2013年03月23日
日曜中京〜第43回高松宮記念(G?T)他
今週は注目の高松宮記念がメインということになるが、ここにはロードカナロアが出走します。以上!(←もういいですね・・・)
まあロードカナロアが出走することは確かに間違ってはおらず、しかもこのロードカナロアが現在世界で一番強いスプリンターである可能性も非常に高いと考えられるから、ここはロードカナロアがどんな走りを披露してくれるのか、これは無条件に注目ということにはなる。
このところ、マイル以下の短距離路線は、日本の競馬のレベルが果たしてどうなの?という、いささか悶々としなければならない時期が長かったが、しかしこのロードカナロアがそういういやぁーな流れをバッサリと断ち切ってくれたから、競馬ファンとしてロードカナロアにはぜひ「さすが!」と思われるような走りを期待したい気持ちも強い半面、しかしいざ馬券の話となると、ロードカナロアがそんなに不動の軸馬として信頼できるの?という部分も正直ある。
火曜日あたりにも少し書いたが、中京の芝コースは、開催が短縮されて、開幕後の良好な馬場状態がキープされたまま日程を終えてしまう函館、札幌以上にタフな洋芝コースであるという点で、ロードカナロアの走りは本当に信頼してよいのかという疑問がどうしてもぬぐえないのである。
その根拠は昨年の春から夏にかけて。
カレンチャンが一昨年の暮れに香港スプリントにチャレンジしたことはおそらくみなさんも覚えていることと思うが、あのときカレンチャンは輸送トラブルのあおりをまともに食ってしまい、香港スプリントで力を発揮することができず、しかもその影響は大きく長引き、復帰はオーシャンステークスまでずれこんだ。
そしてそのオーシャンスSでも、カレンチャンの本来の走りからは程遠い内容の4着と敗れていた。
そのころロードカナロアは、完全に本格化したと思われる破竹の勢いだったことも記憶に新しいところ。
しかし、本番の高松宮記念では、おそらくまだ完調には達していなかったように個人的には見えたカレンチャンが、ロードカナロアを最後まで抑え込んで王位を防衛したのだった。
そのとき私は「あれ、ロードカナロアはカレンチャンに本当に力負けをしたの?」と自問自答したことをよく覚えている。
そして6月の函館スプリントステークスで、断然人気のロードカナロアは、よもやの2着に敗れ、そのとき私は「あ、やっぱりあれは力負けではなく、ロードカナロアは洋芝の適性がそれほど大きくないんだな・・・」という印象を受けたのである。
まあ私の印象など、基本的には正しいことはないし、あのころよりも数段パワーアップし、しかも昨年ほど重い馬場ではない今年の中京なら、今のロードカナロアにとって不安材料にはならないのかもしれないが、馬券を考えたとき、ただお金がいっぱいほしいからという理由で「ロードカナロアわ来ないの!」なんて言い張るのはあまりにも大人げないということで、今回は無理やり理由をコジつけて、ロードカナロアの評価を下げることにした。
まあ、香港の洋芝はこなしているから問題ないとは思うが・・・
ただ、血統的にもロードカナロアは平坦巧者だと思う。
で、ロードカナロア以外で注目を集めるのが、さすがにG?Tだけあって非常にレベルの高い組み合わせになっている。
中でも、まるで昨年のロードカナロアを見るような破竹の勢いのサクラゴスペルを筆頭に、力をつけたドリームバレンチノ、悲願のG?T制覇を目指すサンカルロ、どうやら復調してきそうなマジンプロスパー、これまで不運が続いたダッシャーゴーゴーなど、役者は十分そろっている。
この中から本命を決められればそれだけ的中確率も高まるとは思うものの、これだけのメンバーを相手に、ロードカナロアが一本かぶりなのだから、ここは一発逆転大ホームランを狙って夢を買うのも悪くはないかな・・・という考えから、思い切って戸崎騎手のフィフスペトルから入る。
フィフスペトルはデビュー2連勝を洋芝の函館で飾り、早々と重賞ウィナーとなった。
その後も稍重のマイルCSで2着など、G?T戦線でも活躍があるから、決して早熟タイプではない。
枠はロードカナロアの隣で、しかも自信満々に外を回しそうなロードカナロアを見ながら競馬できるという点では、願ってもない枠になった。
本来マーク屋で、しかし切替が早い戸崎騎手、一発ならこのタイプだと思う。
そして、相手はダッシャーゴーゴーにした。
なんと大外を引いてしまったのがちょっとショックなのだが、川田騎手もこの馬に対する思い入れは強いだろう。
基本的にペース判断がうまいジョッキーではないが、ときどき信じられないような神がかった騎乗を見せるだけに、ダッシャーへの「恩返し」のためにも、今回はそういう騎乗を見せてもらいたい。
そして単穴は、これこそ本当の意味で「一発」を期待しているシルクフォーチュンにした。
この馬の強烈な末脚はすでに知られるとおりだが、それにしてもあの脚は、少なくともダート専用という種類の末脚であるようにはどうしても思えない。
強いがのいるのは重々承知しながら敢えてここにチャレンジしてきているのだから、勝算があってのことではないか。
押さえの筆頭は、絶好調のサクラゴスペル。
初めて強い相手との対戦となるが、今の勢いならやれて不思議ない。
それから、中京の芝はいかにも合いそうなエピセアローム。
あとは悲願のサンカルロと力つけたドリームバレンチノ。
もちろんロードカナロアは押さえるつもりだし、マジンプロスパーも3着なら十分あると思う。
それより何より、まずは日経賞、当てるぞ!
◎ フィフスペトル
〇 ダッシャーゴーゴー
▲ シルクフォーチュン
△ サクラゴスペル
△ エピセアローム
△ サンカルロ
△ ドリームバレンチノ
△ ロードカナロア
それから、高松宮記念の裏開催になるマーチステークスについてもひとこと。
日曜中山〜第20回マーチS(G?V)
荒れるハンデ戦!荒れろよ荒れろ!
アレアレ・・・って言ってる間に大穴馬が・・・
◎ ナリタシルクロード(江田照!土日逃げちゃえ!)
〇 フレイムオブピース(減点材料なし)
▲ マイネルスターリー(血統的にやれて不思議なし)
△ ナイトフッド(この子のお母さんが好きでして・・・)
△ タカオノボル(孝雄!登る!←意味なし)
△ コスモファントム(久々走る)
△ ジョヴァンニ(小回り得意)
△ グランドシチー(能力右翼もハンデと下降線が・・・)