルヴァーソニック(父オルフェーヴル)は、レーンを配してきても正直足りないとは思うが、あの不運を乗り越えて同じ舞台にたどりついたのだから、今度こそ(どんな形であれ)幸あれと願う。
まあ新旧レジェンド(級)ジョッキーの悪口をこれだけ言ったんだから、馬券はまず当たらんよなぁ・・・
それと、まだ枠順は見ていないが、今日の青葉賞についてもこのあとすぐに掲載する。印はつけないが、私が印をつけそうな馬をはずして馬券を買って、ぜひ当てていただきたい。
【優れたyoutuberが解説】日本の、世界のほんとうの姿
京都芝3200mの天皇賞である。
天候が心配されたが、当日の天気、そして馬場も含めておそらく問題ないだろう。
今年はいいメンバー。近年の天皇賞春は、んー・・・と首をかしげなければならないメンバーばかりだったが、今年は久々に「王道」と呼べるレベルのチャンピオンレースが京都の難コースとともに復活して、久々にワクワクしている。
これだけ好メンバーがそろえば当然気になるのが枠の並び。
けっこう前が流れそうな組み合わせの外回り2周だから、どう考えてもインが有利。私はこの時点でメロディーレーンこわ!と一瞬思ったが、今年は高速の外回りなのが残念だなぁ・・・
まあそのメロディーレーン(父オルフェーヴル)含め、内枠各馬はどれも怖いな、と素直に思えるのだが、そんな中にあって一番ありがたくないと思っているのが、実は圧倒的人気のタイトルホルダー(父ドゥラメンテ・メロディーレーンの弟)陣営なのではないか。いやね、先に行きたい組がそろっているなんていうのはこれまでに何度も経験してきているわけだから、私はそこに関してはまったく気にしていない。
ただですよ。
タイトルホルダーって、出足はそこまで速いタイプではないというのが大きな問題。この馬はやはりステイヤータイプで、スピードというよりは持久力で勝負したいタイプ。ただやはりこういうビッグレースでは、従来のハナで競馬したいと考えるはず。当然スタートから多少気合をつけて出していくことになる。控えても競馬できるとはいっても、圧倒的人気の3番枠でそのチョイスはあまりにもリスキーにすぎるだろう。
とするとですよ、菊花賞ほどではないにせよ、スタートしてすぐ登って下るトリッキーなコースを、多少かかりながら先行するリスクがより大きくなるわけですよ。このあたりは、タイトルホルダーが大得意にしている阪神コースとは大きく異なる。
圧倒的人気であるにもかかわらず、先行できなければアウトの危険が高くなるこの枠は、正直タイトルホルダーにとってありがたくはないと考えるのではないか。仮に無事先行できたとしても、圧倒的人気ゆえ、誰かが早めに動いてプレスをかけるのも明らか。スタート後の坂がうまくクリアできないと、お釣りがなくなることもあるのではないか・・・
非常に重要な「展開」を考えると、ボルドグフーシュ(父スクリーンヒーロー)が優位に立つんだけど、長距離の川田騎手はまぁ乗れないことが多い。この人、長距離で重要な「ふわっと乗ってじんわり仕掛ける」ことがとにかくヘタクソ。これほどまでに大活躍なのに3000以上のG?Tでわずか「1勝」しか挙げられていない理由は、まさにこの部分にある。
川田騎手のことだから、そしてボルドグフーシュの能力や馬場を考えると、当然自分から勝ちに行くことになる。ボルドグフーシュの良さがそこで殺されてしまうのではないか、の懸念は大きいーー純然たるステイヤーが絶滅した今、あえて勝ちにいかない組を狙いたい。
ヒュミドール(父オルフェーヴル)と武騎手のコンビにした。
正直、武騎手にスイッチされたのは残念でならない。もちろん武騎手といえば、メジロマックイーンやディープインパクトをはじめ、幾多の名馬とのコンビで「楯」の舞台を獲りまくってきたことは言うまでもない。
ただね、穴か大穴しか狙えないカラダの人間から言わせてもらうなら、そらマックイーン勝つやろ!ディープ負けるわけないやん!というエセ関西人のようなところなんですよ。もちろんだからダメというわけではないんだけどさ。でもこの人、穴馬でも王道の競馬しそうで・・・まあしゃーない。
根拠。
母の父チチカステナンゴ(すでに死亡)は、日本では種牡馬として期待されたフランス産の芦毛である。で、この芦毛はグレイソヴリン由来なんだけど、快速系をはじめいろんなタイプを出したこの系統のなかでも異色だったカルドゥンを経由している。
カルドゥンと聞いて真っ先に思い出す(かどうか知らんけど)のが、仏4000mのカドラン賞を勝ったメルカルというフランスの牝馬なんだよ、私の場合。なぜかというと、メルカルは当時メジロマックイーンとともに「高速ステイヤー」と謳われたファビラスラフイン(その父ファビュラスダンサー)の母だったから。
で、マイナー種牡馬だったチチカステナンゴの血をたどってみると、なんとその三代母に、こちらもノーザンダンサー系のなかではマイナーだった「ファビュラスダンサー」の名前があるではないか!というかなりのこじつけ。
ファビラスラフインといえば、レコードの第1回秋華賞の勝ち馬。今回もある意味「第1回の高速京都」に通じることも後押しして、思い切って勝負したい。武騎手がどこかでインに潜り込んでためてくれるようなことがあると、四強の一角を崩すこともあるかもしれない。そこは当然わかっていると思うし、そこだけは手腕に期待。
武さんの体に染みついている「王道競馬」を例によって選択した時点で、まずダメだと思う。
◎ ヒュミドール
○ ジャスティンパレス(最高の枠、並び的にも恩恵デカすぎ)
▲ アスクビクターモア(↑で書いたようなことが起これば逆転あるが乗り替わりはマイナスか)
△ ボルドグフーシュ(頭もあるが、まだ乗り役次第。将来は「誰が乗っても」の器)
△ ディープモンスター(そろそろ素質開花も)
△ タイトルホルダー
△ マテンロウレオ(前走見る限り距離延長○ 下げてインとるかも)
△ ディアステマ(スローになったときに意外性発揮)
重注 ブレークアップ
予想される以上に雨の影響が残るようなら内枠のメロディーレーンも押さえたい。
そして昨年不運な事故があったシルヴァーソニック(父オルフェーヴル)は、レーンを配してきても正直足りないとは思うが、あの不運を乗り越えて同じ舞台にたどりついたのだから、今度こそ(どんな形であれ)幸あれと願う。
まあ新旧レジェンド(級)ジョッキーの悪口をこれだけ言ったんだから、馬券はまず当たらんよなぁ・・・
それと、まだ枠順は見ていないが、今日の青葉賞についてもこのあとすぐに掲載する。印はつけないが、私が印をつけそうな馬をはずして馬券を買って、ぜひ当てていただきたい。
【優れたyoutuberが解説】日本の、世界のほんとうの姿
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